〈1954~67年の8本〉 村山匡一郎選出【フィルム・ノワール傑作選:17本】の「前半の8本」

_以下に挙げる作品リストは、日本で公開されたフィルム・ノワールのほんの一部にすぎない。フランス映画のノワールな伝統とアメリカ映画のギャングものとを見事に調和させたといわれる『現金に手を出すな』(※1954年)から現在(※1988年)にいたるまでのフィルム・ノワールの流れを年代順に追ってみた。五〇年代以降のフランス映画におけるノワールな系譜をたどる参考になれば、と思う。
ド素人の戯言(たわごと)ですが、個人的には「ハードボイルド映画」を「ノワール映画」に含むのは違和感がある。勝手ながら私は「ハードボイルド映画」に〈ユーモア〉を求めています。評価は高いけれど私があまり好きではない「ハードボイルド映画」の『マルタの鷹』と『チャイナタウン』には〈ユーモア〉を感じられない。この2作は個人的に「ノワール映画」です。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
◆『現金(げんなま)に手を出すな』(1954/仏+伊) ジャック・ベッケル
◆『悪魔のような女』(1955/仏) アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
◆『男の争い』(1955/仏) ジュールス・ダッシン(←監督名)
◆『死刑台のエレベーター』(1958/仏) ルイ・マル
◆『勝手にしやがれ』(1960/仏) ジャン=リュック・ゴダール
◆『勝負(かた)をつけろ』(1961/仏+伊) ジャン・ベッケル
◆『いぬ』(1962/仏) ジャン=ピエール・メルヴィル
◆『冒険者たち』(1967/仏+伊) ロベール・アンリコ
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -















再びこれらの名作に泣き給え。 名作は死なずとはまさにこれである。いくたび見るも涙があふれるにちがいない。そこに 名作の“いのち”を知るからだ。私たちは常日ごろの多忙に追われ、身も心もかわききる。人と争い、人を憎むのは、その疲れからである。人間の健康法はまず“こころ”からなのだ。いまここに集められた不死の名作が、再びあなたを酔わし目に涙をあふれさせることであろう。その涙、その感激の心が、実は人間にとって一番必要なのである。映画はただ の娯楽ではない。 (解説/淀川長治)



https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v615365925



※※※※※※※※後半の〈1967~1983年の9本〉に続く※※※※※※※※
*****関連投稿*****
#フランス映画 #フィルム・ノワール #VHSビデオのジャケット写真 #VHSコレクション #村山匡一郎 #ミステリマガジン #選者別VHSコレクション
