【決別】「REVAMP THE UNDEAD STORY」Ep.4-5 感想
BounさんとPremさんが主演のタイBLシリーズ「REVAMP THE UNDEAD STORY」の感想を考察も交えながら綴っています。原作は未読なのでドラマの内容を受けての視点になります。今回はEp.4、Ep.5の感想です。
※この記事はドラマ「REVAMP THE UNDEAD STORY」のネタバレを含みます。
Ep.4-5で明らかになったこと
Ep.4とEp.5はPunnの気持ちが大きく揺れ動く展開の連続になりました。まずはストーリーを簡単に振り返ってみましょう。
Punnの真実
Ep.3でほぼ確定はしていましたが、PunnがJettからの依頼によりRamilを殺そうとしていたことがはっきりと明かされました。Ramilが絵から出てきたときも、家に連れ帰ったあとも、彼を仕留めるためにPunnは何度もナイフに手を伸ばしていました。しかしできませんでした。これはRamilがあまりにも無垢であったためかもしれません。あるいは夢の中で愛し合った彼に既に情があったのかもしれません。
Jett、Punn、Eliseの過去
Ramilのそばにいてほしいという願いを聞き入れたPunnは任務を辞退することをJettに告げます。そしてJett、Punn、Eliseの過去に何があったのかについても明かされました。
わたしはこれまで3人の家族がヴァンパイアの犠牲になり彼らは施設に入ることになったと予想していましたが、そうではありませんでした。3人はもともと施設育ちで、ヴァンパイアに襲われたのは彼らが共に暮らす施設の子供たちでした。Jettも襲われたといいます。そのヴァンパイアがRamilと同じネックレスを身に付けていたことから、その事件を起こしたのはRamilだとJettたちは思っています。
Ramil 第四の能力
3人の部下たちとの儀式によりスピード・治癒・変身の能力を取り戻したRamilですが、実はもう一つの能力があることがMethusからPunnに伝えられます。
それは心を読む能力です。
つまりこれはRamilがPunnの目的をずっと知っていたことを意味します。その上でPunnに自分を殺す方法を教え、そばに置き、それでもなおPunnを信じていました。
全てが知られているとわかったPunnはRamilに刃を向けます。"僕の目的はあなたを殺すことだ" と。
Ramilはナイフを握るPunnの手を取るとそれを自らの左胸に食い込ませます。
"やるべきことをやるんだ、わたしを殺せ。"
Ramilは涙を流します。
これは自分が死ぬことへの恐怖からではありません。この時Punnは鼻血を出しています。つまりRamilが能力を使いPunnの心を読んだということだと思います。そして彼の苦しみや葛藤を感じたのです。
Punnはナイフを投げ出します。"僕にはできない" と泣きじゃくります。
Ramilは傷ついたPunnの手を癒すと、これからは自分が彼の心を守ると誓い、愛を告げます。Punnもそれに応え二人は体を重ね愛し合います。
Punnの葛藤
想いが通じ合ったはずの二人ですが、翌朝、事件の日の夢を見て目覚め我に返ったPunnはRamilに近づかないでほしいと言い放ちます。自分はハンターで、あなたはヴァンパイアだと念を押します。
Ramilは考える時間を与えるためPunnを家に帰らせます。
ハンターの任務を辞退しRamilのもとを離れたPunnはすぐに弟のPokpongを迎えに行きます。ずっと一緒に暮らしたかったのはPunnも同じだったのです。久々の兄弟水入らずの時間に、兄への愛情の裏返しで反抗していただけのPokpongはとても嬉しそうです。
しかしそこにRamilがやって来ます。
彼自身も悩みましたが、 "ヴァンパイアたちは100年間主君なしでいられたのだからあと200年くらい就任を延期しても問題ない。人間には寿命があるのだからPunnのそばにいては?" というMekhinのアドバイスを受け、素直に一緒にいたいという気持ちをPunnに伝えに来ました。ヴァンパイアたちと暮らすのが嫌なら自分がここに住むという申し出をPunnは一度は断りますが、Ramilの押しに負けてPokpongには正体をバラさないという条件付きで受け入れます。
とはいえ任務を降り、念願の弟との暮らしを始めRamilにも会えたPunnは物語が始まって以来初めて幸せそうな顔を見せます。それはPunn自身が浮かれていると自覚するほどです。
RamilとPokpongはすぐに仲良くなり、競い合うようにしてじゃれながらPunnのお店の掃除をしているうちに棚の上にある壺にぶつかり落としそうになります。しかし間一髪、Ramilがそれをキャッチします。Ramilは咄嗟に能力を使ってしまいました。バレてしまったかと一瞬緊張が走りますがPokpongはRamilの瞬発力を褒めるだけで気がついていません。
そしてこのあとRamilがPokpongの頭をつかむと映像が巻き戻り、今起きた一連の記憶を無かったことにするような描写が入ります。するとPokpongは鼻血を出し洗面所に向かいます。
Ramilは心を読むだけでなく記憶の操作もできるという事実がここでわかります。
このあと、Punnは洗面所のゴミ箱で血のついたティッシュを見つけたことでRamilがPokpongに能力を使ったと気づきます。このことでPunnの浮かれていた心は再び現実に引き戻されてしまいます。Punnにとって一番大事なことは弟の安全です。不死身であるRamilには理解できないだろうが、どんなに些細な危険にも弟を晒したくない。それがPunnの主張でした。PunnはRamilを追い出します。
考察
事件の日の謎
Ep.5の冒頭でPunnは施設がヴァンパイアに襲われた夜の夢を見ます。Jettが襲われているところにPunnが助けに入りますが、ヴァンパイアに突き飛ばされその拍子にぶつかったクローゼットが倒れてきてしまいます。するとそこに一人の男性が駆けつけクローゼットを抑えると、床に倒れ込んだPunnの傷を治してくれます。顔は見えません。白いシャツを纏いRamilと同じ赤い石のネックレスを付けています。
これはRamilなのでしょうか?
しかしこの事件が起きたのは10年前のことです。Ramilは封印されているはずです。未来や別の次元から来たRamilがPunnを助けたのでしょうか?
Punn自身はあの赤い石のネックレスだけが記憶に残っており、それを付けたヴァンパイアが犯人だと思い込んでいるのかもしれませんが、実際には施設を襲ったのは別のヴァンパイアでRamilらしき人物は助けに来ていたのです。
施設を襲ったヴァンパイアとPunnを助けた人物が別人である証拠は服の色です。Jettに咬みついていたヴァンパイアは黒い服を着ていましたが、Punnを助けた人物は白いシャツを着ています。
Ramilの服の謎
Ramilの服に関してはいくつか謎があります。これは他の方の考察を見ていて気がついたもので、わたし自身はうっかり見落としていました。
まず一つ目は、Ep.1のラストです。PunnがMethusに襲われRamilが駆けつけたところで終わりますが、このときRamilが着ていたのは白いシャツです。
しかしEp.2でPunnを助けたRamilは黒いシャツを着ています。つまりEp.1の最後でやって来たRamilはPunnの予知か何かで、実際にやって来たのは黒いシャツのRamilということです。この時Punnは鼻血を出しているので、Ramilが能力を使い助けに行くという意識を送ったということかもしれません。
2つ目は、Ep.4でPunnがRamilと一緒に眠るシーンです。PunnがRamilの部屋に来て "一緒に寝てもいい?" と尋ね、RamilがPunnを抱きしめて眠る光景は「Between Us」を思い起こさせます。
Punnは事件の日の夢を見て目覚め、眠れなくなり薔薇を摘みに屋上の庭に行きます。するとあとからRamilがやって来るのですが、ブラウン系のサテンのパジャマを着て眠っていたはずの彼は白いシャツに黒いパンツ姿で現れます。わざわざ着替えて来たとは考えにくいです。
Ramilは "目を逸らさないで、君の心を読んでいるんだ。" とPunnに伝え彼を見つめます。このときPunnはまだMethusから心を読む能力のことを聞かされる前なので、これもPunnの予知なのかもしれません。
Punnは気がつくとベッドで朝を迎えていて、鼻血を出します。Ramilに夜中の話をするも彼は何も知らない様子でした。
この2つのシーンから、白いシャツを着て現れるRamilは現実のRamilではない=予知であると考えることができます。
ただ、2つ目のシーンについては翌朝PunnのTシャツの裾がほつれていて、これは庭で薔薇の棘に引っかけてできたものでした。
では現実だったのか?それなら何故Ramilは知らないのか?
何か不都合があって、PokpongのときのようにRamilがPunnの記憶の一部を消して自分自身は知らないふりをしている?あるいはPunnが複数の次元を行き来している?
また、Ramilの能力でPunnに未来を見せたのだとしてもやはりRamil自身が知らないのはおかしいので、未来や違う次元のRamilからの働きかけなのか、知らないふりをしている可能性があります。
事件の夢の中でPunnがヴァンパイアに突き飛ばされてクローゼットにぶつかった時、一瞬だけ大人の姿になるのも気になります。単なる演出なのか、ここにも何かヒントがあるのか。
考えれば考えるほど謎は深まるばかりですが、Ramilの服が変わっていることには大きな意味がありそうです。
Ep.4-5 感想まとめ
先にも述べた通りPunnの気持ちが大きく揺れ動いています。Ramilを愛しているとはっきりと言葉にしながらもJettやEliseを裏切りたくない気持ち、Pokpongを危険に晒したくない気持ちが彼の心にブレーキをかけます。
Punnに笑顔をもたらしてくれるのはいつもRamilです。しかしPunnは自分の幸せよりも仲間や弟が大事なのです。
Ramilに刃を向け、愛し合い、決別する。
感情がジェットコースターのように動いています。
一方でRamilはひたむきな愛を貫きます。Punnの目的を知っていても彼の口から真実が打ち明けられるのをただ待っていました。
心から愛する人が自分を殺そうとしている。しかしそれと同時に彼が自分を愛し苦悩していることもRamilはわかっています。だからこそ、その苦しみから彼を解き放つために自分を殺せと言うのです。Punnと過ごした時間が充分幸せだったから死んでも悔いは無いと言うのです。どこまでも彼は一途で純粋です。
Ep.4、5ともにBounさんとPremさんの感情のぶつけ合いのお芝居が炸裂しています。ピュアさや可愛さだけでなく、こういった観る人の心を揺さぶる強い感情の掛け合いもお二人の演技の魅力です。
全10話ということで物語はわりとさくさくと進んでいくので、正直、RamilとPunnがここまで愛情を深めるには少し時間が足りないような気もしていたのですが、そんなことが気にならないくらいお二人の表情の演技には説得力があって、じっと見守りながら自然とわたしは泣いていました。たとえお芝居でもお二人が別れる姿を見るのはつらいものがあります。美しくも悲しいシーンに注目の回でした。
Punnと決別したRamilはヴァンパイアの主君に返り咲くため就任式に赴く決意をします。Ramil、つまりJonoel家がトップに立つことが何を意味するのか。Ramilを封印した反逆者たちの目的、家系図から名前を消されたヴァンパイアの存在についても謎が残ります。
そしてPunnが見ているのは未来のRamilなのか、違う次元のRamilなのか。なぜ呪いの解放者はPunnでなければならなかったのか。
注目して今後の展開を見守りましょう。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
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REVAMP THE UNDEAD STORY
毎週土曜日 20時30分 (日本時間 22時30分) GMM25チャンネルにて放送
【オンライン配信】
iQIYI / 毎週土曜日 21時30分 (日本時間 23時30分)
Rakuten TV / 毎週土曜日 22時30分 (タイの放送と同時配信、日本語字幕付き!)
監督:New Siwaj Sawatmaneekul
出演:Boun Noppanut、Prem Warut、Mark Jiruntanin、Barcode Tinnasit、Aun Napat、Kay Lartsittichai、Kapook Ploynira、AJ Chayapol、JJ Chayakorn、Stamp Panachkorn、他
