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奥野宣之『図書館超活用術 最高の「知的空間」で、本物の思考力を身につける』

なぜいま『図書館』なのか。

私的要約

インターネットの普及により、皆が同じようなインプットとアウトプットをするこの時代において、多様で豊かな情報に出会うカギは、図書館に行くことである。
また、人生の中にたくさん出てくる『自分だけの問い』に対する『自分だけの解』には、インターネットのようにキーワードでいきなり答えを『検索』することではなく、本を渡り歩いて『模索』することで、初めてたどり着くことができる。
私たちビジネスパーソンにとっての図書館とは、
① 課題をクリアし、成果を生み出すための『ラボラトリー(研究室)』
② 重要な場面で意思決定し、決断を下すための『シンクタンク(意思決定を助けるための機関)』
③ 思いもしない自分を発見し、可能性を広げるための『ゼミナール(少人数の発表会、討論会で互いに開発していく教育法)』
であり、集中力を保ちながら『発想力』『思考力』『教養力』を磨いていくための場である。
この書には、図書館をフル活用するための術が書かれてある。図書館を上手く使うことができれば、世界中の本が読めるし、インターネットの有料データベースを見ることができる。統計学だろうが帝王学だろうが占星術だろうが、自分で学べる。この書を読んで図書館を使いこなすことで、私たちは職業人としてのパフォーマンスを上げ、自分だけの生き方を選び取れるようになるのだ。

教育×読書

最近の若い子たちは、『わからないことをどうやって調べるか』という問いに対して『インターネットで検索する』と答える。私も便利なため、ついインターネット検索でさっと済ませてしまうこともあるが、この方法は、検索力(調べ学習の力)はつくが、思考力はつかないのであろう。検索結果のソースが正しいのか、それを吟味しなければならないが、若い子たちはそれをせずに鵜呑みにしてしまう傾向がある。
本来、調べものというのは、調べる過程でいろいろな情報を見比べて吟味していく過程で頭を使い、思考力も深まるし、暗記もできるものだと思う。しかし、インターネットでの検索をするときは、検索上位の物しか読まないことが多いのではないのではないだろうか。これでは力がつかないし、頭にも入らないのは仕方がないのだろう。
便利になっていく世の中だが、この書に書かれてあるように、皆が同じように検索し、同じ答えにたどり着く。正解が1つしかないものはそれでも良いのだろう。しかし、悪いように利用される可能性だってある。嘘の情報を流して、それにみんながリーチして信じてしまえば、黒いものを白いものに変えてしまうことだってできるのだ。
便利になればなるほど、頭を使わなくても良い世界になっていっている。情報を鵜呑みにするのではなく、きちんと自分の頭で考える。私たち塾講師は、生徒にそれをさせていかなければならないと改めて強く感じる。

私的感想

私は図書館のあの雰囲気が大好きです。
静かで凛とした空間。何かが生み出せそうな、そんな予感がする空間ですよね。
この本には、図書館の知らない使い方がたくさん書いてありました。
これを読んでからというもの、図書館に行くのが楽しみになっています。
初めて参加した読書会で紹介していただいた本なのですが、それ以来、何度も読み返している本です。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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