カツカレー 心に光る 流れ星
2006年2月、彗星のごとく舞い降りたバーガーがいた。
ご存じだろうか。あの、
モスライスバーガー カツカレーを。

当時パンが苦手な私にとって、ハンバーガーはポテトのつけ合わせみたいな存在だった。
ポテトだけだと栄養が偏るかも。という理由でハンバーガーを食べていたから、選ぶのもとりあえずのものだった。
だから、ごはん党の私には、モスのライスバーガーがまばゆい黄金色に光って見えた。
とくに「ライスバーガーやきにく」が。
たまには別のものを試そうと思うのだが、レジにいくとそれしか目に入らない。
「やきにく」の引力は強力だった。
そんな私と「やきにく」の間に、突然空から流れ落ちてきたようにあらわれた「カツカレー」。私はびっくりした。
手のひらサイズのカツカレーってありなの?
考えてみれば、焼肉丼だって、天丼だってもともとは手のひらサイズじゃないから別に不思議はない。
カレーだってご飯のベストパートナーだ。
なんでだろう。
丼は、ギュッってすればバーガーにできそうだけど、カツカレーはカレー皿に入った半固形、勝手にできないと思いこんでいたのかもしれない。
そんなことない、やればできるよ。って、モスに教えてもらった気がした。
「やきにく」より気になる存在になった。
それでも2ヶ月間の期間限定にした辺り、不安もあるのかと勝手に考える。
あっちは常勝、こっちは挑戦者。
王者「やきにく」にはやっぱり敵わないのでは…あとやっぱり、皿じゃないとカツカレーは難しいんじゃない?
期待と不安がシェイクされたまま、ひとくちほおばる。
…すごい!しっかりカツカレーじゃん!
サクサクとしたカツの衣に、食べ応えのある肉の食感。
スパイシーなカレーソースが、ちゃんと独立して存在しているから、味の濃淡の変化を楽しませてくれる。
アクセントのキャベツもシャキシャキとして、高カロリーのカツやカレーをみずみずしくほぐしてくれる。
なによりも、やっぱりカレーにはライス!ライスでしょ!
かつサンドやカレーパンでは味わえない、米とカレーのマリアージュをワンハンドで味わえる。
すごい!すごいよ、モス!
気軽に食べられる形態に姿を変えながらも、ちゃんとカツカレーらしさと満足感を与えてくれる、モスのこだわりとアイデアに感動した。
私は夢中になって「カツカレー」との短い春を謳歌した。
あの衝撃と感動は、20年近くたった今でも鮮明に思い出せる。
今の、「やきにく」との生活に不満はない。でも、
もう一度あの流れ星にめぐり会いたくて、今もときどき、夜空に思いをはせてみる。
note界に彗星のようにあらわれた、お疲れカツカレーさんの「おつカレー杯」参加記事です。
どうか、書評が当たりますように!
と流れ星に願いを込めて。
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読んでくれてありがとう!うれしいです。