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「すみのと」で検索したら、100万人フォロワーが出てきて静かに絶望した

「すみのと」という名前、結構気に入っている。

夜の街っぽくて、少し柔らかくて、でもどこか匿名感もある。
ネオンとか、自販機の白い光とか、終電後の空気にも合う気がしていた。

なので最近、自分でもちょこちょこ使っている。

検索もする。

自分の作品、増えてきたかなとか、どこまでネットの海に漂流したかなとか、そういうのをぼんやり見たくなる。

そしてある日。

「すみのと」

で検索した。

すると、出てきた。

100万人フォロワー。

「すみの はやと」さん。

世界、広すぎる。

しかも強い。

圧倒的に強い。

こちらは夜10時に、
「今日の冷蔵庫は気温の変動で疲れてそうだな。」
とか考えながら散文を書いている人間である。

対して向こうは、もうちゃんと“存在”している。

検索結果が強い。

インターネットにおける“強者の気配”がある。

その瞬間、ちょっと思った。

「あ、すみのとは一生ネットの海に埋もれるんだ」

と。

いや、別に相手が悪いわけではない。

むしろ何も悪くない。

こちらが勝手に検索して、勝手にダメージ受けているだけである。

かなりインターネットに向いてないメンタル。

でも、創作してるとたまにある。

「この名前、唯一無二だと思ってたのに」
とか、
「この世界観、自分だけだと思ってたのに」
とか。

ネットを開くと、自分より遥か前から、遥か遠くまで行ってる人が普通にいる。

しかも、めちゃくちゃいる。

絶望というより、“広…っ”ってなる。

インターネット、海というより宇宙である。

でも、そのあと少し笑ってしまった。

だって、こちらの「すみのと」、
検索上位を取りに行くタイプじゃない。

終電後のコンビニとか、通知疲れとか、ぬるいカフェオレとか、湿気った生活感とか、そういうものばかり書いている。

SEOと真逆の場所で生きている。

検索エンジン泣かせである。

でも最近は、それでいいのかもしれないと思っている。

たぶん自分が作りたいのって、

「有名になる名前」

というより、

「深夜に偶然見つけてしまう部屋」

みたいなものだから。

検索順位では埋もれるかもしれない。

でも、終電後に通知欄眺めながら変な孤独を感じてる誰かが、たまたま辿り着いてくれたら、それでちょっと嬉しい。

とはいえ、検索結果に100万人フォロワー出てきた時は普通に「終わった…」って声出た。

かなり小物である。

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