6期生はなぜ春組と夏組なのか

乃木坂の6期生は春組と夏組に分けられています。
オーディションの時期によって分かれてはいるものの、正直見ていてそこまでの違いは感じられない。
もちろんメンバー本人らにとっては大きな違いがあることでしょう。
数ヶ月の違いとはいえ、夏組の、特にダンスや歌唱の経験がないメンバーにとっては春組として先に合格してレッスンを受けているメンバーに対して、差をつけられている感覚を抱いたのではないかと思います。
とはいえ、見ている側からすればその差はあってないようなものです。
6期生に限らず、地方組の学生で週末しかレッスンを受けられないメンバーも、都内近郊のメンバーに対して同じ焦りを感じていたのではないか。
春夏の数ヶ月の差は微々たるもので、すぐに埋まってしまう。
この微妙な違いの春組と夏組をなぜ用意したのか。
ここに僕なりの答えが出ました。

最近の乃木坂は特にわかりやすくなっていますが、「赤」と「青」がとても重要になっています。
情熱の赤、冷静の青。
13thバスラ、井上和と中西アルノのファーストテイク、「Same numbers」のMVなど。
「日常」の赤い炎と青い炎もそういうことかも。
前回のインフルエンサーについてのnoteでも赤と青について書きました。
赤と青を混ぜれば紫で、乃木坂カラーになります。

さて、ここで春組と夏組について。
乃木坂といえば、卒業したメンバーも言っていたように、「青春」でもあります。
青春。
青い春です。
これ、春以外にもあるんです。
「白秋」なんかは馴染みがあるのではないかと思います。北原白秋という歌人がいますから。
陰陽五行思想で、季節ごとの色があり、春は青なので、青春。
秋は白なので、白秋。
冬は玄(くろ=黒)で、玄冬。
夏はもうイメージ通りでしょう、朱夏。つまり赤なんです。
春と夏、青と赤。

6期生が発表される前に引用されたシェイクスピアの「ソネット」。
春は別れ、夏は永遠の夏でした。
春組のティザーは「シンクロニシティ」、夏組は「裸足でSummer」。
「シンクロニシティ」は初期の乃木坂で主人公と言える存在の生駒里奈が最後に参加したシングル。
発売時期は、春。春にして君を離れ。
「裸足でSummer」は最後の1期生のひとりとして活躍した齋藤飛鳥の最初の表題センター。
発売時期は、夏。太陽が似合う君を、夏の日に喩えようか。
別れの青、冷静の青。
永遠の赤、情熱の赤。
春組と夏組は、単なる6期生のチーム分けにとどまらず、今の乃木坂が持つ二面性の象徴として用意されたのではないでしょうか。

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