【福岡】国宝「金印」の値段はいくら?光り輝く名槍「日本号」に感動【2022年7月】
こんにちは!「サンサンの旅人」です☀️
初夏の岡山を駆け回る最新レポをお届けしていましたが、今日から再び「過去の旅記録」へ戻ります!
今回の舞台は、【2022年7月】の3連休で行った福岡・佐賀の旅!
旅の始まりは、7月15日の金曜の夜。週末のお休みに向けて夜のうちに岡山を出発する、あの「フライングスタート」の特別感ってたまらないですよね(笑)。
ワクワクが止まらない夏の九州旅、さっそく振り返っていきましょう!🚗💨
始まりの金曜夜。博多の温かさと絶品「肉寿司」
金曜日の夜、旅のスタートは岡山駅。
いつもは車移動が多いのですが、今回は新幹線と現地のレンタカーを組み合わせて観光していきます。

岡山から博多までは、新幹線で約1時間45分。車だと5時間くらいかかるので、本当にあっという間ですね……!

まずは「肉寿司と野菜巻き串 博多もん 本店」さんへ行ってきました!
看板メニューの「寿司の5種階段盛り」と「ユッケ軍艦」を注文!

お、美味しい……!
お酒のグラスに書かれた「名言」にも、ついついクスッとしちゃいました。
「博多に着いて最初のお店で、すでに最高なお店に出会えて大満足!」
と思っていたところ、この日お店にお誕生日の方がいらっしゃったみたいで、突然サプライズのバースデーソングが流れ始めました!
「おお〜??!」とびっくりしていると、なんとお店にいたお客さん全員が手拍子で歌い始め、一気にお祝いムードに!すごい一体感!!なんだか博多ってすごくいい街だな〜とほっこりしました。
美味しい料理と、温かい博多の人たちの様子にお腹も心も満たされたところで、夜は天神周辺のホテルへチェックイン。明日からの観光に備えてゆっくり休みます。

いざ福岡市博物館へ!教科書で見たあの「金印」と対面
翌日、まず最初に向かったのは「福岡市博物館」!
天神からは西鉄バスを使って向かいます。
🏛️ 福岡市博物館
開館時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜 (祝休日の場合は翌平日)
観覧料(常設・企画共通):一般 200円
私のお目当ては「企画展」ではなく、福岡市博物館の「常設展示」。
国宝の金印「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」を見ることです!!
金印は1784年に志賀島(しかのしま)で発見され、1931年に国宝指定されました。
中国の史書『後漢書』によると、西暦57年、「倭の奴国(わのなこく)」の使いに、後漢の光武帝が「印」と「綬」を授けたとあり、このときの「印」が国宝 金印「漢委奴国王」だと考えられています。(奴国とは、現在福岡市が位置する博多湾沿岸に存在した国のことです)
まさにこの国の成り立ちを物語るものとして、学校の歴史の教科書にも絶対載っている超有名な文化財!一度は本物を見てみたかったんです……!
「いざ、本物の金印を見るぞ……!」と気合いを入れて展示室に入ります。
そして実際に見た第一の感想は…
「正直、もっと大きいのかと思っていた」でした(笑)。
一辺のサイズは、10円玉1枚分くらい。
重さは10円玉24枚分(240円分?!)しかないのだとか。グラムに換算すると約108gです。
💰 金印の「リアルなお値段」を計算してみた
しかし、作られている材質はもちろん「金」!!!!
……なんですが、実は100%純金というわけではなく、約95%が金で残りは銀と銅の合金だそうです。(金だけの含有量は102.6gほど)
ここで、現在の価値を計算してみましょう!
2026年6月5日の純金(インゴット)1グラムあたりの店頭小売価格が「25,390円/g」なので……
金印に使われている金の価格は、
ざっくり計算して税込「260万5,014円」!!!!
一般的な印鑑の相場が、
銀行印なら 3,000円〜5,000円、
実印なら 4,000円〜6,000円程度
と言われているので、私たちの実印の約434〜651倍のお値段ということになりますね(笑)。
いや〜、とっても小さな印なのに、国宝という歴史的価値以前に、材質だけでもとんでもないスーパー高級品だった……!
まばゆい螺鈿細工!
天下三名槍「日本号」の美しさに息を呑む
金印だけですでに大満足モードになってしまった私ですが、ここ福岡市博物館の見どころはそれだけではありませんよ!
福岡藩主・黒田家に伝来した「黒田家資料」が豊富に展示されているのも大きな魅力なんです。
中でも、黒田家から寄贈された名槍「日本号(にほんごう)」は必見です。
戦国時代の主要な武器の一つであった槍。その中でも、江戸時代に「西の日本号、東の御手杵(おてぎぬ)」と並び称されていた二本に、「蜻蛉切(とんぼぎり)」が加わった三本の高名な槍は、明治時代から「天下三名槍」と呼ばれるようになったのだとか。
日本号の刃の長さは2尺6寸1分5厘(79.2cm)もある長寸で、全長はなんと10尺6分余(321.5cm)!
刀身の側面(鎬地)には1尺8寸(55cm)の倶利伽羅龍(くりからりゅう)が彫り込まれており、凄まじい力強さと美しさを象徴しています。
展示されている現物を見たとき、私はその「外装(拵・こしらえ)」の豪華さにびっくり!鞘(さや)にも柄(え)にも、大粒の螺鈿(らでん)細工がびっしりと施されていたのです!
それもそのはず。元々は室町時代後期、第106代「正親町天皇」の御物だった格式高い槍なのです。足利義昭が拝領したのち、多くの天下人の手に渡り、最終的に黒田家の所有となったそうです。
「螺鈿細工って、小さな貝のかけらがキラッと輝くのが奥ゆかしくて良いんだよな〜」と勝手に思っていたのですが、この日本号は刀身が大きいだけあって、装飾のスケールも本当に大きい……。
一辺が5ミリはありそうな大きな螺鈿のかけらが贅沢に使われているので、ライトを浴びて眩いほどに輝いているんですよ!!
いつまでも眺めていられるほど美しい槍なので、福岡市博物館へ行かれた際は、金印とセットでぜひご覧ください!
🚨「日本号」観覧不可の日程にご注意🚨
名槍「日本号」は基本的に通年で展示されているのですが、今年は展示作業のため企画展示室が休室される日があります!そのため、この日は「日本号」も観覧できません。これから旅行される方はご注意ください!
・6月16日(火)・17日(水)
名将・黒田家ゆかりの御朱印「光雲神社」
また、この「日本号」をモチーフにしたかっこいい御朱印をいただける神社もあります。それが「光雲(てるも)神社」です!
御祭神は「黒田官兵衛孝高(如水)公」と「黒田長政公」という、黒田家の名将のお二人が祀られています。
そのため、いただける御朱印も黒田家ゆかりのデザイン!「日本号」をモチーフにしたもの以外にも、国宝の日本刀「へし切長谷部」や、「関ケ原の合戦」を題材にした御朱印など、心くすぐられる種類がたくさんあります!
当時の私はまだ御朱印集めをしていなかったのでいただいていないのですが、いつか必ずリベンジで参拝したい場所です!!
💡 おまけ:福岡と岡山の知られざる繋がり
最後にちょっとした豆知識を!
現在の「福岡」という地名、実は「黒田長政公」が名付け親であることを知っていましたか?
そして、その名前の由来となったのは、なんと現在の岡山県瀬戸内市長船町、「備前福岡(びぜんふくおか)」からきているんです!
「えっ、なんで岡山?」と思うかもしれません。
実は、黒田官兵衛の曽祖父にあたる黒田高政の墓所が岡山にあることからわかるように、黒田家の先祖ゆかりの地は岡山県なのです。
九州平定のあと、豊臣秀吉から博多の復興を命じられた黒田官兵衛・長政親子は、1600年の関ヶ原の戦い後に筑前を治めることになりました。そして1601年から新たな城の整備を進めた長政が、黒田家先祖ゆかりの地である備前福岡を偲んで、この地と城を『福岡』と名付けたそうです。
九州の福岡と、私の地元・岡山。
こんなにも素敵な歴史の繋がりがあるなんて知ると、ちょっと運命を感じてしまいますよね♪
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