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awdmizki
【掌編】異質でした
「異質だと感じた」
それが、第一印象
雨の中、左手に黒い傘に黒いジョギングウェア
笑顔で「はじめまして」っていうのに
右手ではライターをカチャカチャ鳴らしていた
視線が合わないと思っていたら
スカートの裾にその目があると知ったのは
この時ではなかった
ママが、知っている声より高く
「今日から3人で楽しく暮らそうね」
ママの笑った顔が見れることは幸せで
ママが笑っているから、きっと、この先にあるものは幸せなんだと信じれる
ライターをポケットに閉まったら
そっと、雨でうねった髪を3回撫でられ
「仲良くしてね」
目尻の下りは、本当
ザワザワしているのは
雨の中、立って話をしているからか
近所の人に見られたくないからか
このあと家に帰ったら
クラスのみんなみたいに“家族”が
送れるからなのか
「よろしくお願いします」
そう、言えずに口がもごもごする
この時、なぜ、、ここでと振り向く
