【散文詩】生まれた
パソコン関係が苦手
パソコンでデータ化して
メールで送れば楽なのは
わかる
だけど
私専用のパソコンがない
やり方教わる時間
やり方調べる時間
この時間に
何かあったら?
忘れてしまったら?
心配性の『作家もどき』は
居ても立っても居られずに
家の中
確か
あったはずと原稿用紙を探す
見つけた原稿用紙が
「久しぶり、寂しかったよ」と笑う
久しぶりの手書き原稿
ここ最近は字を書いていなかった
ちょっと色褪せたした原稿用紙に
心と手が震え
字が嬉しそうに踊った
字が綺麗に見えるように
字が伝えたい事がきちんと伝わるように
何度も何度も書き直し
何度も何度も読み直し
居間のテーブルを奪い取り
コーヒー片手に半日座り込み
あーでもない
こーでもない
やっと完成した
その『原稿(いきもの)」
キラキラ光って笑っていた
みる人が見たら
稚拙で面白みのないものかもしれない
それでも
『原稿(いきもの)』は命を与えられ
煌めいていた
誰にも評価されないかもしれない
けれど
『君』は私の分身
たくさんの作品の中で
胸を張り
堂々としていてね
そこには
有名な人もいるけれど
『君』は『君だから』
私が精一杯
力を出し生み出したのだから

