自作真空管アンプ(1626シングル)

6922+1626という、純三極管2段構成の無帰還シングルアンプ。
出力はわずか1Watt+1Watt程度だが、能率86dB/W/m のスピーカーを眼前で聴くスタイル(所謂ニア・フィールド・リスニング環境)とも相まって全く問題ない。


回路は超オーソドックスな古典回路、純三極管シングル&無帰還(Non-NFB)構成。
1626という真空管自体は安価だが、長く愛せる一台にしたくて部品は一切ケチらず、タップリ時間を掛けて丁寧に作った。
回路構成や部品の選択は信頼性最優先。球数も意図的に最小化している。
+B電源の整流は、寿命が短く劣化時のダメージが甚大になりうる整流管を避け、超高耐圧・大容量のソフトリカバリーダイオードを採用。
一般的には熱に弱く寿命が短いとされる電解コンデンサも、最新の軍事産業用を使っているので24時間連続稼働で50年は劣化しない。(アレニウスの法則による皮算用、だが)
その他、高確率で将来トラブルの元になるPOT類も排斥することで調整個所もゼロ。ヒューズは真空管を替えるタイミングで新品に交換していく。
【参考】特性計測
私は自作機のオーディオ特性は必ず計測するようにしている。
特性を知りたい、というよりは「各CHとも、発振したり、変な特性にならずに、とりあえずちゃんと動いてくれてるか?」を確認する目的で。
PCにオーディオインターフェースを繋ぎ、フリーの計測ソフトウェアを走らせるだけで簡単に分かりやすく見せてくれる。便利な時代になったものだ。
・使用オーディオインターフェース: MOTU M2
・計測ソフトウェア: Right Mark Audio Analyzer(RMAA)



電源リプル(50Hzの倍数成分)が乗っているのがよく分かる


「音の艶成分」と言われる偶数次高調波が出ていることが分かる

THD+N同様、信号入力時のノイズフロアが左右で揃わないのは
ステレオ実装のためだろう

