Photo by
oiabuemo
「恋愛の凡人」
失恋というものは辛いものだ。どんな恋愛でも、それを失った時はキツイ。この辛さは、失恋を経験したことがある人はよく解るはずだ。
失恋の辛さは、恋する相手を失ったことと、他にもある。恋を失って冷静になった時に、恋をしていた自分を振り返った時の怖さだ。
恋とは麻薬を飲んだように、普段とは違う自分になってしまう。恋愛中は自分でも驚くような行動をとる。恋をしていなかったら、決してしないような行動をとることがある。恋に動かされている間は気にすることなく過しているけれど、恋が無くなった時に、これを振り返ることは、地獄にいるような気持になる。
冷静に恋をするということは不可能だ。恋をした相手にだけしか出さない私というものがある。そんな自分に打ち勝つこと、そんな自分を受け入れることが、失恋の大きな山であると思う。恋した相手を失うことよりも、こちらの方がずっと大変なことだ。
「恋とはそういうものだから」と、すっぱりと言いきれたらいいだろう。自分をよくコントロールできない恋という状態は、不気味なものだと思う。恋愛中の自分は後から振り返ると、何だかとても格好悪い。
「格好悪くてもいいじゃないか」これが恋愛の達人の言葉なのかもしれない。
