【東京・六本木】物吉貞宗に会いに日常の美を愛でる空間へ 〜尾張徳川美術館展 尾張徳川家の至宝〜
物吉くんに会いに、サントリー美術館にいってきました

六本木のサントリー美術館で開催されていた、「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」に行ってきました
武家としての宝・武具のほか、当時の武士の教養・政治に必要な茶の湯や能、香道の道具、国宝の「源氏物語絵巻」や「初音の調度」など、豪華な品々が満載でした

そんなわけで乃木坂駅に到着!
ここからサントリー美術館のある東京ミッドタウンへ向かいます
江戸時代の東京ミッドタウン周辺の様子
東京ミッドタウンのところは、もともとは現在の山口県・長門萩藩、いわゆる幕末に活躍する長州藩の麻布下屋敷があったところ
地図上では「松平」となっておりますが、毛利元就の孫・輝元と藩祖とするお家で、麻布下屋敷の庭園は東京ミッドタウンの東の港区立檜町公園として整備されており、緑豊かな場所のようです
ご近所には、伊達政宗の長男・秀宗を初代とする宇和島藩伊達家のお屋敷がありますね

↓↓宇和島旅の様子
宇和島市には、その他にも宇和島城や天赦園など宇和島伊達家の史跡がたくさんあります pic.twitter.com/DbAPIMhVEK
— るちあ@陸奥国 (@__luchia_) February 16, 2023
場所は南海の伊達・宇和島伊達家の天赦園です。
— るちあ@陸奥国 (@__luchia_) May 8, 2022
宮城県で言えば、岩出山の有備館な感じかな?お殿様の隠居場所というか。
少し前だと白い藤棚の橋が満開だったそうで。綺麗なお庭でした。 pic.twitter.com/JOgmWq6Zao
宇和島伊達家は、伊達政宗の長男・秀宗が藩祖となります。
— るちあ@陸奥国 (@__luchia_) May 8, 2022
貞ちゃんの主・忠宗のお兄さんですね。
その後、和霊騒動で政宗から秀宗が勘当されたり、伊予吉田藩に分家?してゴタゴタしたり、仙台の伊達騒動にも関わったりしますが…。
幕末の「四賢侯」の一人・伊達 宗城を輩出し、現代まで続きます。
和霊神社は伊達政宗の長男・秀宗の宇和島藩(愛媛県)に総社があり、家老の山家清兵衛衞公頼が祀られています
— るちあ@陸奥国 (@__luchia_) February 16, 2023
仙台の社は、山家家が宇和島から分霊し屋敷内に社を立てたのが始まりとのこと
ここのお守りがおしゃれで気に入っております pic.twitter.com/dmegcH8LTP
宇和島藩伊達家のお屋敷は現在、国立新美術館になっております
この時はちょうど「CLAMP展」が開催されており、たくさんの人が並んでいて大盛況のようでした
さくらちゃん、懐かしいなあ〜



緑とアートの街・東京ミッドタウン
いや、東京ミッドタウンは緑豊かでアートがたくさん!
コンセプトに「JAPAN VALUE」を世界に発信しつづける街として、「季節を愉しみ、自然と共生する都市生活を提案する街」「デザインやアートへの関心を喚起し、知的創造力を育む街」をテーマに作られている施設だそう
確かに建物の中にも外にも、あちこちに作品が設置されており眺めて歩くのだけでも楽しいです
これは何を表現しているんだろう?
面白いね、物吉くん




以前は、敷地内の作品を解説してもらえるアートツアーがあったようですが…残念ながら現在開催されていないようです…
問い合わせてみたらわかるのかな?ちょっとHPでは探しきれませんでした。
【参加者募集・7/16(火)締切】六本木未来会議主催、六本木デザイン&アートツアー「21_21 DESIGN SIGHT 藤原大さんと巡る
— 東京ミッドタウン/TOKYO MIDTOWN (@tokyomidtown_jp) July 11, 2013
カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」。詳しくはコチラhttp://t.co/SkUBZU2mk0【H】
ツアーの情報はありませんでしたが、HPにはアートのマップがありました
これみながら作品をまわってみるもの楽しそうです

サントリー美術館の入っている建物、ガレリア
1階入ってすぐに、京都・清水寺の音羽の滝をイメージした「ツリーシャワー」があります

この各階の交差する通路の模様は、手漉き和紙の作品「鎮守の森」
下から「社」「木」「太陽」を表しているのだそう
なんだか神社の参道を歩いているような気分です


お店の看板も、提灯をイメージした和の雰囲気あるものに統一されています
本当に建物全体でコンセプトが整えられているんですね

そんな歴史とアートの街にあるサントリー美術館
こちらのコンセプトは「日常にある美」

「都市の中の居間」をテーマに、茶の間でくつろぐように美術品を楽しんでほしいという考えから作られた美術館だそうです
確かに内装も木の温かみがあり、お家のようなやわらかい空間です
所蔵品も暮らしに身近なガラス作品が多く、エミール・ガレの作品などを多く所蔵しているそう
\6つの美の物語-6/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) December 7, 2020
Story6「異文化を独自の表現に昇華したガレ」。アール・ヌーヴォー様式を代表するエミール・ガレの、詩的で洗練されたガラス作品。 #美を結ぶ 展では陶器や家具、ランプの展示も。https://t.co/Js0uIdn7yK pic.twitter.com/do8AjHrOKV
作品にまつわる逸話や意外な一面をご紹介する #学芸員のささやき を特別公開!
— サントリー美術館 (@sun_SMA) May 20, 2024
国宝 浮線綾螺鈿蒔絵手箱【通期展示】
この他の作品の #学芸員のささやき は展示室にて!
あなただけの「メイヒン」探しをお楽しみください。#メイヒン展 #名品 #迷品https://t.co/9DJYonRCXZ https://t.co/X4MeUIZPwz pic.twitter.com/g5v0Pj7ATF
今回の特別展は、名古屋の徳川美術館所蔵の品が展示されています
刀剣乱舞にとっても、多くの実装刀が所蔵されているおなじみの美術館です
2022年の特別展「名物」では、ゲーム実装されている刀のうち、所蔵されている6振のほかプラス2振、合計8振が同時に見られる展示とのことで話題になりました
●2022年特別展「名物」にて展示された実装刀8振
〈ゲスト〉 ・桑名江 ・獅子王
〈特別展〉 ・南泉一文字 ・物吉貞宗 ・鯰尾藤四郎 ・後藤藤四郎
〈常設展〉 ・本作長義 ・五月雨郷
↓↓その時の旅日記はこちらです
今回の展示は撮影禁止とのことでしたので、Xのポストなどをお借りして、気になったものの感想を書いていこうと思います
第一部「尚武 もののふの備え」
まず武家として大事なものは武具
こちらでは主に具足類に刀剣や刀装・弓・火縄銃など、武家としての尾張徳川家を代表する品を展示したエリアになります
「脇指 無銘 貞宗 名物 物吉貞宗」
必ず勝利をもたらす脇差とのことで「物吉」と名付けられたとのこと
縁起のいい由来もあり、尾張徳川家初代・義直のお母さんはなんとか息子に形見分けさせたかったそうです
まあそりゃそう。親心ですな
その後、尾張徳川家の家宝として代々当主が受け継ぎます
2022年の徳川美術館の特別展「名物」では、豪華な拵と白鞘、華やかな織物で作られた刀袋も展示されていました
刀の箱の中まで華やかな織物の布が張られていたりと、相当大事にされていたことがよくわかります
\尚武 もののふの備え/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) June 21, 2024
7/3(水)開幕の #徳川美術館展 第1章では、尾張徳川家が大切に守り伝えてきた、家康や歴代当主ゆかりの品々の中から、具足・陣中道具・刀剣・刀装具などをご紹介します。
※サントリー美術館は7/2まで休館中 https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/DXGmbMaeru
刀身には、梵字・蓮華・鍬形・素剣の彫刻が
宗教的なモチーフが多いですね
徳川美術館の刀は研いでおらず、江戸時代のままの姿とのこと
…江戸幕府開府が1603年だから…今年で420年ぐらいたちますが…
こんなにきれいとか、どれだけきっちり管理されてきたんだろう。すごいなあ
「太刀 銘 長光 名物津田遠江長光」
また、国宝の「太刀 銘 長光 名物津田遠江長光」もこちらにて展示
こちらは織田信長が所持していたものを、本能寺の変で明智光秀が奪取
家臣の津田遠江重久に与えたところからこの名がついたそう
その後、津田遠江重久が前田家に仕えたことにより前田家へ、さらに前田家から将軍綱吉に献上→尾張徳川家へと伝わったみたいです
波紋はやっぱり華やかですね
海老背と呼ばれていたようですが…刀自体はそこまで反り返っているかな?銘の字体の特徴からきているという説のほうが正しそうです
\お見逃しなく/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) August 5, 2024
尾張徳川家に受け継がれてきた至宝の数々が東京で見られる #徳川美術館展 は閉幕まで4週間をきりました!
かつて #織田信長 が所持したという、国宝《太刀 銘 長光 名物 津田遠江長光》は通期で展示中。丁子乱を主体とした華麗な刃文が見どころです! https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/NfjNehAcJG
今度、徳川美術館・足利市との合同企画「伯仲燦然」で予定されている、
2025年6月の特別展「時をかける名刀」でも展示されるそうなので、また見る機会がありそうです
徳川美術館で開催される特別展『時をかける名刀』では、『伯仲燦然』以外の『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションも予定しております。
— 徳川美術館かろやかツイート (@tokubi_nagoya) August 29, 2024
情報解禁まで今しばらくお待ちください。
「時をかける名刀/伯仲燦然」特設サイトhttps://t.co/G8lGr0CxXy#徳川美術館 #とうらぶ pic.twitter.com/XoC0Tamw62
「唐銅飛龍形百目大筒」
これすごいな
龍のような頭の魚をかたどった大砲です
見た目のインパクトがすごい…名古屋城の天守閣にいる鯱にも似てますね
城の壁や石垣を破壊するほど威力のあったという大筒ですが…これは実際に使われたものなんだろうか?
この大筒が実際どれぐらいの威力があるのかちょっと気になります
\口から発射!?/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) August 4, 2024
百匁(もんめ・375グラム)の弾を発射する大炮。銃床には浮き彫りの波模様が、胴には翼翅(よくし)や鰭(ひれ)があり、尾が魚尾形であることから、龍の一種である飛龍(ひりゅう)あるいは飛魚(ひぎょ)をかたどったと思われます。 #徳川美術館展 https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/41aAXpN3BM
第二部「清雅 ー茶・能・香ー」
武が表向きであれば、こちらはプライベートの部分
もののふの備えが公的な武家の品々であれば、こちらはプライベートな、当時の武士の教養として求められた茶道・能楽・香道に関わる品が展示されていました
まず茶の湯の道具がたくさん
茶壺に茶杓にお茶碗が…歴代の所有者も歴史上有名な人物ばかりです
「冬枯」
古田織部が主人公の漫画「へうげもの」にも登場した「冬枯」も展示されていました
4方向からみれるケースにて展示されていたため、ぐるっと一回り見ることができました
今見ても遊び心があるデザインだなあ
\織部の中でも古作/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) July 14, 2024
重要文化財《織部筒茶碗 銘 冬枯》は、織部の作品の中でも特に幾何学模様であることから、その代表作として知られる茶碗です。#徳川美術館展 の4階展示室では独立ケースで展示していますので、全方位からご覧いただけます。 https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/E6SzIflR1y
能楽もまた、社交や情報交換の場に必要なものとして、武将の教養としてたしなまれました
「紅地柳に蹴鞠文唐織」
唐物とは、能装束の中でも一番華やかで若い女性の役が着用するもの
こちら刺繍で模様を作っているように見えるのですが、全て織物で表現されています
蹴鞠模様というのも珍しいものだそうです
\蹴鞠文様が愛らしい/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) July 24, 2024
能装束を代表する絢爛豪華な装束、唐織。一見すると刺繡のようにみえますが、なんと織物なんです!金箔糸で枝垂柳の折枝を織り出し、白練糸の一色で鞠を表しています。#徳川美術館展 https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/uUuvY9eFkh
この他にも腰帯などが展示されていました
インド刺繍のようなおしゃれな模様で、今見ても欲しいなと思えるデザイン
あの模様のリボンとかあったらいいなあ
香道も茶道と同じ堂に禅宗の教えを背景に持つため、武士に好まれたそう
どんな香が使われているのかを当てる、組香(くみこう)という一種のゲームのような遊びが行われていたそうです
「秋の野蒔絵十種香箱」
香の種類を当てる競技・組香の道具のセット
蒔絵も素晴らしいのですが、紙包の秋草の絵も可憐で可愛らしいです
\香りを聞き分けるゲーム/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) July 25, 2024
十種香は、4種類の香木のうち、3種の香りを試し聞きしたのち、4種の香を取り交ぜて、10回聞き分け、その当否を競います。総体は密に金粉を蒔いた梨子地で、蒔絵に加え、さまざまな技法を用いて桔梗・女郎花・野菊・萩などの秋草が表されています。https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/uYsnfkN0hW
「青磁香炉 銘 千鳥 大名物」
かわいいな
小鳥がちょこんとのっているシンプルなデザイン
色味もパステル系のグリーンでかわいいですね
こちらは江戸時代の人気作品「絵本太閤記」にも出てくる香炉だそうで
天下の大泥棒・石川五右衛門が豊臣秀吉の寝所に忍び込んだ際、香炉の上の千鳥が鳴いたことで捕まってしまうという、場面に出てきます
フィクション性の高いエピソードですが、それだけ江戸の庶民にもよく知られたアイテムだったんでしょう
でも見た感じ、ささやかでかわいらしい声で鳴きそうな千鳥さんだな…緊急アラートのような、目覚ましのような鳴き方はしなそうです
\前期展示は7/29まで!/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) July 26, 2024
#徳川美術館展 では、来週7/30(火・休館日)に展示替えを行い、7/31(水)より後期展示が始まります。徳川家康の遺品「駿府御分物」として伝わった《青磁香炉 銘 千鳥 大名物》の展示も7/29(月)までです。どうぞお見逃しなく。 https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/jD4X8CcOFZ
第3部「求美」
最後に奥方や姫君たちの華やかな奥道具が
琴や琵琶などの楽器に貝合わせの遊び道具、お輿入れの際に姫君たちが携えた婚礼調度が中心のエリアです
婚礼調度はお化粧台やお化粧道具、硯など毎日使う道具になり、特に今回展示されている家光の娘・千代姫が尾張徳川家に嫁いだ時の「初音の調度」が有名です
\求美/#徳川美術館展 第3章では、武家女性の華やかな小袖、箏の琴・琵琶などの楽器類、囲碁や将棋などの遊戯具、そして書や絵画など、尾張徳川家の由緒ある「奥道具」を中心にご覧いただきます。
— サントリー美術館 (@sun_SMA) July 1, 2024
展覧会はいよいよ7/3(水)開幕!
※7/2まで休館中 https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/72JqM17QzO
「筝 銘 青海波」
横の模様が波の模様になっていることから名付けられたそう
獅子や牡丹の模様もとても細かく繊細
落ち着いた色合いですが、螺鈿や鼈甲が贅沢に使われ豪華な品です
\華麗な箏/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) July 11, 2024
箏(そう)は唐時代に日本にもたらされた楽器で、和歌や書とともに古来女性のたしなみとして学ばれました。
玉石やべっ甲・象牙・螺鈿が細部に施され、木画や金銀細工などの贅と技が尽された《箏 銘 青海波》の美しさ!
どうぞ展示室でご覧ください。 https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/vjQAD9cXnW
特別公開 国宝「初音の調度」・国宝「源氏物語絵巻」
なんといっても今回の展示の目玉は、「源氏物語絵巻」と「初音の調度」
時期的に、源氏物語絵巻は「横笛」の場面、初音の調度は「初音蒔絵旅眉作箱」の展示期間でした
「初音蒔絵旅眉作箱」
源氏物語・第二十三帖「初音」の場面を題材にした旅行用のお化粧道具
箱は二重底で、下段の引き出しには硯・水滴・筆・錐などが
携帯用の鏡とその鏡巣、そのほか白粉入、黛入、白粉を解くための梅花形の化粧水入、整髪油を入れる油桶のセットになります
「初音」の帖は、お正月で賑わう六条邸にて、明石の上とその娘の明石の姫君が交わした歌にちなんでいます
その作中に登場する和歌
(明石の御方)
年月を松にひかれて経る人に
今日鴬の初音聞かせよ
(明石の姫君)
ひき別れ年は経れども鴬の
巣立ちし松の根を忘れめや
この和歌が箱の蓋と側面に書かれています
そのままの文字で書いてあるわけではなく、「葦手文字」と「留守模様」という、文字を絵画的にかいたもので表現しています
葦手文字は、絵の中に波のような隠し文字を使った表現方法
留守模様は、人物はなく風景画のなかにその他にも絵やモチーフで表す方法です
芦手絵などは平安時代からあり、やまと絵の「平家納経」などにも使われている手法です。
「平家納経」は、2023年10月に東京国立博物館で開催された特別展「やまと絵展」でも展示されていました。
\特別公開!国宝 初音の調度/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) June 27, 2024
三代将軍徳川家光の長女千代姫が婚礼調度として持参した国宝「初音の調度」。
7/3(水)開幕の #徳川美術館展 ではその「初音の調度」から、初音蒔絵旅眉作箱(前期展示)胡蝶蒔絵将棋盤・駒箱(後期展示)を紹介します。
※7/2まで休館中 https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/JFEmSqmDcc
【国宝「初音の調度」の特別公開は2月2日まで】
— 徳川美術館かろやかツイート (@tokubi_nagoya) February 1, 2020
2歳半で将軍家から尾張徳川家へお嫁入りした千代姫様の婚礼調度「初音の調度」の特別公開も、いよいよ明日が最終日となりました。喫茶室でご提供中の創作和菓子「後藤藤四郎」も明日で終了となります。明日も皆様のご来館をお待ちしております。 pic.twitter.com/yE0X13zYl2
どこに何が書いてあるのか、「初音蒔絵文台・硯箱」を例に見るとこんな感じで文字やモチーフの絵がかいてあります

どこにどんなモチーフがあるのか、この蒔絵の箱じっくりみたいものです
美術館や博物館にいる時間ではなかなか足りない…
せめてお土産などでないかなあ?と探したら、こちらのお煎餅がありました
坂角総本舖の「姫ゆかり 初音の調度」
創業135周年記念として徳川美術館とのコラボレーションした商品で、9/2から発売とのこと
こちらは「初音蒔絵旅眉作箱」ではなく、「初音蒔絵小角赤手箱」がモチーフですが、同じ初音の和歌が書かれています
135周年記念商品〈姫ゆかり 初音の調度〉が本日発売です。
— 元祖海老煎餅<ゆかり>坂角総本舖【公式】 (@bankaku_yukari) September 1, 2024
徳川美術館所蔵の国宝「初音の調度」(画像2枚目)に込められたモチーフや想いを汲み取り、いまの感覚で表現。
ひとくちサイズ〈姫ゆかり〉と愛らしさあふれるコラボレーションです。
※オンライン通販は、9月2日10時ごろから発売予定です。 pic.twitter.com/DqRMyRmxS9



なるほどね、ここの部分にこの文字があてられているのね
坂角総本舖の代表的な商品・えびせんべいは、千代姫の夫・尾張二代目藩主・徳川光友に縁のあるお菓子です
お殿様も絶賛するおせんべい、そりゃおいしいでしょうなぁ
徳川家に献上された海老せんべい。
海老せんべいのルーツは、とれたての海老のすり身をあぶり焼きにした「えびはんぺい」といわれています。1666年(寛文6年)に尾張藩主の徳川光友公が絶賛し、徳川家献上品となったそうです。
もう一つ、7/31から展示される調度、こちらは源氏物語・第二十四帖「胡蝶」を題材にした将棋盤になります
「胡蝶」の帖は、六条院の春の町の庭園にて、舟楽を催した場面
春の花が咲き誇る中、鳥の楽が奏でられ蝶の舞が舞われ、うららかな光に満ちている庭園の様子が描かれています
この帖のタイトルは、第二十一帖「少女」にて秋好中宮がしかけた「春秋の争い」という和歌の贈答に対する紫の上の返事
(紫の上)
花園の胡蝶をさへや下草に
秋待つ虫はうとく見るらむ
(秋好中宮)
胡蝶にも誘はれなまし心ありて
八重山吹を隔てざりせ
この和歌にちなんでいます
葦手文字などはないようですが、華やかな竜頭鷁首の船が春の池をゆったりめぐっている宴の様子があらわされています
\国宝 初音の調度/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) August 25, 2024
三代将軍家光の長女千代姫が婚礼調度として持参した国宝 初音の調度から、《胡蝶蒔絵将棋盤・駒箱》が展示中です。
将棋盤の側面には、『源氏物語』の「胡蝶」の舞台、六条院の広やかな春の池苑がパノラマのように連続して精緻な蒔絵で表されています。 https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/SwDUkBHb1x
このエリアのほかにも、千代姫の調度が展示されています。
第二部「清雅 -茶・能・香ー」の香の場所に「銀檜垣に梅図香盆飾り」
第三部「求美」の階段を下りてすぐのところに「純金葵紋蜀江文皿」と
「純金葵紋牡丹唐草文盃」
がありました
どちらも国宝ですが、純金葵紋の盃と皿は純度95%の純金でできているそう
金でできた工芸品などは時代とともに鋳つぶされ、ほとんど残っているものがないそうですが、徳川美術館に所蔵されている千代姫の調度には金銀を使った工芸品が多く残っているそうです
明日の内覧会に向けて、展示の最終微調整が行われました。第1会場で注目の作品の一つ、重要文化財「銀檜垣に梅図香盆飾り」は、3代将軍徳川家光の養女・千代姫(尾張徳川家2代光友正室)が使っていたもの。この輝きをぜひ会場でご覧ください!!#尾張徳川家の至宝 #金沢展 pic.twitter.com/JvQlttLver
— 特別展「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」金沢展【公式】 (@tokugawa_isrk) October 7, 2021
蒔絵(漆芸)の様々な技が駆使された国宝「初音の調度」や純度95%の純金が使われている重文「純金葵紋」の皿と盃は、3代将軍家光の娘の千代姫が尾張家2代光友に嫁いだ際の婚礼調度品。江戸時代の大名文化の精華が明治維新を経ても同じ尾張徳川家(財団法人)に伝わっていることの重みを実感。 pic.twitter.com/4ta97SFCUt
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) July 2, 2024
「源氏物語絵巻 横笛」
もう一つの目玉は「源氏物語絵巻」
こちらは平安時代につくられた最古のもののひとつになるそうで、会期中に「柏木(三)」「横笛」「橋姫」「宿木(二)」の4つが展示されました
今回は第三十七帖「横笛」の展示期間
柏木の一周忌が過ぎ、形見として贈られた笛を夕霧が吹いたところ、亡くなった柏木が夢に現れ、その笛はふさわしい人に渡してほしいと頼まれます
その雰囲気におびえたのか、寝ていたはずの夕霧と雲居の雁の赤ちゃんが泣き出し、女房達が魔除けの打撒をしている場面になります
詞書の料紙には四角や線状に切られた金箔が散らされ華やか
絵のほうは思っていたより、色がはっきりしていて鮮やかです
華やかな年中行事や宴のシーンではなく、本当に家族のプライベートなシーンになるため、室内の調度品や服装など普段の人々の様子がわかります
\源氏物語絵巻 横笛/#徳川美術館展 では徳川美術館が所蔵する屈指の名品、国宝《源氏物語絵巻》から選りすぐりの四場面を順次展示。
— サントリー美術館 (@sun_SMA) July 17, 2024
7/17(水)~7/29(月)は、横笛の場面を展示しています! https://t.co/P5IecTNOHw pic.twitter.com/yDqMNVm6PZ
2020年に5年の歳月をかけた修復作業が完了しましたが、その修復作業の解説パネルもあり、「柏木(三)」修復の詳しい内容が書かれていました
もともとは詞書と絵がセットになった巻物だったようですが、少し前までは絵だけ額縁に飾られていたため、それをまた元の巻物の装丁にもどしたそう
また、復元作業のなかで下書きの状態も調査されたようで、下書き段階では、赤ん坊の薫を抱く光源氏の左手はもっと下だったり、薫が光源氏に両手を伸ばしていたりと、ちょっと違いがあったようです
なるほどな~
源氏物語絵巻をX線解析すると光源氏に手を伸ばす薫の姿が… pic.twitter.com/8tZUMbSd7a
— ニコニコ美術館(ニコ美) (@niconico_nicobi) May 27, 2025
最後にミュージアムショップへ
ここでは筆ペンをお土産に買ってきました
(お隣の手ぬぐいは、静嘉堂文庫丸の内の曜変天目茶碗模様の手ぬぐいです)
前々から書きやすいと聞いていたので、今回買ってみました
絵柄は、源氏物語の第四十四帖「竹河(二)」
髭黒大将の妻になり5人の母となった玉蔓が、娘たちの結婚に関してあれこれ苦悩するお話です
その中の、桜の木をかけて玉蔓の2人の娘が碁を打っているシーンになります
こちらも徳川美術館に所蔵されている国宝・源氏物語絵巻の一つですね

「竹河」の由来は、作中で歌われる催馬楽の竹河と、薫君と藤侍従が読んだ下記の和歌にちなみます
(薫君)
竹河のはしうち出でしひとふしに
深きこころのそこは知りきや
(藤侍従)
竹河に夜をふかさじといそぎしも
いかなるふしを思ひおかまし
華やかな宮中やこの世の栄華、その裏にあるままならない人間模様などを描いた源氏物語
物語を書き切ったこと自体もすごいのですが、作中の約800首におよぶこれらの和歌も紫式部が自分で作っているのがすごいです
大河ドラマもいよいよ佳境に入っているようで、この後の展開も楽しみです
そして、サントリー美術館のメンバーズクラブにはいると同伴者も無料なんだね…混雑時優先入場はうれしいかも
敷地内のアートも見てみたいので、また来ようかな?
\特典盛りだくさん!メンバーズクラブ/
— サントリー美術館 (@sun_SMA) June 28, 2024
サントリー美術館のメンバーズクラブは、年間フリーパス&同伴者1名無料のほか、ショップ&カフェ割引、混雑時優先入場など特典多数!メンバーズ会員限定の単眼鏡貸し出しサービスも好評です♪
特典の詳細、ご入会はこちら🔽 https://t.co/ueoM7XxSI3 pic.twitter.com/JmUUOyEbfm
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