あなたの記事は【あなた】が主語になっていますか?|読まれる文章に変わる「Youメッセージ」の魔法
◆ 「アイ」メッセージと「ユー」メッセージ
noteで記事を書いていて、あなたはこんな経験ありませんか?
「がんばって書いたのに、反応が薄い…」
「自分の想いを綴ったのに、読まれている気がしない…」
それ、実は 「主語」の違いが原因かもしれません。
文章には、主に以下2つの種類があります。
アイメッセージ(I message)と
ユーメッセージ(You Message)
この2つの違いを、まず簡単に整理してみましょう。
アイメッセージ:わたしを主語にした文章(例:「私はこう思います」「私はこんな経験をしました」)
ユーメッセージ:あなたを主語にした文章(例:「あなたはこう感じたことはありませんか?」「あなたも、きっとこういう場面に出くわしたことがあるでしょう」)
◆ アイメッセージより、ユーメッセージの方が読まれる理由
私たちはつい、自分の想いや体験を誰かに届けたくて…
「私はこう思った」
「私はこう行動した」
「私はこういう体験をした」
そんな文章を書いてしまいがちです。
でも、よく考えてみてください。
あなた自身が、noteやSNSで記事を読むとき、他人の自分語りを、どれだけ興味を持って読んでいますか?
たとえば、全く知らない人が「昨日、銀座で美味しいパフェを食べた」という記事を書いていたとして、その人が有名人でも友達でもなければ、あなたは興味を持つでしょうか?
おそらく、ほとんどの場合スルーするはずです(大のパフェ好きやパフェ研究家なら興味を示すでしょうが…)
◆ 人はみんな「他人」より「自分」に興味がある
これは脳科学や心理学的にも証明されています。
人間の脳は「自分」に関係する情報に対して、本能的に強く反応するようにできているからです。
「私の人生観」よりも「あなたの人生が変わる言葉」
「私の失敗談」よりも「あなたが陥りやすい落とし穴」
「私の体験談」よりも「あなたにも起こり得る現実」
このように「主語」を変えるだけで、読者の没入感はまるで変わります。
◆ 自分語りが読まれるのは「人気商売」の人だけ
芸能人、スポーツ選手、有名作家、カリスマ経営者など「その人の存在そのもの」にネームバリューがある人は、アイメッセージでも成立します。
でも、僕たちのような凡人クリエイターがまだ名もないうちから、延々と自分の話だけをしていても、残念ながら読まれません。
noteは、読者ファーストのメディアです。
「あなたに役立つ」
「あなたに気づきを与える」
そんな「ユーメッセージ」が主語になって、初めて読まれるようになるのです。
◆ 自分の経験を書くなら、必ず「あなた」への変換を
ここで勘違いしてもらいたくないのは「アイメッセージ」が悪い、と言っているわけではないということです。
特に自己紹介記事を書くときや、自分の体験や想いを綴った記事を書くときは、文章の熱量やリアリティを高めるために「アイメッセージ」というのは、とても大切です。
しかし、そこに「あなた」という主語への変換がなければ、それは単なる「独り言」で終わってしまいます。
たとえばこんな具合に工夫できます。
「私は過去に○○で失敗した経験があります」→「もしかして、あなたも、○○でこんな落とし穴にハマっていませんか?」
「凡人でポンコツの私でもこの方法でうまくいきました」→「これは、優秀なあなただったら、もっと楽に達成できる、とてもシンプルな方法です」
このように、「アイ」(わたし)で始まり、「ユー」(あなた)で締める。
常に「読者視点(ユーメッセージ)への変換」を意識するだけで、文章の反応率は確実に変わってきます。
◆ 今日からできる実践ポイント
最後に、この記事を読んだあと、すぐにできる実践ポイントを3つ紹介します。
① 書いた記事の「主語」をチェックする
1つの記事の中で「私・僕・俺・自分」など「わたし」が主語になっている言葉が何回登場しているかを数えてみましょう。
そして「あなた」という主語を、どれだけ使っているかを確認してみてください。
もし「わたし」という言葉のほうが目立つ場合(多く登場している場合)、それは「独りよがりな自己満足記事」というふうに、読者から無意識レベルで認識され、スルーされる確率が高くなります。
僕の場合、記事の内容にもよりますが、1つの記事の中で、ユーメッセージ8割:アイメッセージ2割くらいのバランスになるよう意識して書いています。
② 文章の最初は「問いかけ」で始める
「あなたはこう感じたことはありませんか?」
「もしかして、あなたも今、こういうことで悩んでいませんか?」
など、読者に寄り添うような問いかけで始めると、読み手の心が開かれやすくなります。
③ 経験を「教訓」として届ける
単なる自分語りではなく、たとえば…
アイメッセージ:「私はこの経験から○○を学びました」
↓ユーメッセージ:「あなたもこれからきっと同じような場面に出くわすと思います。その時、ぜひ今回の話を思い出してください」
このように「アイメッセージ」から始めた場合は、未来の読者に役立つ「ユーメッセージ」へと変換しましょう。
◆ 読まれる文章とは「あなた」のために書かれた文章
noteというメディアは、個人の声を届ける場所であると同時に「他者に役立つ価値」を届けることで信頼を築く場所でもあります。
だからこそ、アイメッセージだけでは不十分。
読者の心に届けたいなら、ユーメッセージに切り替える勇気を持ちましょう。
あなたの書く文章は、読者にとって「自分の物語」に感じられているか。
ぜひ今日から、主語に「あなた」を添えてみてください。

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