鉛筆削りが、なかった家
思い出した。
小学生の時、転校する前だから、1年か2年。
クラスで1人だけ、鉛筆削りを持ってない子がいてね。
自動式じゃない、フツーの。グルグルハンドルを廻すタイプの奴ね。
たまたまわたしのBFくんだった。
なんて話は、置いといて。
珍しく眉根を寄せた先生が
「買って貰いなさい」って。
けど、親の方針で、買ってなんて貰えないんです。
ナイフで削ってました。
その子の家に遊びにゆくと、お母さんがサッサ、サッサと削ってるんです。しかも綺麗に、丁寧に。
「買って貰いなさい、って先生が」
その子が言うと、
「余計なこと言う先生だわねぇ。聞かれたんだって?そういう時にね、馬鹿正直にアンタも手を挙げたりするんじゃないの」
不機嫌に言っていました。
西条八十に「鉛筆の歌」(うた、だったかも)がありますが、内容を忠実に再現したかったのかしら?
