テレビ局の裏側は「大人の社会科見学」だった。試験3日前、派遣バイトで駆け抜けた一日
3月14日 土曜日
春の陽気が少しずつ肌に心地よくなってきたこの日、私は東京・赤坂にあるTBSへと向かっていました。
目的は、派遣スタッフとしての搬入・設置作業。しかし、そこで待っていたのは単なる重労働ではなく、まるで見知らぬ世界を覗き見るような「大人の社会科見学」でした。
本番を3日後に控えた試験への緊張感を抱えつつ、巨大なメディアの足元で汗を流した一日の記録を綴ります。
20名の総力戦!TBSで挑んだ大規模な搬入作業
今回の現場は、総勢20名弱という、派遣バイトとしてはかなりの「総力戦」でした。
運ぶのはスチール棚に椅子、その他諸々の備品。これらを次々と運び込み、開梱し、指定の場所に設置していく作業です。
初めて足を踏み入れたテレビ局の内部は、想像を絶する世界でした。
まず、ワンフロアがとてつもなく広い。
そして至る所に設置された無数のモニター。
「あ、ここで日々ニュースや番組が作られているんだ」
そう実感すると、ただの荷運びもどこか特別な任務のように感じられます。
スチール棚を一つ組み立てるたびに、巨大なメディアを支えるピースの一つを埋めているような感覚。
慣れない作業に汗を流しながらも、どこか「大人の社会科見学」を楽しんでいる自分がいました。
労働の後の2時間。心地よい疲労と「春の訪れ」
物量が非常に多かったこともあり、作業は予定通り定時まで続きました。
テキパキと動いた充実感はあるものの、やはり体は正直です。
現地での仕事を終え、事務所までの帰路は約2時間。
車に揺られながら、ふと窓の外を眺めると、日中の日差しがずいぶんと柔らかくなっていることに気づきました。
少し前までの刺すような寒さは消え、季節は着実に春へと向かっています。
明日もまた、東京での仕事が待っています。
明日は平日。
交通の混雑を考慮して、今日よりもさらに早い出勤になります。
派遣バイトというタフな日常の繰り返しですが、この「適度な疲れ」が、今は心地よく感じられました。
試験まであと3日
日常と非日常の狭間で
そして、私のカレンダーにはもう一つの重要な印があります。
試験日まで、あと3日。
テレビ局という「非日常」の世界で汗を流している間も、頭の片隅には常に試験のことがありました。
肉体労働で体を追い込むことが、かえって試験前の高ぶる神経を程よく鎮めてくれているのかもしれません。
明日の早起きに備えて、今夜は早めに体を休めようと思います。
華やかなメディアの裏側で過ごした今日という一日は、試験前の私に小さくない「活力」を与えてくれました。
泣いても笑っても、あと3日。
明日の仕事も、その先の試験も、一つひとつ全力で向き合っていこうと思います。
【結びに代えて】
ここまで読んでくださったあなたに、心から感謝いたします。
これは「完璧な誰か」の物語ではなく、試行錯誤を繰り返す一人の人間の、現在進行形の記録です。
第1話から順に読み進めていただくことで、単なるエピソード以上の「物語としての重み」を感じていただけるかもしれません。
あなたの「スキ」や「フォロー」が、暗い夜道を照らす灯火のように、この連載を続ける勇気をくれます。
その温かな反応のひとつひとつが、私がこの連載を書き続けていくための、何よりの原動力になります。
