大学時代の反面教師となったバイト
世の中には、今振り返れば「最高の社会勉強であり、反面教師になった」と思える散々なアルバイトがあるかもしれない。京都の人はいけず(意地悪)って言葉を奇しくも体感した。少し苦い記憶をここに書き残しておきます。
観光地のお店
先輩の紹介で始めた、観光地にある飲食店のランチバイト。賄いや余った料理を夕食用に持たせてくれたり、料理長から着なくなった服をたくさんもらったりと、最初は良くしてもらっていた。しかし、ある日のこと。「明日は来なくても大丈夫」と急に言われた。カレンダーを見ると翌日は祝日。「たくさんお客さんが来るのでは?」と内心いぶかしく思ったが、指示通りに休むことにした。当日の午前中に携帯を見られない時間があり、気づくと大量の着信履歴が。慌てて折り返すと、「客がたくさん来た。なんで来られなかったんだ!」と激怒された。理不尽極まりないが、私の浅はかな予想が見事に当たってしまった。シフト通りに翌日出勤すると「こういう時に来られないならクビだ」と、そのままクビを言い渡された。
クリーニング屋
店長から重箱の隅をつつくような指導を受け、毎日神経をすり減らしていた職場。ある時、店長から「安いワイシャツも、〇〇シャツ(高級シャツ)の設定にして高い料金を取れ」と指示された。案の定、お客さんから「これ、普通のワイシャツでしょ?」とトラブルになり、スタッフ一同ドン引きした。レジが古くて反応が遅く、お客さんを待たせることも多々あった。「閑散期の今のうちにレジを新しくすればいいのに」とスタッフ間で愚痴をこぼしていた。そんなある日、店長から「学業よりもバイトを優先しろ」と理不尽な要求を突きつけられた。さすがにそれはできないので「辞めます」と告げた。平日は主婦、夜や土日は学生が揃っていたので、お店は十分に回るはずだった。しかし、一番忙しい繁忙期に急にレジが一新された。スタッフは誰も使い方を知らされず大混乱。そんな中、「お前は今から新しいレジを覚えても意味がないから!」と言われ、予定より早い段階で強制的にクビにされた。
両店舗の共通点
この2つのお店、気になって今ググってみても、どちらもネット上に見当たらない。すでに閉店しているみたいです。従業員を大切にせず、理不尽な経営をしていれば、そうなるのも当然かもしれない。散々な目には遭ったけれど、良い反面教師になってくれた。
