勝率が高いのに負ける人、勝率が低くても勝つ人の違い
17歳からパチプロとして勝負の世界で生きてきました。良い年には600万円から800万円ほど稼いでいましたが、その世界で何より不思議だったことがあります。
それは、勝率が高い人ほど勝っているとは限らないということです。
毎日のように勝っている人が、数か月後には姿を消している。
反対に、負ける日も多い人が、何年も勝ち続けている。
最初は、その違いが分かりませんでした。ですが勝負の世界で長く生きているうちに、一つだけはっきりしたことがあります。
勝率と収支は、まったく別の話だったのです。
勝率が高いのに負ける人
パチンコ店では、勝率の高い人を何人も見てきました。
「今月は20日勝った。」
「昨日も勝った。」
そんな話をよく聞きました。ですが、年間で見ると負けています。
なぜか。
一度負けた時に、それまで積み上げた利益を一気に失ってしまうからです。
普段は数千円、数万円を積み重ねます。ところが取り返そうとした一日で、その何倍ものお金を失います。勝率は高いのに、お金は残らない。
そんな人は珍しくありませんでした。
勝率が低くても勝つ人
反対に、毎月負ける日が多い人もいました。
「また負けた。」
そんな会話をしているのに、年間ではしっかり利益が残っています。
見てみると、一つだけ違いがありました。
負ける時は、小さく負ける。
勝つ時は、大きく勝つ。
それだけです。
負けても感情で追いかけません。
期待値がなければ打たない。
期待値がある時だけ勝負する。
だから勝率は高くなくても、お金は残っていました。
私が見ていたのは勝率ではありません
パチプロだった頃、勝率を気にしたことはほとんどありません。
見ていたのは期待値です。
今日勝てるか。
今日負けるか。
そこは運の要素もあります。ですが、期待値がある台だけを打ち続ければ、長く見た時に利益は残ります。
だから一日負けても気にしませんでした。
反対に、大きく勝った日ほど慎重になります。
本当に判断は正しかったのか。
運が良かっただけではないのか。
その確認を繰り返していました。
FXでも同じでした
FXを始めて驚いたことがあります。
「勝率90%」
「10連勝」
そんな数字を見ると、すごいと思ってしまいます。ですが、その数字だけでは何も分かりません。
一度の損失で、それまでの利益を失う運用もあります。反対に、勝率はそれほど高くなくても、利益が積み上がる運用もあります。
だから私は勝率を追いません。
見るのは、長く続けた時に利益が残るかどうかです。
人生も勝率ではありませんでした
今振り返ると、人生も同じでした。
私は10代でお金を稼ぎました。ですが20代で人生を崩しました。あの頃の私は、「勝っている回数」ばかり見ていました。
目の前の成功です。
今日の利益です。
その選択を10年続けたらどうなるのか。そこまでは考えていませんでした。
人生も、一日だけ勝てば良いわけではありません。長く積み上げられる選択を続けることの方が、ずっと大切だったのです。
最後に
17歳から勝負の世界で学んだことがあります。勝率が高い人が勝つわけではありません。
一回の勝ち負けに振り回されず、期待値のある判断を積み重ねられる人が、最後まで残ります。
だから私は今も、
勝率より期待値を見ています。
利益よりも再現性を見ています。
小さな積み重ねを選び続けています。
それが、元パチプロとして私がたどり着いた「勝てる人」の共通点です。
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