『王様戦隊キングオージャー』 第20話「王と王の決闘」 感想
概要
放送局:テレビ朝日系列
放送日時:2023年7月16日(日曜日) 9時30分~10時00分
脚本:高野 水登
監督:山口 恭平
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋 (特撮研究所)
番組公式サイト リンク
感想
今回は『第一章 完』といったところでしょうか。『キングオージャー』の中でもとりわけ熱く見ごたえのある回でした。
みんな(特にギラとヤンマとジェラミー)がやらかしたせいで、ラクレスの失脚はもう少し先に。リタ様からしたらこっちの方が腹立たしいでしょう。ゴッカンでギラくんと高笑いVS絶叫のセッションをしていました(リタ様には申し訳ないが、あのシーンはテレビの音量を少し下げつつ腹抱えて笑いました)。
そして迎えた決闘裁判。最初はラクレス/キングオオクワガタオージャーが優勢でしたが、オージャクラウンをラクレスから奪い取った(取り返した?)ギラがキングクワガタオージャーになると形勢逆転。そしてギラはラクレスを倒し、正式にシュゴッダムの国王となったのでした。
途中、ギラがラクレスに「自身の悪行を国民に詫びれば降参する」「今からでもかつての理想を叶えるため戦ってほしい」という姿は感涙もの。「いくら今が邪知暴虐の王と言えど、ギラの中でのラクレス像にはまだ"あの日の優しい兄"が残っているんだな」とか、「ギラはラクレスの政治力や統率力は認めていて、それを正しい方向に用いてほしいんだな(許せない相手であっても、そうやって認めるべきところはそうできるギラは人間が出来てるな)」とか、なんかこう"感無量"でした。"邪悪の王"を自称していた彼がこれからどのような王様になるのか、この眼にしっかりと焼き付けたいです。
一方で、ラクレス王に対しては「何か"裏"があるのでは…?」という疑惑と、そうあってほしいという願いが深まりました。ボシマールが実はカメジムの擬態だとわかった時の表情といい、最初に言った言葉が本物のボシマールを案じるものであったことといい、その後サナギムの群れに向かおうとする姿といい、単なる"邪知暴虐の王"には見えないんですよね。忠臣の死を悼むと同時に、それに気づけなかった自分にはらわたが煮えくり返っているように見えるというか。それに、「本性」をあのタイミングで国民に披露したのもひっかかるんですよね。あのラクレス王が「この瞬間も全国中継されている」ことを失念するとは思えないし、むしろそれを利用してのアレな気もする。買いかぶりすぎかもしれませんが、「自分の信頼を失わせることで、(優しすぎるが理想を失っていない)弟に無理なく王位継承させる」という狙いがあったのでは…?と勘繰ってしまいます(もっとも、それはそれで「弟の意向を無視したエゴイスト」であると思いますが)。
崖落ちということは十中八九生きているので(なんてこと言うの)、あるとすれば今後ラクレス王の真意が見せられることを望みたいです。
…とはいえ、もしラクレス王に"裏"があったら、キングオージャーの何人かは「シュゴッダムの大通りを裸で走ってやる」レベルの償いをすることになりそうですが(元ネタは「ロブ・ディブル イチロー」で検索)。
