そうめんつゆ 酸味と粘度で味を変える
「また今日もそうめんか」って、この時期何度も思う。手軽で茹で時間も短いのはありがたいんですが、市販のめんつゆに薬味浮かべるだけだと、だんだん作業みたいになってくる。そうめん自体は小麦粉と塩と水だけのシンプルな麺だから、つゆの酸味や粘度をちょっと変えるだけで印象がわりと変わります。今日はさっぱり系とこってり系、2つのつゆを紹介します。
1. 柑橘さっぱりそうめんつゆ
材料(1〜2人分)
すだち果汁:大さじ1
すりごま:小さじ1
調味料
めんつゆ(3倍濃縮):50ml
冷水:150ml
ごま油:小さじ1/2
作り方
合わせる:器にめんつゆ、冷水、すだち果汁を入れてよく混ぜる。
仕上げる:すりごまを加え、ごま油をひとたらし落とす。
完成のサイン
ごま油が表面に薄く広がって、柑橘の香りがふわっと立ち上がったら完成です。酸味とごま油を組み合わせているのは、酸味で唾液の分泌が促されるのと、油分が加わることで風味に厚みが生まれ、香りも感じやすくなるからです。ごま油は入れすぎると柑橘の爽やかさが隠れてしまうので、数滴で十分です。
2. 黒ごま濃厚そうめんつゆ
材料(1〜2人分)
黒練りごま:大さじ1
おろし生姜:小さじ1/2
ラー油:適量
調味料
めんつゆ(3倍濃縮):40ml
冷水:120ml
作り方
練りごまを伸ばす:ボウルに黒練りごまを入れ、めんつゆを少しずつ加えながらダマにならないよう伸ばす。
仕上げる:冷水を加えてよく混ぜ、おろし生姜を添え、好みでラー油を垂らす。
完成のサイン
練りごまが溶けきって、つゆ全体が均一な黒紫色になれば完成です。箸で掬った時にサラッと落ちず、少し箸先に留まるくらいの重みが出ていれば粘度もちょうどいい状態。いきなり冷水を大量に加えると練りごまが分離しやすいので、必ず「めんつゆで伸ばしてから水」の順番を守ってください。
リカバリー
柑橘つゆが酸っぱすぎたとき:みりん小さじ1/2を電子レンジ(600W)で10秒ほど加熱してアルコールを飛ばし、つゆに混ぜる。角が取れてまろやかになります。
黒ごまつゆが分離してしまったとき:めんつゆを少量足しながら、ボウルの底からしっかり混ぜ直す。
失敗しないための3点
そうめんはもみ洗いする:茹でた後、氷水で締める前に流水の下で軽く揉み洗いすると、表面の溶け出したでんぷんが落ちて口当たりがすっきりします。最後にしっかり水気を切ることで、つゆも薄まりにくくなります。
濃いめに作っておく:麺についた水分でつゆが薄まっていくので、後半まで味を保ちたいときは規定より少しだけ水を減らして作ると安定します。
練りごまが家にないとき:すりごまで代用できますが粘度は控えめになります。マヨネーズを小さじ1/2ほど足すと、ごまの風味は少し変わりますが滑らかさは補えます。
地中海風にしたいときは、めんつゆとすだちをポン酢に置き換えて、ごま油の代わりにオリーブオイルを数滴。カレー粉小さじ1/4を先にめんつゆで溶いてから黒ごまつゆに混ぜても、また違う一杯になります。
いつものそうめんも、酸味と粘度をちょっと動かすだけで別物になります。冷製パスタやドレッシング作りにも使える考え方なので、覚えておくと他の料理にも応用が利くかもしれません。
