Bocca al lupo|11月の記録
こんにちは。11月も後半どころか終盤になりました。
ということは!私が食科学大学に入学をして1ヶ月が経過いたしました!(10月21日入学)
どんなキャンパスライフを送っているのか。
楽しいことから地味なことから辛いことまでまるまるっと1ヶ月を振り返ろうと思います。
1ヶ月振り返りは月イチで更新しようと思います!!頑張って執筆するので、読んで頂けると嬉しいです。
入学日
日本みたいに入学式!みたいなものはなく、オリエンテーションが続く日でした。とにかく緊張していて、顔に出まくっていたのか、スイス人の女性に「緊張してるの〜?大丈夫だよ〜」と声をかけられました。最初から優しさ大爆発。
最初に出欠を取る時にリュックとTシャツが渡されました。なんとUNSG(食科学大学)のグッズ。リュックの中には4冊の本と水筒。水筒にもUNISGのマークがついています。母校愛を助長させにきている。笑


コースの概要についてのお話を聞いたり、事務的なお話を聞いたり、、まあとにかくお話を聞く日でした。英語を何時間も聞き続けるのが初めてで心配だったのですが、意外と聞き取れて安心したのを覚えています。
この日はウェルカムランチを食べることができました。メニューはトマトパスタとサラダとコーヒー味のプリンでした。どれも美味しくて量もあって美味しかったです!
この日から3日間はオリエンテーションのみだったので、とにかく話を聞くという時間が多く、情報量も膨大でかなり疲れました。
そして、気になるクラスメイトたち。
先程「スイス人の女性」という書き方をしたのですが、、「スイス人の子」とは書けない(書いたら失礼かも)と思ってしまうぐらい年上感があるのです。そうなんです。ほぼみんな年上です。私の代が最年少です。
平均したら27-30歳ぐらいなるのかな、、上は40歳近い方もいらっしゃいます。みなさんキャリアも豊かです。シェフの人、食関係で働いていた人、ビジネスを立ち上げていた人。仕事を辞めてここに学び直しにきたという人が多かったです。
そんな中「初めての留学です!ヨーロッパもイタリアも初めてです!超緊張してます!」と、どう考えても幼稚でキャリアのカケラもない自己紹介をしてにっこりされたのを覚えています。とりあえず覚えてもらえればなあと思って、みんな座ったままで自己紹介をしていたので、わざわざ立ってやりました。ただでさえ小さいから立たないと誰が喋っているかわからないだろうし。(なんのこだわり?)
自分が思った以上にレアキャラであることを自覚してスタートしたキャンパスライフでした。
初めての授業
初めての授業はオリエンテーション3日目に急に訪れました。クラスのチューターさんから「これは授業だからね!」と急に知らされて心の準備ができないままスタートした授業。
"Artisanal Intelligence for a Philosophy of Quality"という授業で初回では美学や哲学など今まで触れてこなかった領域のお話を聞きました。触れてこなかった分、かなり難しい内容でしたが、どのように味を認識するのか、食の倫理についてなど食にコネクトする内容もあり、面白かったです。
とか言っていますが、話を聞いてメモを取るのに必死な3時間でした。日本で大学生をしていた時は、プロジェクト型やグループワーク型の授業が多かったので、講義を聞いてメモを取るという行為が久々すぎて高校生の時まで戻った気分でした。実際ここから6時半に起きてバスで登校して、8時半から授業を受けて、17時ぐらいに終わって6時ごろに帰宅するという生活を月曜日から金曜日まで、、という生活を数週間送っていたので、大学生の時よりも学校に行っていて、本当に高校生気分です。
1番楽しかった授業
この1ヶ月で1番楽しかった授業が"Food Communication"という授業です。この授業は3部構成で
Photography
Writing
Videography
の3つを3回ずつ学ぶことができました。
とにかく超実践させられる授業で最初の1時間講義を聞いて、そのあとはそれに従って「さあ、やっておいで!!GO!!」と放り出されるのです。Photographyの授業では写真を撮る時のポイントを教えてもらい、それを使って校内で写真を撮っておいで!という感じです。
いきなり、、?とは思いつつ、自由に写真を撮れるのが面白かったです。自由とは言いつつもポイントは押さえなくてはいけないので普段写真を撮る時よりも注意を払わなくてはいけないのが新鮮でした。





Writingの授業では、企業のコンセプトを考えたり、ターゲットが決められてその人たちにどんな風にアプローチしていくかを考えたり。
私のチームは"Food Art"についてのプランを銀行の人たちに提案するというシチュエーションを渡されて、銀行だからお堅く、ちゃんと銀行側のメリットも伝えよう、、みたいなことを話し合っていました。1-2時間でプランを作らなくてはいけないので、難しかったけど、大学やゼミでやっていたことと近しく、というかほぼ同じようなこと(その場でプランを考えさせられる無茶振りプレゼン)をやったことがあったので、ゼミに戻った気分でした。ありがとうございます、大学生活とゼミ生活に感謝です。
最後のVideographyの授業では、またまた食関連ビジネスのコンセプトを考えさせられて、どこがVideoだ〜〜!と思っていたら、最後の授業ではそのビジネスのコンセプトムービーを実際に撮影するという、、!!前日からそのための小道具を集めて、撮影から編集までを3時間で行いました。私のグループはバーのコンセプトムービーを撮影したのですが、図書館の自習室とは思えないクオリティまで持っていくことができて大満足でした。


授業についていけない
正直、頭に入らない授業もありました。Science関連の授業です。まず根っから文系の私。Scienceという響きも苦手です。そして先生がScience大好き先生で、とにかく喋るのが速い。興味がない上に喋るのが速いのダブルパンチで、全く何を言っているのかわからなくなりました。これは全4回の授業ずっとそうでした。
周りも興味がない人は全くノートをとっていなかったり、ノートに落書きをしている人もいて、全体的にモチベーションが低い授業でした。
Scienceラブな先生がひたすらに推しのScienceプロジェクトについて高速で話している。うん。そうだよね。落書きもしたくなるよね。
訪れる(物理的)病み期
そして、恐れていたことも起こりました。熱を出しました。
喉が痛いな〜と思って過ごしていた数日。それでも日本にいた頃は、喉の痛みが上がってきて、咳と鼻水になって終わっていたので、そこまで心配していませんでした。
学校終わりの金曜日の夜。とにかく喉が痛くてしんどくて、深夜1時になっても寝れず、、、熱があると確信しました。ここ数年、熱すら出したことがない超健康体だったので、本当にびっくりしました。そして、それと同時にとてつもない恐怖に襲われました。なんせ初めての一人暮らしで初めての発熱。家に助けてくれる人は誰もいない。イタリア語もままならないので、病院にも行けない。かなりこの世の終わりを感じました。幸い、日本時間が朝だったので、両親に半べそで電話をかけて、精神を保っていました。こうしてああしてと色々言ってはくれるもののそれをやるのは全て自分な訳で、一人暮らしで倒れると、ここまできついものかと21歳にして初めて学びました。これを4年前とかに経験している上京組の友達たちを心の底からリスペクトしました。みんな生きているだけで偉いです。私が保証します。(誰)
幸い、大事には至らず、食欲もあり、すぐに熱は下がり次の日には買い物に出かけられるぐらいになったので、良かったのですが、これがもっと何日間も続く病気だった場合、本当に恐ろしいなと思いました。

訪れる(精神的)病み期
精神的に辛い時期もありました。「あれ、私何しにきているんだろう」思考に陥った時期です。この思考に至ってしまったのには何個か理由があります。
1つ目が授業内容と構成です。授業はひとつのテーマの授業が約3時間×4コマで構成されていています。思ったよりも授業も入れ替わりが激しいのです。良い捉え方をすると本当に色んな視点から食を学ぶことができて、まさにNew Food Thinkingというコースの名前を体現していると考えられます。しかし、4回となるとようやく理解できたところで授業が終わり、なかなか「深める」ところまでいけないのが現実です。
また、授業内容も「これは食と繋がるのか、、?」「繋がるとは思うけど、だいぶ遠いな、、」みたいなものもあり、「食への学びに重きを置いてきているのに、何を私は学んでいるんだろう」と思ってしまうことがありました。特に授業準備として、大量の英語の文献を読んでいる時にそんな思考が現れて本当に嫌になってしまうことも多々。ちゃんと英語で読まなきゃと思いつつ、量の多さと内容の難しさからGeminiの日本語訳を読むのにも精一杯になる時も。
1番辛かった時は「今日も文献読まなきゃなんだ、、」と両親に愚痴っている自分に対して「自分で選んだ道なのに、文句なんか言ってる」「しかも1番に応援して、支援してくれている自分の親に向けて言っているなんて最悪だ」と嫌悪感を抱いて、泣いていました。
また、授業のグループワークでも、まだまだ聞くのに精一杯で、メンバーの言っていることがわからなかったり、自分の意見を言えなかったり、うまく応えられなかったりすることが多く落ち込む日々。
うまくコミュニケーションがとれないため、あまり話しかけられず、仲良くなれないことにも落ち込んでいました。私が気にしすぎなだけかもしれませんが、やっぱり何となくヨーロッパ系のコミュニティに入っていくのにはハードルが高く感じられたり、年の差が見えないようで感じられる薄くて強い膜みたいに思えてしまって、躊躇してしまったり。「思っていた留学生活と違うなあ」「周りの留学生はみんな友達作って楽しそうなのになあ」と落ちこんていました。
正直、100%乗り越えた訳ではないですが、うまく切り替えてなんとかやっています。両親からも暖かい言葉をもらって元気が出ました。そりゃあそれだけ色んな授業があったら、興味ない授業だってあるし、いい意味でも悪い意味でも4回乗り切ったら終わる訳だし。深められなくても「この分野は好きだなあ」って食のどんな部分が好きなのかとか、面白いと思えるものが発見できるだけでもいいのではないかと思えるようになりました。
クラスメイトも私が一方的に怖がっているだけなんですきっと。話すとみんなすごく優しいし、ゆっくりで拙い英語でもうんうんって聞いてくれるんです。だからもう少し勇気を出して、もっと関わっていけたらなあって思います。年の差なんて関係ないよね。みんな食が大好きな同志なわけだし!
(って思えたのが⬇️の出来事)
言語を超えるもの
言語を超えるものに出会ってしまったお話をしたいです。
クラスの1人が家でカクテルパーティーを開催してくれて、それに参加した日がありました。とにかく可愛くて、オシャレでクラスメイトともゆっくり話す機会ができてすごく楽しい時間でした。
それでも、長い時間会話するのはちょっとハードルが高く、手持ち無沙汰になっていた時に、音楽が鳴り始めました。BGMだと思っていたら、みんな歌い踊り始めたのです。光景が"The 海外"すぎて笑ってしまいました。日本と違いすぎる、、カルチャーショック!!
"郷に入っては郷に従え"という言葉とダンス歴12年の自分を信じて踊りまくっていたら、最後にはハグしていました。びっくり。「アオイ、ナイスダンサーだね!!」と言われました。びっくり。邦楽よりも洋楽が好きな方だったので、知っている洋楽が流れることもあり、みんなと熱唱するのも、とにかく楽しかったです。
そうです。「ダンス」は言語と国境を越えるんです。上手い下手も、年も関係ないです。とにかく楽しんでいればOK!な空間はとてつもなく幸せでした。20歳近く年上のクラスメイトがキラキラのワンピースを着て一緒に踊って歌ってハグしてくれるんです。深夜1時とかまで。最高じゃないですか?
英語が上手くなくても、私は1個言葉を超える武器を持っているんだなあと思うと、少し強くなった気がしました。


おわりに
長くなってしまいましたが、こんな感じで10-11月の記録は以上としたいと思います。また来月も上げていこうと思うのでお楽しみに!!日本ももう寒くなって、インフルエンザが流行っていると伺っております。皆様、ご自愛ください!
