夜の札幌スナップ 晩秋
大通では大体この時期からクリスマスにかけて「ミュンヘン市」という催しが行われる。ドイツのミュンヘンと姉妹都市の関係にある札幌ならではの取り組みだ。ちなみに豊平川に架かる橋の一つに「ミュンヘン大橋」という橋があり、生活圏だったので周辺に遊びに行く事もあった。

キャンドルを入れるものを販売していた。俺はキャンドルを灯すなんてオシャレな事をしないが、見ているとなんだか欲しくなってくる。見ていると本当に綺麗で、心が洗われる感覚だ。

今回のミュンヘン市だけで販売されているこの商品は、かなり食指が動いた。一期一会って結構心が揺らぐんだけど、ここは我慢して雰囲気だけ味わうことにした。キャンドルなんて灯さないしと言い聞かせて。

溶けた雪が路面を濡らしている。その向こう側にイルミネーションが灯っていたので、「これは」と思ってシャッターを切る。X-E5はチルト式の液晶を備えているので、地面スレスレの位置からでもしっかりと構図が確認できる。

場所を移して今度は札幌駅だ。白樺に結ばれたLEDが綺麗。後ろのカラフルな明かりも綺麗にボケてくれて良かった。イルミネーションって遠くで見るから綺麗なのであって、寄って見ると大体はガッカリするんだけど、これは寄って良かったと思う。

足元もプロジェクションマッピング的に灯されている。雪のマークがグルグルと回っていて、暫く見入っていた。ちなみに雪の結晶は気象条件によって出来る形が何種類もあるらしい。新さっぽろの科学館でそういう風に説明がされていたのを覚えている。

札幌駅前のライトアップは小規模ではあるが、しっかりと見応えがある。これまで大通でライトアップがされているのは知っていたが、札幌駅や後述する赤レンガテラスでも実施されている事は知らなかった。


赤れんがテラスでは青をメインに据えたライトアップが行われていた。こういう時はズームレンズが欲しくなるが、沼にハマるとそれこそ散財地獄に陥るので自重しよう。朝に積もっていた雪は、すっかり溶け切っていた。この時期の北海道にはよくある事だ。



場所を大通に移して。大通がメイン会場なだけあって、規模はダントツだ。そういや光の回廊的な場所は毎年クリスマスが近くなると妻と一緒にくぐっていたな。こんなにも早い時期からライトアップがされていた事は意外と知らなかったな。

すすきの交差点にあるニッカの看板って、実は背景の色が移り変わっているのだ。この時はたまたま青信号と色が被っていたので急いでシャッターを切った。ニッカの背景が変わるのって、札幌市民でも知っている人は多くない。

三連休という事もあり、すすきのの街は賑わいを見せていた。普通の週末だと、雪まつりの時期でも無い限りこうも混雑することは無い。


何でも夢中になっていると時間を忘れる。この日は終電の時間まで飲んでいた。最終列車が去った地下歩行空間はご覧の通り。普段人のいない大通駅を見ることがないので、これはこれで新鮮だった。


夜の街も出歩けるほどに、心身にエネルギーが溜まっていくのを実感する。元々フットワークが軽いので、いつもの調子を取り戻したという言い方が近いのかもしれない。鬱で動けない布団の中で、航空券を予約した自分に最敬礼を。
