無資格シニア、50代からの再挑戦。英検監督の寒さと、本命・海運会社面接への決意
3月1日 日曜日
昨夜、早めに布団に潜り込んだおかげで、今朝の目覚めはすこぶる良かったです。
失いかけていた気力も体力も、十分な睡眠という特効薬でしっかりと回復している。
今日という一日を乗り切るためのエネルギーを胸に、私はアルバイトの現場へと向かった。
英検2次試験の舞台裏:誘導担当としての「静かな戦い」
本日の業務は、英検2次試験の監督運営。
一言に「監督」と言っても、その役割は受付、受験者控室、誘導、面接室の管理と多岐にわたる。私に割り振られたのは「誘導」の役割でした。
控室で出番を待つ、緊張感に包まれた受験生たち。
彼らを一人ずつ面接室の前まで案内し、また控室へと戻る。
その往復が私の仕事です。
一度案内を終えると、次の誘導までの待機時間が思いのほか長いく体を動かしていれば紛れるものの、じっと立って待つ時間は、容赦なく体温を奪っていく。
いつもの肉体労働のような激しい疲れはない。
しかし、しんしんと冷える空気の中で静かに耐え続けるのは、別の意味で体力を削られる「厳しさ」がありました。
次世代を担う若者たちへの眼差し
誘導を担当した受験生の多くは、まだあどけなさの残る高校生たちでした。
驚いたのは、彼らの礼儀正しさだ。
緊張で顔を強張らせながらも、私の案内に「お願いします」「ありがとうございました」とはっきりと、丁寧に言葉を返してくれる。
その真っ直ぐな姿勢を見ていると、自然と応援したい気持ちが湧いてきました。
彼らがこれまでに積み重ねてきた努力が、どうかこの数分間の面接で報われますように。
無事に合格の二文字を手にできるよう、案内を終えるたびに心の中でそっと願わずにはいられませんでした。
明日の箱根と、来週の「本命」海運会社面接
明日はメインの派遣会社から依頼された仕事で、箱根へと向かいます。
観光地として名高い箱根だが、山の寒さは今日以上に厳しいはずです。
体調を崩してしまっては元も子もない。
しっかりと防寒対策を整え、自己管理に万全を期したいと思います。
そして、来週の予定はほぼアルバイトで埋まっていますが、火曜日には私にとって「本命」とも言える大きな山場が待っています。
老舗の海運会社との面接
その企業は内航・外航の両方を手がけており、何より「無資格・シニア」という今の私のような存在に対しても、柔軟に門戸を開いてくれています。
この年齢、この経歴で受け入れてもらえるチャンスは、そう何度も訪れるものではないです。
「何とかして内定を勝ち取りたい」
それが、今の私の偽らざる本音です。
【結びに代えて】
ここまで読んでくださったあなたに、心から感謝いたします。
これは「完璧な誰か」の物語ではなく、試行錯誤を繰り返す一人の人間の、現在進行形の記録です。
第1話から順に読み進めていただくことで、単なるエピソード以上の「物語としての重み」を感じていただけるかもしれません。
あなたの「スキ」や「フォロー」が、暗い夜道を照らす灯火のように、この連載を続ける勇気をくれます。
その温かな反応のひとつひとつが、私がこの連載を書き続けていくための、何よりの原動力になります。
