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「(再) 演奏家の背中。(5月5日)」

※繰り返し読んでほしいお話。
この記事は「演奏家の背中。(2月15日)」を
再投稿しました。

*
日本語には、
「背中で語る。」という言葉がある。
物事に取り組むにあたって、
『あれこれ言わず、行動で示す。』という意味があるらしい。
四字熟語では、『不言実行』。

なんとなく昭和レトロな、
”渋オジ”を思い起こさせる響きがある。

*
あなたもご存知のように、
ピアノという楽器は、自分だけで最後まで面倒をみる
「ピアノ独奏」の他、お歌や他の楽器の伴奏もしている。

譜読みから、本番直前のリハーサルでは、
伴奏する相手の方と”Face To Face”で、
一緒に音楽を仕上げていくために、
言葉や表情も含めて、互いの意思疎通を行うのだけれど、

本番の舞台では、ほとんどの場合、
ソリストがピアノよりも前に立つので、
演奏中は、その背中を見ながらの伴奏となる。

(ヴァイオリニストのお背中。🎹伴奏する者としては演奏中は、この背中から感じとれる諸々の表情が貴重な情報なのだ。)

*
ところで、音楽家の間では、
『本番の舞台には魔物が住んでいる。』っていう言葉があるほどで、本番では何が起こるか分からない。

自分のアクシデントは、もちろんだけれど、
伴奏者は、前で演奏してるソリストのちょっとした”ヤラカシ”も、
そつなくフォローしなくてはいけない。

そのあたりの事は、何度も共演して、お互いに気心が知れた相手だと、
演奏中の背中から感じられる空気や、ちょっとした仕草、あるいは立ちのぼる気配等でも、
なんとなく察しがつくようになる。

本来の意味とは少し違うけれど、
背中が語っている訳だ。

*
でも、まぁこれは舞台の上でのお話。

そこから降りてからは、やっぱり気持ちは、
言葉でハッキリと表して欲しいのが、
女子という生き物。

「今日のコーデ、かわいいね。」とか、
「少し、ヘアスタイル変えた?」とかね。

どうか「不言実行」ではなく、
おおいに褒めてくださいね。

今日も、良い一日になりますように。
(🎹MIYABI)

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