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冷蔵庫ですら働いているのに

体調不良は誰にでも訪れる。病気や怪我だけでなく、昨日天ぷら食べすぎて腹痛で寝れなかったとか、寝るタイミングを逃してずっと天井を見てたら朝になったとか、雨風が強すぎて頭痛やめまいで弱ったりとか。
世の中には名前のない不調が多すぎる。上司に言うとき、大体申し訳なさを全面に出して謝罪しつつ症状をさらっと言うのが大人。
大人には染まりたくはなかったが、なってしまってのは仕方ないのだ。

休んだとき、職場にモロに迷惑がかかるまで心労で休むに休めない。
体もつらいため気晴らしのもいけない。
テレビも消して無音の空間に横たわる。
ブォーン、コトコトと機械音が部屋に鳴り響く。
日常生活をしている間は決して意識しない音だが、具合が悪いほど気になってしまう。

冷蔵庫は24時間365日、食品が腐らないように温度調整してくれる。まさに文明の利器だ。
それを、数十万払えば利用できる。
高度な科学技術に感動しつつ、やはり思う。
「冷蔵庫ですら働いているのに」

家電は疲れない。でも機械でも調子の悪い日だってあるはずだ。
でも、毎日頑張って食糧を見張ってくれる。

自分は体調不良を言い訳にしているようで、その対比でさらに落ち込む。

結びつけたのは自分なのに、自分が勝手に落ち込んでいてはタイパが悪すぎる。

冷蔵庫に意見聞いてみると、意外とクールに「頭冷やしますか」
と返ってきそう。
そんなこんなで職場に連絡する朝は猛烈に気まづい。

報連相が昔から苦手だ。端的にと言われても、必要最低限のことを言っても見当違いな返答をされるし、具体的に言いすぎるとウザがられる。
仕事と雑談のグレーゾーンの場合、大いに脳負荷が増える。
雰囲気で話すと揚げ足をとられるし、集団であれば尚更だ。
なので、なるべく聞き役に回るようになった。
自己主張さえ控えれば平和に過ごせる。ここぞ、という時まで封印しておくと吉。
多くの人間は自分の話をすると愉悦に浸り、油断する。警戒心が緩む。
そこで、相手の距離感を推しはかる情報を、この時になるべく仕入れておく。
すると、次の会話で覚えておいたキーワードを「そういえば、◯◯ってその後お変わりありませんか?」と聞くことで、相手は自分に関心を持ってくれたと喜び勝手に心を開く。
これは、相手が自己顕示欲の高いほど成功率が高く、このタイプは人脈が豊富なことも多いので、敵対するよりはマシだ。
そして、自己顕示欲の少ない方はそもそも話しかけてこない。

人生経験はまだ未熟だが、こういうライフハックはどんどん見つけていって、世の中を平和にしていきたい。

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