初めてドールをお迎えした話
2026年8月、初めてドールをお迎えしました。
ドールといえば思い浮かべるローゼンメイデン。
気づいた時にはオタクだった自分もやはり読んでおり、ドールというものを認識し、憧れたきっかけの作品です。
しかし自分がお迎えするという現実的な考えを持つには敷居が高く、働き始めてから長くハマった趣味はフィギュアの世界でした。
↑フィギュアの世界に魅了されるきっかけになった大好きな石長櫻子さん
フィギュアの中でも私が夢中になったのがスケールフィギュアで、既に完成されている作品を飾れば楽しめるものです。
造形美に惹かれ、大きなフィギュア棚をぎっしりと埋めるくらい集めておりました。しかし地震の多さや箱の置き場、きりのない収集癖に危機感を覚え、引っ越しをきっかけにほぼ全て手放すこととなりました。
新居では残したフィギュア以降増やすことはなく、後々自分を苦しめることになるアプリやグッズへとお金を使うようになります。
出会いから予約確定まで
ツイ廃の私がいつものようにツイッターを眺めていた時に、おすすめで流れたのが始まりでした。
【お知らせ】
— DOLK (@DOLKSTATION) June 17, 2026
Dream Valleyより、深海の悪夢『Sairi』が40cmドールとして登場!
➡️ https://t.co/wA4WPVv4xU
7/15(水)朝9時までの受注期間は、リリース記念で
20%OFF&ギフトパーツのプレゼントも♪
クトゥルフ神話を彷彿とさせる美しい異形少女のお迎えは
フルセット、本体セットから選べます。 pic.twitter.com/ezAi9ry7Yg
な、なんだこの美少女は!!??!
リアル寄りの目のバランス、少し下がったまなじり、スッとした鼻筋や薄めなのに少し大きめに微笑んでいる口…………
とんでもない衝撃でした。
盛大に一目惚れをしました。
リンクを開いて更に落ち、自分の全部の意識が持っていかれたようでした。
再びツイッターを眺め始めても頭の中はこの子でいっぱいです。
何度も写真を見つめ、金額を見つめ、写真を見つめ、説明欄を読んで、写真を見つめ、気づいたら朝になっていました。
どうやらDream Valleyさんという中国のメーカーのドールであることを理解しました。
サイトのDOLKさんは広告等で見たことはありましたが初めて調べたところ国内・海外のドールメーカーさんをたくさん扱っているかなりの大手です。この点はまず安心です。
そしてこの子には「Sairi Fullset」と「Sairi」の2種類がありました。
違いを確認しますとFullsetには*フェイスメイクあり*ボディメイクありとの記載が。
私の中にうっすらある知識にドールはメイクをしなければならないというものを思い出しました。
何より写真に素体があったので、これはフィギュアでいうガレージキットのようなものではないかと思ったのです。
“ガレージキット”とは、「既製のプラスチックモデルに飽きたらず、自身の造形的ニーズやクオリティにこだわるマニアたちが、自分自身で造りあげた原型をもとに型取りし、レジンキャストで生産する手作りの模型」のことを指します。
ガレージキットはおそらくフィギュアを好きになった人は知ることになり、頭を抱えることになるものです。
キットの下処理、塗装、組み立て等……かなり自分のスキルが必要になるからです。
私はこういったことがかなり苦手で、なんとか方法はないかと調べ、製作代行というものをお願いしたことがあります。この時のガレキフィギュアは今でも大切にしておりますが、その時になかなかの金額がかかり、勉強になった機会でもあります。
なのでドールでも私は塗り等絶対に無理!と写真を見てから警戒して説明を読んでいたのです。結果的にガレキに例えたら割とすぐに理解できたため、頼むのならFullsetだなというところまできました。金額についてなのですが、ドールは高いものであるという前提の上、ガレキで勉強済だった塗装等をお願いできる値段だと思えば、かなりすんなり納得していました。
今でも思います。話が早すぎたなと。
私の中での問題はその金額を出せるか、何よりこの子をお迎えしなくて後悔しないかがほぼ全てでした。
そうして考えに考え、考えて考えて……
お迎えを決めたのでした。
この間、丸一日。
今でも思います。受注期間も長かったのに思い切りが良すぎたなと。
ここで一安心し、何度も写真を眺めながら、ドールについて深く調べ始めたのです。
現実的にお迎えのことを考えると、何が必要なのか全くわかりませんでした。
まずレポがたくさんあることに気が付きました。
読み漁るとドールに憧れて調べてからお迎えする方や、一目惚れしてからよく調べてお迎えする方等様々で、先人がいることに安心したものの自分が無知識のまま予約したことに冷や汗が流れました。
それでもSairiちゃんのページを見るたびお迎えを決めたことに後悔はありませんでしたし、受注が締め切られた表記になってからは予約期間に出会えて本当に良かったと安堵しました。
しかしネットの知識だけではなんとも心細く、私が予約をしたのは幸いなことに実店舗があるDOLKさんでしたので、せっかくなので気になることを聞きに店舗へ足を運ぶことにしたのです。
圧巻の実店舗
最初に向かったのがDOLKラジオ会館店です。
建物には何度も行ったことがありますが入ったのはKブくらいで、上階にドール専門店がたくさんあることは初めて知りました。
目的のDOLKさんを見つけ、そっと足を踏み入れます。独特な空気感の中に壁いっぱいにガラスケースがあり、ドールが並んでいるのを見たのは本当に圧巻で、ローゼンからぼんやりとあった憧れのドールを間近で見られるのは感動でした。
色々な大きさ・表情・特徴のある子がいましたが、Sairiちゃんのように正気を失うことはなく、気楽に楽しく眺めることができました。
しかしドール本体以外にもお洋服等もあり、そちらも見ていたらどうしても欲しいお洋服があります。何も分からないままでしたので、決心して店員さんにお声をかけました……。
Sairiちゃんを見せてサイズは問題ないか、ドールをお迎えする前に準備しておくもの、初めてドールを予約したことや店舗に初めて来たこと、本題から私のどうでもいいお話までたくさんお話してしまったのですが、全部について丁寧に答えてくれました(現在進行形でお世話になっていますがDOLKの店員さんはとっても優しい)
お迎えする子がすごく細身であること、Sカンのこと、ちょうどドールが多目に並んでいること、同じDream Valleyさんのドールが先ほどお迎えされて梱包に一時間かかった(!?)お話など盛りだくさんでした。お洋服がもしかしたら大きいかもしれないけれど着られないという問題にはならなそうなので購入し、お礼を伝えて後にしましたが、もうこの時点でDOLKさん好き度がメキメキ上がっております。LOVEです。
後日DOLK東京店も見に行き、そこでまた違うドールさん達と出会い、そちらではドール用品の取り扱いが多いことを学び、ラジ館と梯子する日々が始まるのでした。
そわそわの準備
あくまで購入したと言っても私の場合は予約購入です。
海外ドールなので、長い長い予約期間になります。
その間一つ一つ調べてはお迎え用に購入して良いかDOLKの店員さんに相談していました(本当に優しい)
少し特殊なサイズなのでウィッグやアイは試着してからがやはり良いということで、私が見るメインは自然とお洋服になりました。靴もおそらく大丈夫なのでお手頃なのを何足か。サイトで購入しようと思っていたツールセットも店舗に入荷していたので購入。事前に購入するものはあと服靴をどれだけ我慢できるかくらいで、買うものについてはすぐ終わってしまいました。
そこからは自然と他のドールオーナーさんを見るようになり、レポ系は本当に参考にさせていただきました。写真を眺め、ドールサイトを徘徊し、店舗で入れ替わるドール達に会いに行き……
だんだんと焦燥感に襲われるようになってしまいました。
上がるドール欲に対してまだ私の元にドールはいないという渇きが酷いのです。Sairiちゃんは予定日の記載がなく、到着はおそらく年明けてからになるのではないかという店員さんの見解にも気が遠くなりました。
日々ドールのことを考えているのになぜかドールに飢えていたので、見て妄想する範囲も時間も格段に増えました。
今見られる中で好みの子はどの子か考えたり、即納ドールを見たり、店舗に毎日行ったり……
その中で分かったのが、私は少し下がった瞼や伏し目がちの子、横に薄めで大きい口の子に惹かれるということでした。
大好きなこちらのnoteの影響がうかがえます。
そして上記のnoteや他の方のレポを読むにつれ、ドールの到着前に別のドールをお迎えする人が多いことも分かっていました。
DOLKの店長さんに相談したところ(本当になんでも相談している)みんなそうなので一番危ない時期。でもオーナーさんなら誰もそれを止めないとのこと。ドールってすごい。
この辺りでもう先に他の子をお迎えしても良いのではないかという方に天秤がだいぶ傾いていました。
上記にも即納の子もいたので余計に悩みます。しかしここまで調べてきて、初心者向けのアドバイスが良く分かってきました。
メーカーの写真とオーナーさんの元での写真が……違う…!そうです、実物を見て考えたいと思ったのです。なので通販は一旦保留となります。
そこでボークスさんでフルチョイスをするならどんな子にするかをハンドブックを買って考えるようになりました。
しかし問題となったのが、カインやケイリン、荒野、沖田総司、アーニー等惹かれる子がことごとく普通の方法ではお迎えできない子ばかり…
眠り目の子のシリーズ?のSweetDreamVerとついている子にもとても惹かれます。しかしこちらも修羅の道。
現実的なラインを探ったところフルチョイスできる103番や105番、78番、そして91番が気になりました。こちらの中で里限定以外を全て見せてもらって仮組みしてもらおうか……その辺りまで考えていました。
ファーストドールのお迎え
出会いは唐突にまたもやSNSになりました。
【DOLKラジオ会館店♢入荷ドール】
— DOLKラジオ会館店-DOLLSTOCK- (@DDollstock) July 24, 2026
Asleep Eidolon様より、【Snow Pear2020 (雪梨)】が入荷いたしました♪
伏し目がちな目元とほんのりと開いた口元が愛らしい美少女ドールです✨
こちらはNormal Skinでの入荷となります。
部屋着スタイルのお洋服に着替えてお待ちしております💤
40cm/¥54,550- pic.twitter.com/bua6GEMX8a
Asleep Eidolonさんの伏し目美少女だと……?
全くの予想外から殴られました。切れ長めの伏し目は輪郭や唇から感じる少しの幼さに対して大人っぽく、アンバランスさや伏し目特融のセクシーな印象もあります。
なんてことだと大急ぎでラジ館へ向かいました。
ケース越しに実際に見ても大きく印象が変わることなく非常に良く、黒髪なのも見ていた子たちとは違うダウナー感があり好印象です。


しかしその時はこの子をお迎えするつもりはなく、帰宅してその後数日悩みに悩みました。
まだフルチョのことも頭にあり、選択肢はたくさんありました。しかしやはり実物を見て良いと思えたことは大きく、毎日通って眺めては考えました。DOLKさんのアカウントでいつお迎えされましたとポストされるかも怖くなっていました。
そして次の週末に、お気に入りのワンピースを着て会いに行って、その時にいればお迎えしよう、と決心したのです。
それでも当日はまだ迷いの気持ちが残っており、また会った後そのまま帰るかも、とも考えていました。
実はこの数日前に何度も相談しているDOLKの店長さんが、雪梨は確か二人入荷していますね、と言っていたのでお願いして見比べようとも思っていました。
そして週末。
会いに行くと、黒髪の雪梨ちゃんの隣にウェディングドレス姿の雪梨ちゃんがいたのです。

えっ私のためにウェディングドレスでお出迎えをしてくれた……???
などど教会の幻を見つつ現実に戻りつつ……、これには運命を感じてしまい店員さんにようやくの結婚をお迎えをお伝えしました。
初めて見たのが7/24のポスト→ラジ館でしたので、8/2日のお迎えは結果的に丸一週間以上悩んでいたことになります。禿げるかと思いました。
【DOLKラジオ会館店♢お迎え】
— DOLKラジオ会館店-DOLLSTOCK- (@DDollstock) August 2, 2026
こちらでご紹介いたしましたAsleep Eidolon様、【Snow Pear2020 (雪梨)】はお迎え済となりました。
お迎えいただきましたオーナー様、誠にありがとうございます✨
またのご来店心よりお待ちしております♪
※こちらの雪梨はまだお迎え可能です https://t.co/NCtew8aDrD
写真も素敵でとっても美しい雪梨ちゃん
ちなみになのですが、ウェディング姿の方の雪梨ちゃんはお迎え時にまだ入荷のポストがされておらず、午前中に私がお迎え→入荷ポスト→お迎えポストの順番になったので、SNSだけ見ていると入荷後10分という爆速でお迎えになったと誤解する流れになっていて大変笑いました。
お迎えしてから
予定とは変わりましたが、念願の初ドール、あまりにもかわいくてうれしくて撮影会をしたりメイクに触れないようにぎゅっとしてみたり浮かれ回っておりました。




お名前は眠莉栖(ネムリス)ちゃんです。
先に予約しているSairiちゃんの名前を仮決めしてありまして、かなり近い名前にしました。
眠り目の子+僕らのアリスです。大好きな歪みの国のアリスからの命名なのですが、買っておいた中で最初に着せた服もアリスでピッタリでした(これは偶然)
1カ月半前の自分はドールをお迎えするなんて夢にも思っていませんでした。ましてや確定で二人です。
眠莉栖ちゃんはSairiちゃんと出会わなければまずお迎えしていませんでしたし、ウェディング姿を見ていなければ未だにお家にいなかったかもしれません。
たくさんのきっかけがあり素敵な出会いとなりました。
Sairiちゃんをお迎えのnoteは書くか分かりませんが、激動のドールをお迎えしたお話、自分用にまとめさせていただいてようやく落ち着いてきました。
実際に触れてみると視覚情報の通りに写らない写真にもどかしく思ったり、突然のポロリで知った部品に泣きそうになったり(KIPSシートというものだった)、ウィッグの扱いに怖くなったりと色々直面している問題はありますが、これからのドールライフが素敵なものになりますようにと願うばかりです。
まずはSairiちゃん!!待ち遠しすぎて一人増えちゃったけど一緒にお家に来てくれるの楽しみにしてるよ!!!!
【Deep-sea Nightmare】- Sairi#bjd#dreamvalley pic.twitter.com/tVxID9uWxO
— DreamValley (@DreamValleyDoll) June 26, 2026
