雲南メシ 摩登粑粑(モードン バーバー)
[日] 摩登粑粑
[中] 摩登粑粑
雲南省昆明の餅。摩登はモダンの音訳、粑粑は本来餅類の食べ物の事だが、ここでは餅に対して使っている。
「餅」は中国語と日本語で異なる。中国の餅は小麦粉を練って焼いた食べ物の総称。日本語の餅に当たるのは年糕や粑粑など。

日中戦争中の1938年、北京の北京大学と清華大学、天津の南開大学3つの大学の疎開先として昆明に西南聯合大学が設立され、全国から学生が集まって来た。北方出身の教職員や学生の多くは餅を食べる習慣があり、鳳翥街の「鳳翥麦餅店」の椒塩餅を良く買って食べていたが、硬く、また、塩辛かったためあまり評判が良くなかった。
店主の莫登科の2人の娘は、アメリカのケーキをヒントに、花椒塩の代わりに砂糖を使い、粉ミルクとバターを加え、香ばしく柔らかでほんのり甘い餅を開発した。
この餅は「モダンな」学生たちに大好評で、たちまち大人気となり、店主の名前莫登科とかけて、摩登|《粑粑》と名付けられた。
