【研究者のキャリア】大学と企業、それぞれをA-Co-Laboが考察
研究をしながら生きていく・働く上で、大学や企業、非営利団体、公的機関など、どのフィールドを選ぶか悩む方も多いのではないでしょうか?💭
以前、パートナー研究者にこれまでのキャリアを伺いまとめたnoteがあるのでぜひこちらもご覧ください↓
また、研究者の働き方にまつわるnoteはこちらからご覧ください↓
大学と企業の両方で研究経験を持つ代表の原田は、
●企業
自分の研究が形となって世に出ていく快感はあるが、自分のやりたいことだけを出来るだけではない。
●大学
やりたいことを自由にできるが、企業の様なお金は出ない。
と感じたそうです。
詳細はこちらのnoteから↓
そこで今回のnoteでは大学と企業に焦点を当て、
・キャリア
・求められる能力
・大学と企業における研究者数の推移や研究費データ
などについてまとめてみました!!🙌🏻
博士課程修了後の雇用先機関
以下は、博士人材追跡調査 -第4次報告書(2022年1月)-
の内容を引用してご紹介しています。
博士課程修了後の雇用先は、全体では大学等と回答した者の割合が最も多く、次いで民間企業、公的機関、非営利団体が続いた(概要図表 25)。
これを分野別でみてみると、雇用先が大学等であった割合が最も高かった分野は人文(66.6%)、 社会(57.0%)、保健(56.5%)であった。
また、民間企業割合が高かった分野は工学(46.1%)、理学(36.0%)、社会(21.7%)となっており、人文系と比較して理工学分野出身者の民間企業への就職割合が高い結果となった。(概要図表 26)。


大学でのキャリアと従業者数

■キャリアパス
修士号取得→博士号取得→ポスドク→助教・講師→准教授→教授
■向いている人
・一つの分野を極めることに情熱を維持出来る
・教育現場に携わりたい
・空席を待ち続ける忍耐力
・人に教えることが好き
大学では、授業や学生の教育にまつわる業務、会議や入試などの仕事がある中で、調査・分析、論文執筆などの研究時間を確保することが一般的です。
そのような業務の合間をぬって研究する意識を持つことが必要でしょう。
資金の獲得や人脈の構築、共同研究をするなら研究チームを組織・管理する能力も重要となります。
なかには、専門家としてテレビ・新聞・Webサイト・雑誌などのマスメディアに登場して、専門分野の解説や情報を発信したり、講演活動を行ったりすることもあります。
国内外の学会に出席したり、学外での講演に招かれたりすることも多いでしょう。専門・専門外問わず研究者同士のつながりから研究のヒントや、共同研究のチャンスが舞い込むこともあるため、研究を思い通りに進める環境を整備するためのコミュニケーション能力は欠かせません。
■大学における研究関係従業者数

2022年3月31日現在の研究関係従業者数は42万7200人で、前年度に比べ3.5%増となっている。学問別にみると、自然科学部門が20万6500人(研究本務者全体に占める割合68.6%)、人文・ 社会科学部門が6万800人(同20.2%)などとなっている。
企業でのキャリアと従業者数

■キャリアパス
修士号取得・博士号取得→民間企業に就職
■向いている人
・コミュニケーション力が高い
・柔軟な思考力を持っている
・研究で会社に貢献したい
・興味の幅が広い
企業での研究はビジネスニーズに合わせなければならないといった制約はありますが、研究の成果が認められれば商品やサービスとして世に発信される可能性があります。自分の研究成果が、目に見える形で世間に認めれることは研究者として誇りを感じれるでしょう。利益に繋がる研究であれば、企業研究員としての報酬は大学よりも高く設定されていることもあります。
一方で自分のやりたい研究を求めて就職したものの、金銭的な都合や経営的な都合で研究が打ち切りとなり、自分のやりたかったこととは全く別の研究を進めなくてはならないといった事態も有りえます。
また研究を進めていく上で、上司に掛け合ったり、役員へのプレゼン・交渉、会議の出席、社会の動きに敏感である必要があったりと、ビジネスマンとしての能力も少なからず必要です。
個人としてではなく、会社のチームとして研究を実行するというのが大前提という意識をもつことが大切です。
■企業における研究関係従業者数

2022年3月31日現在の研究関係従業者数は64万1800人で、前年度に比べ2.7%増となっている。
現在の研究者数を産業大分類別にみると、「製造業」が44万5000人(企業の研究者全体に占める割合84.1%)と最も多く、次いで「学術研究,専門・技術サービス業」が2万9900人(同5.6%)、「情報通信業」が2万8900人(同5.5%)などとなっている。
大学・企業でのキャリアと研究環境の比較
大学で研究者として働くことと、企業で研究者として働くのでは、環境や立場において役割の違いが見られます。
大学では、好きな研究が出来るものの教育者としての能力や活動範囲を自分で広げていくようなフットワークの軽さも必要なことがわかります。
企業では、必ずしも自分のやりたい研究ができるかはわかりませんが、研究成果が認められれば目に見える形で世に発信される可能性を秘めています。
大学・企業で共通している点は、どちらのフィールドでも共同研究においてや社内のチームと研究を進める上でコミュニケーション能力が重要となります。
上記で引用した図、表4-7(大学)と表2-9(企業)の「従業者数の総数」を比べると、大学は年々増えていることがかわりますが、企業は社会情勢の影響によるものなのか年度によって変化していることがわかります。
また下記の図、研究費推移のデーターからも大学と企業では大きな差が見られます。

2021年度の研究費を研究主体別にみると、企業が14兆2244億円(研究費全体に占める割合72.1%)、 大学等が3兆7839億円(同19.2%)、非営利団体・公的機関が1兆7324億円(同8.8%)となっている。 これを前年度と比較すると、大学等が2.9%増、企業が2.6%増、非営利団体・公的機関が1.9%増 となっている。
自分は、大学と企業どちらでの研究が向いているか・向いていないかといった主観だけでなく、客観的なデーターを元に比較してみると、キャリア選択の参考になるでしょう。
弊社所属パートナー研究者のキャリアについて
冒頭で、研究者として活躍するフィールドは様々とお伝えしたように、研究者のキャリアは大学か企業の二択だけではありません!
以前、独立系研究者として活躍されているパートナー研究者の小松正さんと萩原真美さんに独立した経緯や活動内容についてお話しを伺いました。
詳細はこちらからご覧ください↓
またパートナー研究者5名に協力いただき、これまでのキャリアについてご紹介したnoteもあります。
Uさん 海外でのポスドク勤務を選択
Sさん 博士研究員の後、企業研究を経て大学教員へ
Sさん ライフイベントに合わせながら企業研究員を歴任
Dさん メーカー勤務から個人事業へ
Sさん 研究員を行った後、科学教室を立ち上げ
どうしてこの経歴になったのかや、苦労したこと、乗り越え方について詳しく教えていただきました。詳細はこちらからご覧ください↓
A-Co-Laboについて
自身の研究経験やスキルを本業だけでなく、副業・兼業といった形で活かしてみませんか?
弊社では、研究者が持つ、研究経験・研究知識・研究スキルを活かして企業の課題を解決することを目的としています。研究者のキャリア問題に課題を感じている研究者3名で立ち上げました。
分野・年齢・所属など多様な研究者が所属!
プロジェクトやご依頼に合わせたアサインを実施します。
〈特徴〉
1.プロジェクト単位でナレッジを活かせます。
2.専属のプロジェクトマネージャーが伴走します。
3.キャリア相談も可能
〈専門分野〉
・生物 ・医学 ・工学 ・物理 ・生態学
・化学 ・薬学 ・情報 ・言語 ・心理
・教育
など分野は多岐に渡り、生物系・医療系工学系研究者から人文科学や社会科学など幅広い分野の研究者が登録しています。
〈年齢層・所属〉
パートナー研究者の半数が30代ですが、20代〜60代まで幅広くご登録頂いています。博士号取得者が80%いらっしゃいます。
所属としては、大学が約40%、独立・起業が約40%、企業が約20%となっています。
現段階では全国海外含め180名ほどの研究者の方に登録頂いております。
興味が湧いた研究者の方、企業の方がいらっしゃいましたらこちらからお問い合わせ下さい。
ご登録希望の研究者の方はこちらから登録申請していただけます。
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