なぜ蒋経国と徳川慶喜は「自滅しなかった」のか――英雄にならなかった二人の、生い立ちと立場
歴史を見ていると、どうしても腑に落ちない人物がいる。普通なら自滅するはずの局面で、なぜか踏みとどまった人間だ。
台湾の蒋経国と、日本の徳川慶喜。二人とも、最後まで戦えば「英雄」になれた可能性があった。それでも、彼らは降りた。なぜそんな判断ができたのか。性格や美談で説明するのは簡単だが、それでは納得できない。ここでは、生い立ちと置かれた構造から考えてみたい。断定ではなく、あくまで仮説として。
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