AI時代にこそ要件定義とRDRAを学ぼう
TechRAMEN 2025 Conference スタッフの国定 (@92thunder) です。
旭川に移住してみたら、翌年から TechRAMEN Conference が開催され、2回目となる今年も開催されるということで超ラッキー移住だなと感じています。
今年のハンズオンでは神崎 善司(@zenzengood)さんをお招きして、「実践要件定義 RDRAを使って実際の要件を定義する」を教えていただきます。なぜこのハンズオンを開催するのか、AI時代に要件定義を学ぶ意義は何なのか、自分なりの言葉で説明してみたいと思います。
なぜ要件定義ハンズオンをやるのか
要件定義や設計について、本やインターネット上の資料で学ぶことはできるものの、現場の先輩から教えてもらう機会はそう多くないと考えています。要件定義をプロから直接学ぶことによってソフトウェア開発のベースとなる基礎力の底上げになると考えています。特に北海道内の企業での開発に携わっている方にとっては貴重な機会になると考え、今回のハンズオンを神崎さんに依頼することに決めました。
AI時代に要件定義・RDRAを学ぶべき理由
RDRAについては以下をご参照ください!
RDRAは価値に着目している
AI技術の発達により、コーディング作業の自動化が進んでいます。しかし、ユーザが求める価値やビジネスとして達成したい内容の理解度が低ければ「顧客が本当に必要だったもの」を作り上げることはできません。プロトタイプ開発の速度向上によって何度も作り直すことはできますが、一部の体験を確認するだけでは、他のアクターやシステムの裏側を意識した全体の俯瞰が見えづらくなります。
RDRAは役に立つシステムを作るための要件定義手法であり、全体を俯瞰しながら価値や要求を明確に言語化することに長けています。AI時代のソフトウェア開発においても要件定義を学ぶことで、無駄なものを作らず素早く正確に問題解決するための土台を再構築することができると考えます。
複雑化するシステム要件の整理の手助けに
AIの活用によって開発スピードが向上し、従来では手をつけていなかった問題についての対応も加速します。その結果、システムと人や外部システムとの境界はより複雑化し、既存システムの整理もより複雑になります。
AIチャットボットなど、各分野での生成AIを活用した開発案件が増えることでシステムの複雑化が進むと予想します。AI機能を含むシステムの要件定義は従来以上に複雑で、技術やインタフェースの多様化、学習データ、アルゴリズム、倫理的配慮など新たな観点が増えてきます。
RDRAは複雑化するシステム要件を体系的に整理・分析する手法として、AI時代においても有効です。開発チーム、ビジネスサイド、エンジニア間の共通言語として機能し、要件の可視化により専門分野の異なるメンバー間での理解を促進します。
今年のハンズオン内容
今回のRDRAを使った要件定義ハンズオンの内容について簡単に紹介します。
以下の内容を神崎さんから直接学ぶことで、初学者・中級者に関わらず、必要とされるものを開発するための力の底上げになると考えています。
上流工程全般について
要件定義の位置付け
RDRAとは
RDRAを使った要件定義のグループ演習
演習テーマは参加者の皆さんが興味を持ってもらえるようにTechRAMENならではの新作を用意
(参加者からの際どい質問にも答えられるようスタッフと神崎さんで鋭意作成中…😣)
そんなハンズオンのチケットはこちらから!もちろんハンズオンに参加しても目玉のキーノート・パネルディスカッションも見れます!
さらに後日祭でCursorを使ったRDRA要件定義を体験できる…!
なんと神崎さんが替え玉おかわりで本祭翌日にもCursorを使ってRDRAを体験する講座を開いてくれることになりました!こちらではCursor Agentを活用して要件定義から画面のモック作成まで体験できるかもしれません…!
要件定義手法のRDRA(Relationship Driven Requirement Analysis)をLLMを使って自動化するツール「RDRAZeroOne」と同じことをCursorのAgent機能を使って実現する方法を体験します。
後日祭の申し込みはこちらから!
さいごに
実は神崎さんには3日連続で JaSST’25 Hokkaido → TechRAMEN 2025 Conference(ハンズオン・パネルディスカッション) → 後日祭 という鬼スケジュールをこなしていただくことになってしまいました。改めて感謝申し上げます。
自身としてもエンジニアからロールチェンジしたタイミングということもあり要件定義に関わる場面が増えてきたので、今回のハンズオンを担当させてもらえることをとても楽しみにしています。参加者の方により多くの学びを持って帰ってもらえるように準備を進めていきます。
