眠気と渋滞の先に、海への切符を求めて。熊本入試まであと2日、派遣アルバイトの長い一日
3月15日 月曜日
新しい一週間が始まりました。
海技士という資格を手にし、新しい人生を切り拓くために、今は泥臭く、必死に働く日々。
早朝5時半の出発、不慣れな都内の運転、そして襲いかかる睡魔との闘い——。
試験まで残り2日となったこの日の、リアルな「現在進行形」の記録を綴ります。
朝5時30分、静岡から東京へ。眠気と責任のハンドル
月曜日の朝は、いつもより早く動き出さなければなりません。
週初めの混雑を見越し、朝5時30分に静岡を出発しました。
外はまだ薄暗く、頭は眠気で重いまま。
しかし、今日は自分だけの移動ではありません。業務として車両の運転も任されているため、一瞬の油断も許されない。
ハンドルを握る手に力を込め、強烈な睡魔を振り払いながら「気を引き締めろ」と自分に言い聞かせました。
東京に近づくにつれて、道路は目に見えて混み合い始めます。
都内特有の複雑な交通状況に阻まれ、スムーズには進みませんでしたが、なんとか指定された時間には現場に滑り込むことができました。
2名で挑むオフィスの設営作業。午前中の完全燃焼
本日の現場は、新規オフィスの搬入・設置作業です。
私を含めて作業員は2名。
運ぶのは、真新しいオフィスデスク、椅子、そして重厚なキャビネット。
これらを丁寧に、かつ迅速に配置していきます。
少人数での作業は連携が鍵となります。
一つひとつの什器を確実に運び込み、指定の場所へ。
明日からの熊本行き、そして海技士試験に向けた「対策」の時間を確保するためにも、目の前の仕事を完璧に終わらせる。
その一心で動き続けました。
幸い、作業は大きなトラブルもなくスムーズに進み、午前中のうちに無事すべてを完了。
心地よい疲労感とともに、帰路に就くことができました。
帰路の睡魔との死闘。無事に「明日」へ繋ぐために
仕事が終われば、あとは静岡へ戻るだけ。
しかし、ここからが本当の戦いでした。
帰りの高速道路は、事故や工事こそなかったものの、重い渋滞に捕まってしまいます。
一般道路よりも遅いような、じわじわとした進み。
その単調なリズムと、蓄積された睡眠不足が重なり、猛烈な睡魔が襲ってきました。
運転中、ふと意識が飛びそうになる瞬間(ウトウト)があり、背筋が凍る思いをしました。
「ここで事故を起こせば、明日の試験も、これまでの努力もすべて台無しになる」
必死で意識を繋ぎ止め、なんとか無事に事務所に到着。
当たり前のことかもしれませんが、「無事に帰る」ことの重みを痛感した一日でした。
決戦の地、熊本へ。海技士試験まで残り2日
いよいよ明日は、熊本県へと向かいます。
海技士資格を取得するための、大切な入学試験と面接が待っています。
この日のために、派遣のアルバイトで資金を貯め、空いた時間を見つけては試験対策に励んできました。
体はボロボロで、正直に言えば限界も近いですが、夢への距離はあと少しです。
試験当日まで、あと2日。
これまでの積み重ねを信じ、何としても合格を掴み取れるよう、全力で努めてきます。
【結びに代えて】
ここまで読んでくださったあなたに、心から感謝いたします。
これは「完璧な誰か」の物語ではなく、試行錯誤を繰り返す一人の人間の、現在進行形の記録です。
第1話から順に読み進めていただくことで、単なるエピソード以上の「物語としての重み」を感じていただけるかもしれません。
あなたの「スキ」や「フォロー」が、暗い夜道を照らす灯火のように、この連載を続ける勇気をくれます。
その温かな反応のひとつひとつが、私がこの連載を書き続けていくための、何よりの原動力になります。
