まだ上がっていない花火の話
六恵さんオススメのメタアートに初挑戦👇素敵なのでぜひ覗きに行ってみてください✨
acoも挑戦してみました。
読んでみてくれたら嬉しいです☺️
まだ上がっていない花火の話
aco
人の中には、火がある。
でも、最初から燃えているわけじゃない。
火種。
まだ名前もない。
まだ形もない。
本人すら、気のせいで終わらせようとする。
でも、ある。
ちゃんとある。
問題は、火がないことじゃない。
火がつかないまま、消えていくことだ。
1|見えてしまう
自分が揺れているんじゃない。
揺れているものを見ている。
相手の空気。
場の気配。
言葉の裏に沈んだ欲。
出たいのに、出たくないふりをしている抵抗。
そこが見える。
火はまだ火じゃない。
でも、火種はある。
その小さな熱を見つけてしまう。
だから、止まれない。
2|正しいことでも、傷になる
倒れた人を
ほっておけなかった。
ただ、それだけだった。
でも、
その手を
褒めてくれる人ばかりじゃない。
正しいことをしても、
まっすぐ動いても、
それでうまくいくとは限らない。
助けたはずなのに。
動いたはずなのに。
間違っていないはずなのに。
それでも、傷になることがある。
だから
何が正解か
わからなくなる。
土に埋もれた火種がある。
上手く打ち上げられなかった痛みがある。
叫んでも届かなかった声がある。
やっと今、光が見えた。
自分のままで。
素直なままで。
だから今度は、
まだ上がっていない火にも
光のほうを見せたくなる。
3|その先を見たい
見たいんだ。
どんな花火か。
できるなら、打ち上げたい。
それが衝動だ。
支配したいわけじゃない。
思い通りにしたいわけでもない。
ただ、その先が見たい。
みたいんだ。
みたことのない
キミの花火を。
つくりたいんだ。
満天の夜空の輝きを。
でも、雑にはやらない。
天気を読む。
風を読む。
空気を読む。
夜のひらき方を読む。
いちばんきれいに打ち上がる、その瞬間。
そこを待つ。
夢。
それは
スターマイン。
ひとつの光だけでは、夜空は変わらない。
いくつもの火が連なって、
重なって、
はじめて景色になる。
4|花火師みたいな人
見守るだけで終われない。
それは光る。
まだいける。
出してみたらいい。
先に名前をつける。
先に未来を見せる。
やさしさだ。
でも、少し乱暴だ。
それでも、その熱で
動き出したものがある。
まだ名前のない火に、先に気づく人がいる。
火をつけたい人じゃない。
火が上がる瞬間を見たい人だ。
夜空の前で待たない。
上げてみようと笑いながら、火のほうへ近づいていく。
そういう人がいる。
花火師みたいな人だ。
火種 + 夜 + 風 + その瞬間 = 花火
花火 × 連なり = スターマイン
いきてきた
あなたのままで
そのままで
まちがいなんてない
まわりみちも
せいかいのみち
落とし穴があった
槍がささった
水もかぶった
だからこそ
痛みがわかる
ふつうは見えない
光がみえる
いまここから
あなたがつくる
せいかいのみち
そのままでいい
だからいま
ここにいる
あなたのままで
だいせいかい
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