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旅にどのカメラを持っていく?──結局「写ルンです」が最強な3つの理由

旅行に出るたび、カメラをどれにするかで悩みます。
重いけど安心なミラーレス一眼、軽いけど少し頼りないコンデジ、そして「写ルンです」。

全部持って行ったことがありますが、結局いちばん記憶に残っているのは「写ルンです」で撮った写真なんですよね。

このnoteでは、私が旅で実際に使ってきた3つのカメラを比較しながら、なぜ「写ルンです」の写真が最強なのかを考えていきます。


旅先に持っていったことがあるカメラたち

① FUJIFILM X-T5(ミラーレス一眼カメラ)

FUJIFILM X-T5

約1年前に購入した富士フイルムのミラーレス一眼カメラです。買って以来、旅先では常にこのカメラを持ち歩いています。

カメラのスペックには疎いので細かいことはわかりませんが、私にとっては申し分ない画質です。風の粒まで写るような写真が撮れます。このカメラを買ってから、写真を撮る時間がぐっと楽しくなりました。馬鹿みたいに何でもバシャバシャ撮っていますが、どれもいい感じの写真になるんですよね〜

この「ただ課金しただけなのに自分がうまくなった気がする錯覚」、けっこう好きです。それゆえにカメラの沼は深いと言える。

X-T5で撮ったカオサン通り - 熱気が伝わってくる気がする?

ただ、このカメラ、重いんです。

標準ズームレンズ(XF16-50mm)を付けると、だいたい0.7kg。もちろん X-T5 より重いカメラはたくさんあるし、ミラーレス一眼の中ではむしろ軽い部類に入るのですが、それでも重い。

私は旅先でけっこう歩くので(むしろ歩くために旅行している)、一日中0.7kgのカメラを首から下げてるのは大変ですね。夕方には首が悲鳴を上げます。

だからといって、ふと目に留まった美しい瞬間を撮り逃すのはもったいない。結局、このカメラを持っていかないという選択肢はないというジレンマです。

② KODAK PIXPRO FZ55(コンデジ)

KODAK PIXPRO FZ55 - 構えているのは妻

軽いし、安いし(2万円ぐらいだったかな)、ポケットに仕舞えるサイズ感。
街歩きにちょうどいいカメラです。撮れた写真のフィルムっぽい質感も素敵です。

サッと取り出して撮れる気軽さが良いです。
シャッターを切るまでのハードルが低いため、旅のリズムが軽くなる気がします。
撮れた写真の少しざらっとした質感も、どこかフィルムっぽくて好きです。

FZ55で撮った中正紀念堂の入口 - フィルムの質感ある

ただ、あとで写真を見返すと、「悪くないけど、何かが足りない」と思います。風の匂いとか、空気の湿り気みたいなものが、あまり伝わってこないというか。

まあ、これはコンデジの限界かもしれません。(というか自分の技術的な問題もおおいにあります)

③ 写ルンです(使い捨てフィルムカメラ)

そして、「写ルンです」です。こちらも富士フイルムのカメラです。

写ルンですで撮ったお気に入りの一枚@キルギス

最近値段が上がりましたね〜

昔は1,000円ぐらいだったのに、今は3,000円以上します。27枚しか撮れないため、1枚あたり110円以上…これはシャッターを切るときのプレッシャーがすごい。

そして、旅の途中で残り枚数を気にしながら撮るあの感じ、ヒヤヒヤしますよね。「写ルンです」を使ったことがある人ならわかると思います。余らせるのももったいなくて、フィルムを使い切ろうと旅の終盤で撮りまくるのもあるあるかもしれません。

写ルンですを使い切ろうと適当に撮った一枚@台北

で、私はこれまでに何度か、写ルンですだけを持って海外旅行をしたことがあります。

不思議なことに、その時に撮影した写真は、なぜか今でも強く印象に残っているんですよね。ミラーレス一眼(X-T5)で撮った綺麗で精細な写真よりも、あの少しブレた、ざらっとした一枚のほうが記憶に焼き付いている。

どうしてなんでしょう。
ここからは、その理由を考察していきます。

ものすごく記憶に焼き付いているカシュガルでの写真

本題:なぜ「写ルンです」が最強なのか(3つの理由)

やっぱり軽いのが最高 & しかもフルサイズ

まず、軽い。

カメラの重さが違うだけで、歩く距離が変わります。歩くのが好きだから、荷物の軽さはやっぱり大事です。
ポケットに入るしレンズキャップも充電もいらない、ただ撮るだけの気軽さも素敵です。

しかも35mmフルサイズ。
X-T5(APS-C)よりセンサーサイズが大きいんです。軽いのにフルサイズって素晴らしいですね。旅先の空気感をそのまま写せる気がします。(気がするだけかもしれません)

27枚しか撮れないからこその「ためらい」

「写ルンです」は27枚しか撮れません。
そのため、1枚を撮るまでにちょっと考える時間があります。「今はまだシャッターチャンスではない?」と逡巡することもあります。

馬に乗った人を撮ろうとしたがタイミングを逃してめっちゃブレた@キルギス

デジタルだと無限に撮れるけど、フィルムだと「選ばれた瞬間」しか残らない。
それが、後で見返したときに深く残る理由だと思います。

ノイズやブレが記憶のあいまいさと重なる

写ルンですで撮った写真は、ほとんどが少しブレています(撮るのが下手なだけです)。
また、失敗もよくします。余計なものが映り込んでいたりとか、撮るべき被写体がちゃんと写っていないとか。「写ルンです」を上手にあつかうのは難しいです。

手前の手すりや右の建物がちょっと邪魔?写ルンですは難しい@台北

でも、その絶妙に下手になる加減がいいんですよね。完璧に整ったコース料理よりも毎日微妙に味付けがブレるラーメンのほうが美味しいのと構造が似ています。

完璧に写っていないからこそ、見たときに記憶が補完してくれます。
「このとき、もう少し明るかったよな」とか、「風が強かったな」とか、「めっちゃ暑かったな」とか。

写真は、過去を記録するたものものではなく、未来で思い出すためにあるんですね。

めっちゃ暑かったサマルカンド

そういう曖昧さが良いのかもしれません。

まとめ

ときめいた瞬間を逃さないために、X-T5を持ち歩く。 でも何年経っても心に残るのは、「写ルンです」で撮った写真。完璧じゃないからこそ、記憶に残ります。

結論、両方持って行くのが正解ですね(かさばるけど仕方ないね〜)。


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陸路の旅と国境越えが好きな30代零細企業経営者です。

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