『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』花田菜々子さん | ゆる読書日記
タイトルからして面白そうで、思わず手に取った本。
自分の選書サービスにも役立つかもしれないと思って読み始めたのですが、これがもう、タイトルの通り文章も出会う人も面白い!
一気に駆け抜けていくように読み終えました。
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』
著者:花田菜々子さん
出版:河合文庫
あらすじ
旦那さんとうまくいかなくなった時に、出会い系サイトで色々な人に会ってその人に合いそうな本をすすめまくる。色んな人と会う中で世界が広がり、心が浮上してキラキラ輝きだす、そんな本です。
好きな言葉
①生きる軽さとポジティブ
「たしかに自分大好き人間で。でも、自分もまわりの人も、みんながハッピーだったらいいなあって、それだけなんですよ、思っているのは」
ええ、すごい。
この方、自分とは対極にいる気がする。もはや日本とブラジルくらい。
深く思考してごちゃごちゃになったり、自責で悩んだりすることのある自分には、この軽さとポジティブさが眩しい。
このくらいの軽さで生きてもいいのかもなあ。
②悩むことは人間らしくて素敵
今では、悩みのない大人より、こんな風に悩みながら自分の人生に向き合い、女友達といっしょに笑ったり泣いたり、人生を思いっきり生きられることの方が素敵なのだと思えるようになりました。
わかる〜!
悩んで苦しかったりもするけれど、それはそれで人間味があっていいじゃないとか思うときがある。
悩める人間は、きっと年齢を重ねたときに深みのあるおばあちゃんおじいちゃんになれるんじゃないかって思う。
自責しすぎず、悩みに苦しみ過ぎず、でも時には悩んでも人間らしくていいよね。
③肉声を綴りたい
有名な書店員が本を紹介するページを見てがっかりしたことがある。「〇万部突破のベストセラー」「○○賞受賞」といった本のスペックだけが語られ、内容についても文庫の裏表紙かAmazonの内容紹介に書いてありそうな、とおりいっぺんの説明だけ。その人の肉声も、その本の魅力もまったくその人によって語られていなかった。
(中略)
書評が死んでる、と思った。
自分は、自分の肉声を書きたい、と思った。
本を読んで何を感じたのか、なんでおすすめしたいと思ったのか。
簡単でもいいから、自分の心を自分の言葉で出したい、と思った。
私がインスタで本紹介を始めたとき、紹介文って難しいなと思った。
自分が本を読んで受け取ったことが、合っているか分からない不安があった。
だからAmazonの内容紹介を参考にしたこともあった。
その内容はプロの人が作った「正解」だと思ったから。
でも、三宅香帆さんの『好きを言語化する技術』を読んで、その意識が変わった。
自分が感じた事を言葉にしていいんだって思った。
どこが、「やばい」って思ったのか、
どこに、心が動かされたのか、
そういうものを自分の言葉で綴りたいと思った。
そこで、noteでこのゆる読書日記を始めた。
書評なんてものではない、ただただゆる読書日記だけど、
「読書日記が死んでる」にならないように、
肉声を綴りたいと思った。
④感じた魅力と紹介する本を言葉でつなぐ
その人の魅力を語る。感じた魅力と紹介する本を言葉でつなぐ。その本がその人に何をもたらしてくれるかを伝える。
、、、素敵。
・お客さんのカルテから感じた魅力と紹介する本を言葉でつなぐ
・生きづらさを抱える方が、少しでも楽に生きやすくように
自分が始める選書サービスも、そんな存在でいたい。
あー面白かった。
花田さんが出会った方々におすすめされた本、私も読みたくて一冊ずつメモしていたのですが・・・
お話が面白すぎて(あと私がズボラなせいで)途中で挫折しました(笑)
そしたらなんと、巻末に「本書ですすめた本一覧」とリストにしてくださっていました!
さらに、「この本を読んだ人にすすめたい本一覧」まで作って下さっていて、なんというサービス精神!と感激しました。
読みたい本が広がりました!
大満足な一冊です。
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気が向いたら、読んでみてください。
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そよそ