A slimy house.1-4
空気が歪むことなんてあるのだろうか。
先日見た、インターフォンの事が忘れられない。
怖いとかそう言うことではないのだ。
何故新築の我が家なのか、という点だ。
整理してみて欲しい。
モデルハウスの御札(居候時代)
モデルハウスの澱んだ空気と寒気さ
他絵かけない家主の異常行動
引越し後の裏の展示場
決められた1ルール
地鎮祭に現れた小さな女の子
営業マンが来る度に現れる女の子
新居のインターフォンに映る女の子
こんなところだ。
不思議と怖さはなく、不穏な空気を纏ってる感じがするだけ。
特にこれといって心霊現象は新居にはなく、空気も軽く、新築のいい香りと、空間である。
理想のマイホームと言うべきなのだろう。
我が家の猫たちもとても落ち着いている。
普通の日常に戻ってきている。
とある日、インターフォンが最新モデル機能で
過去の履歴が見れることは知っていたが、
使ったことがない。
ふと何を思ったか覚えてはいないが、覗いてみたくなった。
履歴を遡る…初めは特に何も気になるふしはなかった。
ここ数日の様子に異変が起きていたことがわかった。営業マンの来る日のインターフォンの動画だ。
あの子は居た。また遠くからこちらをむいていた。
その子の周りだけ歪んでいる。
晴れているにも関わらず、湿気って
澱んで見える…。
色んな場面で、はっきり見えるだけに…考えても考えても解らなかった。
前も説明したが、この営業マンにもあの女の子は見えていないだろう。
考えるだけ無駄なのだろうか…。
特別、我が家には異変はない。
私には、何も見えていない。
それでも水に触れるたび、
ぬるり、と空気が歪む気がした。
腑に落ちない…、しかし、
ただの気にしすぎなのだろうと思うことにしたのだ。
ぬるりと歪む空気。
時折感じる…湿度の高い日のような
ぬるっとした感覚を。
360°見回すが、あの女の子は居ない。
そういう日は晴天である。
キッチンの水周り、シャンドレの水周り、
トイレの洗面台、浴室、外の蛇口
これらを使っていると、その光景が浮かぶ。
何も見えていないのに、ぬるりと感じた。
