【2026年度版】東京都立高校入試〈英語〉問題分析|読解力×思考力がさらに重視された一年
2026年度東京都立高校入試の英語は、例年の出題形式を踏襲しながらも、**「情報を正確に読み取る力」と「考えを言語化する力」**がより強く問われる内容でした。
本記事では、問題全体の構成を整理しつつ、今年度の特徴と今後の対策ポイントを分析します。
1. 問題構成と全体像
2026年度の英語は、大問4題構成、試験時間50分という従来通りの形式でした。
大問構成
大問1:リスニング
大問2:短めの対話+資料読解
大問3:長文対話(意見・理由理解)
大問4:長文読解(物語文)+内容理解
全体として、
「英語を知っているか」よりも「英語を使って理解できるか」
が評価の軸になっています。
2. 大問1(リスニング):標準だが油断禁物
リスニングは例年通り、
イラスト・状況理解
会話の要点把握
英語での短い記述
という構成でした。
特徴
語彙・スピードともに標準的
ただし「なんとなく聞く」ではなく、話者の意図や選択理由を正確に捉える必要あり
✅ 対策ポイント
選択肢を先読みして、何を聞く問題か意識する
数字・期間・理由など「聞き落としやすい情報」に注意
3. 大問2:資料×対話の複合処理力がカギ
円グラフや時刻表などの視覚情報をもとに、対話文の空所を補う問題が出題されました。
今年度のポイント
グラフと会話内容の一致・ズレを読み取る力
「一番多い」「次に多い」など、比較表現の正確な理解
特に、
「popular」「next to the most popular」
といった表現をグラフで裏付ける問題は、論理的読解力が試されました。
✅ 対策ポイント
グラフ問題は「数値→英語表現」に変換する練習
比較・割合表現(most / next / percent)に慣れる
4. 大問3:対話文で問われる“考えの流れ”
美化委員会の活動を題材とした長めの対話文では、単なる事実確認ではなく、
話者がなぜそう考えたのか
意見がどのように変化したか
が問われました。
注目ポイント
「cleaning」=「快適」とは限らない、という視点の転換
発言の意図を言い換えで問う設問が多い
これは東京都の英語が重視してきた
「考えのプロセスを理解する力」がはっきり表れた部分です。
✅ 対策ポイント
セリフ単体ではなく、前後関係で意味を取る
「this」「that」「it」が何を指すかを常に意識
5. 大問4:2026年度の最大の山場(物語文)
ダンス部の活動を描いた物語文は分量が多く、精神的にも負荷のかかる問題でした。
求められた力
登場人物の心情変化の理解
出来事の時系列整理
「何に気づいたか」「なぜ行動が変わったか」を説明できる力
特に後半は、
「観客の立場に立つことの重要性」というテーマを読み取れるかが鍵でした。
✅ 対策ポイント
物語文は「事件→気づき→変化」で整理
心情語(happy / worried / nervous / realize)に注目
6. 英作文:量より「つながり」
英作文は3文構成で、
前後の文脈に合う
理由や説明を含める
ことが重視されています。
派手な表現は不要で、
✅ 正確な文法
✅ 質問に正面から答える内容
があれば十分に高得点が狙える設計です。
7. 総評|2026年度英語は「読める生徒」が強い
2026年度の東京都立高校入試英語は、
難語は少ない
しかし「浅読み」は通用しない
という、非常に東京都らしい問題でした。
合格に必要なのは
単語暗記だけでなく
「英文を論理的に処理する力」
今後は、
教科書本文の丁寧な精読
「なぜそうなる?」を問いながら読む訓練
がますます重要になります。
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