2026年2月19日03時40分発表短期予報解説資料
1.実況上の着目点
① 500hPa5220~5400mの深いトラフが北~東日本を通過中(21時観測の秋田500hPa -39.5℃)で、低気圧が北海道の西を東北東進。北~東日本では、日本海側を中心に850hPa -12℃以下の寒気が流れ込み、3時間で10cm前後の降 雪を観測。雷を検知。
② 急速に発達中の低気圧が前線を伴って日本の東を北東進。
③ ①②の低気圧や前線の影響 で、北~西日本では強い風が吹き波が高くしけの所がある。特に北海道地方では、雪を伴って大荒れや大しけの所がある。
④ 高気圧が華中を東南東へ移動。吹送距離の長い北よりの風の影響で、南西諸島では波が高い。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 19日は、1項①の低気圧は朝までに北海道地方に進んで不明瞭となる。上層トラフは次第に寒冷渦 となって千島の東に進み、1項②の低気圧はその直下に入る。これらの低気圧の影響で、強い風や非常 に強い風が吹き、波が高くなりしける所がある。北海道地方では19日は、猛ふぶきや吹きだまりによ る交通障害、高波に警戒。東~西日本では19日は、北日本では20日にかけて、強風や風雪、高波に注 意。また、大気の不安定な状態は解消に向かうが、北海道地方に進む低気圧や寒気の影響で、強い降 雪が残って大雪となる所がある。北~東日本では19日は、大雪や着雪、なだれに注意。
② 20~21日は、500hPa 5520m付近のトラフが西~東日本を通過し、500hPa 5700m付近のトラフが南西 諸島や小笠原近海を通過する。地上では、低気圧が日本の南に発生して東へ進み、別の低気圧が関東の東を北東へ進む。低気圧に向かう下層暖湿気と上空寒気の影響で、大気の状態が不安定となる所が ある。伊豆諸島では20~21日は、落雷や突風、急な強い雨に注意。
③ 1項④の高気圧は、19日は東シナ海に移動し、20~21日は日本の南に中心を移す。一方、21日は、500hPa 5220m付近のトラフに対応する低気圧が中国東北区を東北東へ進み、夜までに500hPa 5400m付近の強風軸に対応する前線が華北~朝鮮半島付近で顕在化する。高気圧に覆われて晴れる影響や、高気圧後面から低気圧及び前線に向かう暖気の影響で気温が上がり、21日は北~西日本の850hPaの気温が平年より10℃前後高くなる。北~西日本の積雪の多い傾斜地では21日にかけて、なだれに注意。ま た、日本海や東シナ海では南西の風が次第に強まることにも留意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 降雪 量(06時からの24時間):北海道25cm。
③ 波浪(明日まで):北海道6、東北・伊豆諸島・北陸・中国4、 東海・近畿3m。
④高潮(明日まで):大潮の時期。北海道地方では注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
量的な予報については、今後の状況により変化する場合がありますので、注意報・警報や全般気象情報等に記述する数値を利用願います。
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