新弾後の【月光】の解説と構築案
DUELIST ADVANCEで登場した新規を含めた【月光】の解説noteになります。
自分で使う用にまとめたものであり、プロキシでの一人回しなどもまだなため、粗削りな部分はたくさんあるかと思いますが、月光を握りたい方、月光と対面するうえで一応知っておきたい方の参考になれば幸いです。
25/04/26:展開ルートの不備を修正
25/04/28:一部加筆
25/05/01:展開の不備を修正
25/05/19:ドロバと応戦のケアについて別記事で補足
25/06/07:レシピ更新、ライガーへの回答を追記
月光の概要
月光って何するデッキ?
月光というテーマの「やるべきこと」は99%この新規モンスターを場に出すことに集約されると考えています。

ほぼ完全耐性に加え、サンダーボルト相当の除去をフリーチェーンで放つ、頭の悪いオリカのようなスペックのモンスターです。
このモンスターの突破手段は
・戦闘破壊
・壊獣などの効果を介さない除去
・深淵の宣告者など相手プレイヤーにかかる効果での除去
に限定され、特に後者2つは、それでしか除去できないモンスターが環境主流になった場合に初めてサイドボードに現れるタイプのカード群です。
よって、メイン戦、およびサイド後で月光がメタゲーム上で意識されない限りは、突破手段をほぼ戦闘破壊だけに絞り込むことができます。
戦闘破壊による突破ですが、
・3900打点の形成がそもそも難しい
・サンダーボルトを1回受け切る必要がある
とこちらも非常に要求値が高いです。
特に、除去効果がバトルフェイズに撃ててしまう都合上、スタートステップでのサンダーボルトを受けてなお3900打点以上のモンスターを場に残すことが要求されます。
では生き残るだけかというとそうでもなく、単独で盤面を更地にしながらライフを7600取ることができ、あと1体適当な下級を横に並べればワンショットになるため、生き残った先の返しの動きも全然強いです。
つまり出しさえすれば、単体でも場を制圧しうるスペックを持っています。
つまるところ月光のやることは、手札と後続のリソースを全て投げ捨ててでも、Gをもらおうが何しようが、這ってでも血を吐いてでもライガーを場に出すこと、ということになります。
このモンスターを出せることが、月光というデッキを持ち込む意味であると言ってもいいでしょう。
ライガーだけで勝てるか
勝てればいいのですが、残念ながら13期環境はそこまで生易しくはないです。
重い軽いはデッキによって異なりますが、出されるだけで詰む、というデッキはそう多くないです。
よって、指針としては、ライガーの擁立とともに、
ライガーへの回答を理解し、それを摘み取っていくことを、ライガー以外のカードでおこなう、ということを考える必要があります。
どうやればライガーが出せるか
とはいえ強力無比なモンスターではあるため、月光を始めるなら、集中して習得すべきなのは、まずはこのモンスターの立て方からで間違いありません。
とんでもスペックですが素材が非常に重いです。
EXモンスターの名称指定に加えてネームを3体要求します。
また、素材のカード名が月光舞獅子姫(ムーンライト・ライオダンサー)である必要があるため、融合代用モンスターが使えないのが厄介です。
一方、プリズマーや融合識別のように、名称を得られる効果では、素材として代用が効きます。
もちろんこのあたりは新規含めてカバーされており、以下のようなサポートがあります。
■月光舞踏会

②の効果で、融合に墓地融合効果を付与できます。
■月光彩雛

テーマ専用のプリズマーです。コストで墓地送りが可能で、ライオダンサー名称を得たり、ライオダンサーを墓地に送ることで墓地融合の布石を整えることができます。
名称ターン1がなく、場に出せば出しただけ、任意のネームを墓地に落とすことができます。
■月光狼

P効果で墓地融合ができます。
舞踏会の墓地融合効果は条件付きなことと、ネームモンスターであることから触りやすく、取り回し面ではこちらに軍配が挙がります。
■月光融合

影依融合と同じ条件で、ライオダンサーをEXから直接素材にできます。
基本的に後攻でなければ素の融合とおなじスペックですが、条件さえ満たせば事前準備ナシでライガーへ向かえる点に唯一無二性があります。
総合して、
・素材の重さを軽減するために墓地融合での出力が選択肢にある
・場であれ墓地であれ、ライオネームを供給してくれる彩雛にどうアクセスするかがキモ
・後手は月光融合を通すことでハードルを大きく下げることができる
ということになります。
彩雛へのアクセス
場に出力する手段は一定豊富にあります。
ライオを彩雛以外の方法で素材利用可能な領域に引っ張り出すことは非常に難しく、先述のとおり彩雛へのアクセスができるかどうかが展開上かなりキーポイントになってきます。
出てさえしまえば、幸いコストでライオを墓地へ送れるため、墓地融合観点だと、効果自体が無効になることはそこまで痛くありません。
■月光銀狗

今弾の新規です。シンプル。効果での墓地送りで、月光ネームをなんでもリクルートできます。
■月光虎

効果は無効になりますが、墓地からの蘇生が可能です。
先述のとおり、彩雛はコストで墓地送りをおこなうため、彩雛自身が名称を得られなくてもライオダンサーを墓地へ落とすことができます。
竜巻竜やアザレアなどで割ってやることで、モンスター効果の①でも、彩雛を蘇生できます。
■月光香

条件のない蘇生札です。
新規のパフュームダンサーがこれをサーチできるようになったため、パフュームの素材として彩雛を巻き込むことで、そのまま蘇生までつながります。
舞踏会へのアクセス(墓地融合の方向性)
意外と限定的で、直接触る手段は1枚しかありません。
■月光黄鼬

効果で墓地へいった際にネームの魔法罠に触ることができます。
融合に巻き込んだりおろかな埋葬で落とすほか、リダンやキングデンプシーのような、「効果で素材を取り除く」ランク4の素材にすることでもトリガーを引くことができます。
黄鼬自身が自己蘇生でき、ランク4が組みやすいことから、この方法は覚えておくべきでしょう。
月光狼へのアクセス(墓地融合の方向性)
こちらはモンスターであることから、触る手段が多めです。
■月光金獅子

新規です。ネームのサーチと、ネームのサルベージ効果を持ちます。
直接持ってきてもいいですし、墓地から拾ってもいいです。
■月光香

コストがかかりますが、墓地効果でネームのサーチができます。
名称ターン1がないため、1枚目のコストで2枚目を落として再度発動、のような芸当も可能です。
■月光黒羊

手札効果、素材時効果の両方でサルベージが可能です
仮に狼が破壊されてしまった場合でも、素材時効果により、EXの表カードから回収が可能です。
■月光銀狗

Pゾーンに貼りたいのでSSすることは稀ですが、場に出して黄鼬やパフュームでバウンスする形でもアクセスは可能です。
盤面の伸ばし方(場・手札融合の方向性| 4/28追記)
彩雛が無効にならずに通れば、場で融合の可能性が見えてきます。
墓地融合は要求値を下げてくれますが、メタカード(ロンギヌス、ビーステッド)をもらいやすいリスキーな側面もあります。
よって、可能であれば積極的に場と手札での融合を狙います。
さらに場・手札で融合できると、先述の墓地融合とセットで、2体のライガーの出力が現実的になってきます。
ライガーは単騎でも圧はかかりますが、VSなどギミックで突破してくる対面もいるため、2体並べること自体は積極的に狙っていくべきだと考えます。
場と手札で融合するための要求値ですが、
ライオネームを得た彩雛の横にネームを3体並べる必要があります。
元々モンスターを高速で横に並べることには長けているため、その効果を駆使して素材を確保しにいきます。
■月光香

シンプルに横並びの手数が増えます。
これをサーチできるパフュームの成立込みで、場・手札融合の確度がグッと上がってきます。
■月光舞香姫

このカード自体がネームであり、融合するだけなら2体→1体となるわけですが、月光香の蘇生で+1、月光香のサーチで+1となるわけなので、結果的に融合することでネームが増えるカードです。
■月光虎+月光黄鼬


虎によって、効果は無効になりますが、シンプルに面を増やすことができます。月光香からサーチして面を伸ばしにいきます。
結局、これをサーチして蘇生だけだと、手札-1盤面+1で差し引きゼロなので、虎を黄鼬とパフュームでバウンスすることで、ネームを4枚分(手札虎、場の黄鼬、虎の蘇生先×2)にすることができます。
場融合を狙うにあたっては、無くてはならないカードです。
要するに指針として、
・彩雛を墓地に置きながら(素材巻き込みでもOK)パフュームで月光香を持ってくる
・月光香で彩姫を蘇生しライオネームを得る
・月光香で虎を持ってきて、黄鼬とセットでネームを増やす
・増えたネームと彩雛で1体目を融合
という流れとなります。
新規について
デッキのキーポイントを押さえたうえで、改めて今回の新規の効果を振り返ります。
重複になる部分もありますが、終着点とプロセスを念頭に置いてスペックを見ることで、役割がより明確になるかと思います。
■月光金獅子

ネームのサーチ&捨てと、墓地に落ちたネームのサルベージ効果を持ちます。
①は擬似的にデッキからの墓地送りとして使ったり、ハンドにほしいネームにアクセスしつつ手札の落としたいモンスターのトリガーを引いたりと、柔軟性が高い効果です。
筆頭は銀狗を落としてリクルートか、黄鼬を落として舞踏会へアクセスになります。
また、落としたモンスターの効果にチェーンして②を発動できるため、銀狗や黄鼬へのうららをブロックすることができます。
後手においては、黄鼬をサーチ→落としでチェーン1黄鼬+チェーン2金獅子とすることで、黄鼬のサーチを通して月光融合を入手できたりします。ripperの妨害はこれで回避が可能です。
うららがあると月光融合に結局撃たれるのですが、うららが撃てると一見わかりづらいテキストなのでスルーしてくれる可能性も含め、うららを打たれたら終わりな状況ならお祈りでケアしておくのは悪くないです。
また②は、サーチを介さず様々なカードを手札に加えられるため、ドロバの貫通において重要な役割を果たします。
詳細は下記を参照ください。
■月光銀狗

①で任意のネームをリクルートできます。金獅子とはお互いにアクセスしあいながら、デッキの他のネームへさらにアクセスできます。
考慮すべき点として、単独で仕事をせず、他のカードによってトリガーを引くことが前提になります。
よって手札に来ることがそこまで嬉しいカードではありません。
デッキにいてほしいですが、引いてしまうと機能不全となるため2になるタイプのカードです。
②はあって困らない魔法罠ケアです。
展開中の魔法罠ケアに使うのは、コストの関係でやや難しいですが、通したくないサイド後のパワーカードや、ライガーの回答につながるカードを遮断することができます。
■月光舞獅子神姫

説明不要、本デッキの絶対的エースです。
これが出れば勝つ、ということを徹底的に信じていきます。
環境デッキであれば、単騎を超える手段はなくはなく、これを立てるとともに、他のカードでいかにこれを超える要求値を吊り上げるか、が、盤面形成上検討すべき事項になります。
■月光舞香姫

最近の融合テーマ強化でよく配られる、リソースを生み出す中継点の融合モンスターです。
月光の融合体はこれまでフィニッシャーしかおらず、融合でリソースを作る動きは素材側の効果でしかできなかったのですが、任意のネーム×2がリソースになれるようになりました。
テーマサポートカードでありながらムーンライトネームを持たなかった月光香をサーチできる待望の新規です。
月光香はターン1がないため、素引きしている場合でも役割を失いません。
②の効果でP効果を持つネームを使いまわしつつ、手札から手数を増やす効果もあり、強い展開をする上で積極的に出したい重要なモンスターになります。
■月光舞踏会

①はテーマ専用のおろかな埋葬で、銀狗を筆頭にさまざまな準備をすることができます。貫通や、誘発を釣り出すために有効なカードです。
②がライガーの出力上重要な意味を持ちます。トリガーをやや引きづらい点はひとクセ。パフュームより先に貼っておき、パフュームを素の融合で出したいところ。
なお、②の効果が適用された墓地融合は、素の融合である必要はなく、あらゆる融合効果を持つカードで適用できます。
また、②の適用後にこのカードが場から離れても、墓地融合の権利は消えないことは覚えておきましょう。
展開の案
デッキとして各種誘発受け性能は決して高くなく、メジャーな誘発をひととおり順当にもらいます。
一方でこのデッキの強みは、最初に書いた通り、すべてを投げうってでもライガーにアクセスできれば最低限ゲームができるところであり、妨害をもらった場合でも、手札5枚を使って墓地リソース含めてすべてをスッカラカンにしてでもライガー(できれば2体)にたどり着くことを目指せる必要があります。
1枚からライガーを作りうるカードは複数あるため、それらを押し付けながら誘発をもらい、プラスオンのアクションでいかに誘発の妨害以上の手数を出すか、でいくと、融合ができるかどうかがカギになってきます。
理想の基本展開ルート
初動がしっかり通っている場合には、ライガー×2+αを目指していく流れになります。
1体目を場・手札融合で、2体目を墓地融合で出力しつつ、黄鼬や虎でリソースを作ってバグースカなどを添えます。
以降、理想展開を段階に分けて解説します。
応用が利くように、それぞれの段階で、何のために何を目指すか、まで含めて言語化していきます。
例:金獅子1枚から
金獅子ef:黄鼬サーチして墓地へ
黄鼬ef:舞踏会サーチ
舞踏会ef:銀狗墓地へ
銀狗ef:彩雛ss
彩雛ef:黒羊落とし
金獅子ef:黒羊サルベージ
黒羊ef:融合サーチ
出力を上げるために墓地融合がキーとなり、舞踏会を置いた状態で、1回目の融合を「融合」カードでおこなうことを目指します。
また、彩雛を使いまわして墓地リソースやネーム融通を進めていくので、彩雛にアクセスできていることも重要です。
さらに黄鼬は、場手札融合のために必要なネームの頭数をそろえるのに貢献するため、できるだけ早期に墓地へ落としておきます。
黄鼬を墓地に落とすアクションが舞踏会の用意につながるので、ここは理想的な流れができれば自然と達成できると思います。
金獅子と彩雛は、横に並べることで実質任意のネームサーチになるので、展開の工程というよりは、便利な動きのパッケージとして、切り出して頭に入れておくのがイイかなと思います。
チェックポイント:
・舞踏会が置けた状態で融合ができる
・彩雛に触れている
・黄鼬を墓地に送れている
続き:
融合ef:金獅子+彩雛でパフューム
チェーン1パフュームef:月光香サーチ
チェーン2舞踏会ef:融合サルベージして墓地融合権利獲得
月光香ef:彩雛を蘇生
墓地月光香ef:虎サーチ
彩雛ef:ライオ落としてライオネーム獲得
場手札融合と墓地融合の頭数を稼いでいきます。
彩雛がライオネームになりながら、墓地融合用のライオを同時に落とせるので、2体成立に重要な役割を果たします。
場融合が成立すると、パフューム+月光香の蘇生対象でネームが2体並ぶので、ここからまずはライガーの場手札融合を目指し、場の頭数を稼ぎにいきます。
あと2体分のネームを融通できれば、ライガー①が成立します。
チェックポイント:
・月光香で彩雛を蘇生できる→彩雛が場でライオネームを獲得する
・バウンス手段(パフューム、黄鼬)がある状態で虎を入手する
続き:
虎Pef:黄鼬以外のネーム蘇生(金獅子or銀狗or黒羊)
パフュームef:虎バウンス
虎Pef:黄鼬以外のネーム蘇生(金獅子or銀狗or黒羊)
融合ef:ライオネーム+彩雛パフューム+蘇生した2体でライガー①
チェーン1彩雛ef:融合サルベージ
チェーン2黒羊ef:ネームサルベージ(金獅子or銀狗)
虎のP効果には名称ターン1がないため、バウンスすることで使いまわすことができます。
手から貼って吊り上げ→パフュームでバウンス→もう一度スケールで発動させることで、虎のP効果から2体分の素材を調達します。
その後、ライガー①成立のタイミングで、先ほどパフューム融合のタイミングで破棄していた、彩雛の融合サルベージ効果を使います。
なお、モンスターが4体並ぶので、ライガー①を4ウーサなどに変えることもできます。環境によって、ここから出す先のチョイスは可変です。
チェックポイント:
・ライオネームの彩雛に加えて場に頭数をそろえる
・融合2枚目を入手する
続き:
黄鼬ef:虎バウンスして自己蘇生
虎ef:彩雛蘇生
彩雛ef:ネームをデッキから落とし
彩雛+黄鼬で任意のランク4
融合ef:墓地融合効果適用して、手札ネーム(黒羊サルベージ分)+ライオ+彩雛落としネーム+黒羊でライガー②
→ライガー2体+ランク4
→墓地に銀狗+融合体
虎と黄鼬でレベル4×2体分のリソースを作りつつ、最後に墓地融合で2体目を出して、展開は〆です。
強固な盤面を築きつつ、手札の虎や、X体の素材になっている黄鼬を使いまわすことで、再度盤面形成が可能なリソースも残ります。
理想通りに展開が通れば、墓地に銀狗+パフュームが残るので、魔法罠を一度止めることもできます。
レベル4×2体の使い道については、VSがギミックでライガーを超えてくる可能性があること、魔法罠は墓地の銀狗で弾けること、単純な見れる対面の広さから、モンスター効果をシャットアウトできるバグースカか、ライガーの回答として用意されやすい破壊耐性持ちをシャットアウトするために、ニビルをサーチできる御影志士が良好です。
ここは、たとえば永続魔法罠から動いてくる、苦手な相手が環境に出現すれば、竜巻竜にしたりと、カスタマイズの余地があるところです。
チェックポイント:
・墓地融合の素材をそろえる
・できれば、パフュームと銀狗は墓地に残す
・虎と黄鼬でランク4を立てる
とはいえ1枚初動はなかなか通してはもらえないため、貫通と妥協盤面のことを考えていきます。
貫通について、
チェックポイントを他の手段で代替することで、貫通とすることができます。
たとえばおろかな埋葬で墓地の状況を整えたり、天キでコンボパーツをそろえたり、というような形で、1アクション止まった分の貫通が可能です。
特に天キは黒羊経由で融合にもなれるため、ワイルドカードとしての幅が非常に広く、優秀なカードです。
初動の安定感向上だけでなく、貫通にも大きく寄与します。
続いて、展開の切り替えの指針についてですが、
結局のところ目指したいのはライガー2体であり、2体並ぶためには場手札融合が成立するか=彩雛がライオネームを獲得できるかが分水嶺になります。
効果が有効な状態で彩雛を出力できるのは
・月光香
・虎の被破壊時効果
・パフュームでバウンスのうえ再出力
・銀狗からのリクルート
に絞られるため、どれで用意するかを考えながら展開する必要があります。
特に銀狗は初動の準備で使ってしまうことが多く、パフュームが泡ヴェーラーで止まると彩雛の出力がかなり怪しくなってきます。
逆に銀狗が温存できていると、ダブルライガーに向かいやすくなります。
さらに別観点として、
金獅子、銀狗、黄鼬を初動で使っていますが、これは結局のところ、彩雛にアクセスした状態でパフュームを成立させることの下準備に過ぎないため、最初からその動きを取れる場合は中間工程をまるっと省略できます。
特に金獅子は、他のギミックを動かしやすいワイルドカードの立ち位置であるため、別のカードだけで動き出しが可能なら、実は金獅子は最後までアクセスする必要がなかったりします。
止まりやすいカードであり、動き出しで使わずにあとでアクセスできる場合でも、さらにそのアクセス先に直接いったほうがいいケースがあることも念頭に置きましょう。
(例:舞踏会スタートで銀狗まで効果が通った場合、金獅子ss→彩雛サーチからnsとするか、直接彩雛ssへいくか)
妨害をもらった場合の貫通の動き
融合による貫通を考えてみます。
金獅子や舞踏会のような明らかにマスカンに見える初動が止まった場合に、融合によってどこまでいけるか、を考えると、下記のような流れになります。
初動止まった後に任意のネーム+彩雛で融合
パフュームef:月光香サーチ
※素の融合使用ならここで彩雛効果で融合サルベージ
月光香ef:彩雛ss
彩雛ef:黄鼬落とし
月光香ef(コスト1):月光狼サーチ
月光狼Pゾーンに貼る
黄鼬ef:月光狼バウンスして自己蘇生
パフュームef:彩雛バウンスしてそのままss
彩雛ef:ライオ落とし
彩雛+黄鼬でデュガレスxs
デュガレスef:素材切って彩雛ss
彩雛ef:ネーム落とし
彩雛+パフュームでクロシープls
月光狼Pef:最初の素材のネーム+後半で彩雛で落としたネーム;黄鼬+ライオでライガー(クロシープリンク先)
クロシープef:彩雛吊り上げ
彩雛ef:銀狗落とし
彩雛+デュガレス+クロシープで3素材ウーサls
→3ウーサ+ライガー
→墓地にパフューム+銀狗
ライガー出力にあたって彩雛に触らないと話にならないことと、彩雛を巻き込んで融合さえできれば実は金獅子も舞踏会①も不要であると考えると、パフュームへ当たる妨害札を金獅子や舞踏会でしっかり吸って、この動きをコンパクトに通しにいくのが、貫通指針としては良好なように思います。
つまるところ、彩雛と融合札を初手にもっておけるとライガーの再現性が高くなり、その意味で融合札と彩雛は初手率が高くなるようデッキを設計すべきだと考えています。
逆に相手取る際には、彩雛へのアクセス(あるいは起動効果の発動)さえ遮断できればライオネームが融通できず、ライガーも出てこないことは覚えておきましょう。
無効もらった金獅子+任意のネーム1枚で融合(舞踏会あり)
チェーン1パフュームef:月光香サーチ
チェーン2舞踏会ef:融合サルベージし墓地融合権利獲得
月光香ef:金獅子ss
月光香ef(コスト1):彩雛サーチ
パフュームef:金獅子バウンスして彩雛ss
彩雛ef:ライオネーム獲得
融合ef:ライオネーム彩雛+パフューム+金獅子+墓地のネーム1でライガー
金獅子に無限泡影をもらったあとに、手札の彩雛ではない相方(黒羊、虎など、融合時のバリューが薄い相方)と融合から貫通する動き方です。
彩雛へのアクセスで月光香を使う必要が出てくるため、場にネームを集めづらくなり、場手札融合は難しくなりますが、舞踏会&素融合へのアクセスさえ成立していれば墓地融合で1体は出力することができます。
墓地にライオを残しておくことで、次のターン2体目の出力ハードルを下げておくことも可能ですし、他にネームが1枚でもあれば、最後を場手札融合にすることで、彩雛効果から融合を回収し、墓地融合で2体目を出すこともできます。
構築の案
上記のように、考え方としては、
・良質な1枚初動を通す、あるいは妨害を吸う
・融合で貫通する
を指針とするため、ネームモンスター2(かそれにつながる魔法)と融合札1が初手に来ることを狙います。
このうち黒羊はいずれにもなれるワイルドカードです。
加えて、テーマ外のカードとしていくつか、自分が現在採用を検討している、相性のいいカードを列挙します。
相性のいいカード
■炎舞 天キ
もはや採用しない理由がなさそうですが、めちゃくちゃ幅の広いワイルドカードです。
初動のとおり方を見て後で撃っても強そうです。
■鉄獣戦線フラクトール
銀狗を落とすことができ、初動および貫通札のかさましになります。
天キにも対応しています。
かなり優秀なカードであり、金獅子と合わせ持ちをしていた場合に手数形成に寄与します。
■おろかな埋葬
貫通用のワンアクションを調達できます。
もっともバリューが高いのは銀狗ですが、金獅子が場にいる場合には任意のネームサーチになります。
彩雛へアクセスできていないが虎がある、というような状況で、ライオの調達を助けてくれたりもします。
■おろかな副葬+月光小夜曲舞踊
銀狗相当の出力を確保できるセットです。
副葬は月光香を落とす択もあり、状況次第で柔軟な運用ができます。
月光小夜曲舞踊の手札を切る処理は効果であり、手札の銀狗や黄鼬の効果をこれで起動することもできます。
■霊王の波動
メインEXともほぼ闇属性or炎属性なため搭載可能です。
VSのスーリクルート効果、ヤミーの釣り上げ効果、ドラゴンテイルのファイメナなど、デッキのキーとなる動きを阻害しやすいです。
手札誘発による抑止自体が下火な環境ではありつつ、そのなかでは頭一つ抜けた強さを持ち、K9のトリガーを引かない点も優秀です。
■デュガレス
彩雛を再度アクティブにしたい場合に使うことができます。
展開がぐだった場合にお祈りで2ドローができるのも、ライガー全ツッパの方針のなかでは悪くありません。
■ソウコ
天キにアクセスできます。
主に応戦するGをケアする展開で使用したり、返しの妨害を踏みにいく役割を持ちます。
■リダン・キングデンプシー・ナイアルラ
黄鼬を効果で落とせるランク4です。
癖がないのは、発動に条件が特になく、リンク値が残るキングデンプシーかと思います。
インパルスと喧嘩をしない点もよいです。
■御影志士
先行盤面でニビルをサーチして、ライガーへの回答をカットします。
バグースカとやや役割がかぶりますが、こちらは手数を手札に抱えることができるので干渉されづらい点と、素材を切れるので墓地融合の素材数ハードルが若干下がる点、その後リンク素材に使ってもよい点が差別化ポイントです。
■冥王結界波
そのターンキルが取れなくなりますが、そもそもライガーのスペックで相手を詰ませるデッキであることから、先攻後攻を逆転させられるカードとして、デッキの勝ち方と相性がいいです。
手数を融合アクションで出すデッキの宿命として、無効系が多数並んで融合に決め打ちされると厳しくなるデッキであるため、シーザーやバロネスといった制圧モンスターをまとめて無力化できる点も、デッキ的にはマッチしています。
■多層融合

後手用のサイドカードです。
相手の場に3体モンスターが並んだ場合、ライオ+パフューム2で7500ライフを払いながら、手札の任意のネーム1枚とライガーをいきなり融合できます。
要するに、後手だと手数不足で成立しえない展開のプロセスを、一気に省略して最終盤面にいけるカードです。
通常魔法であることから三戦の号に対応しており、一定再現性を持たせることができます。
K9VS相手にはヘヴィボーガーのバーンが非常につらくなるため採用しづらいですが、環境次第ではかなり有用なサイドカードになるイメージです。
構築案(6/7更新)
現在の素案です。
※11/6追記:現在だとやや考え方として古い部分があるため、MDで組みたい場合は有識者のMD向けレシピを参照することをオススメします。

融合札はサーチ用に素を2、月光融合を1としています。
月光融合は見た目以上に後手捲り時のパワーが高く、かつサーチが効く融合札という無二性もあるため、1から増えませんが減ることもないでしょう。
併せ持ちで展開する融合デッキであるため、ギミックの厚さを一定保つ必要があり、誘発の枠は多くは取れず、手数を押し付ける&サイドカードを引き込みやすいようドロー系で展開阻止or手札増強を狙います。
先攻はライガーが立つかどうかでほぼ決まるのと、展開上でハンドコストを要求するケースが多いため、フワロスが打てなくなることは割り切り的に気になりません。
インパルスは広く撃つことができ、ギミックの動きは何一つ引っ掛からない点が優秀です。
うらら⇔無限泡影としていますが、K9の裏目や、個人所感苦手対面であるM∀LICEにうららが効きづらいことから試験的に入れ替えています。
反対に、ヤミー相手に撃ちどころに乏しい点、VSギミックで対象効果を回避される可能性がある点はネックです。
エクストラは、月光ギミックを7枠、さまざまなシチュエーションに対応させるためにXとLを残りの枠に採用しています。
ここは絶対の正解はないように思い、それぞれのカードでできることを言語化し、何をケアしたいか、どういう負け方が嫌か、から、自分のプランとして落とし込んで採用することが重要だと感じます。
サイドプランの現行案としては、
・展開が通ると厳しいM∀LICE用にロンギヌス
・先攻札+一部展開系に後手札にもなれるニビル
・K9VS対策のドロバ
・ヤミーの虹光込み盤面を突破するための結界波
・K9VSのStart、およびその他永続を剥がすための羽根ライスト
・スノーデビルや先攻札の罠をさばくためのリブート
・先攻札として広く投入できる群雄割拠(フワロスを抜くため先攻札が3枠欲しく、ニビル2とセットで入れる際に、単独で最も強い先攻札として)
としています。
月光はニビルを先攻札としてカウントできる点が特徴的だと思います。
元々、先攻盤面の方向性がかなり極端で、サイド先攻札はライガーへの回答をシャットアウトする方向で検討する必要があると考えています。
(妨害の手数を増やすような先攻札は採用する旨味が薄い)
その意味で、ライガーは影響を受けないが戦闘による回答をなかったことにでき、干渉もされづらいニビルと、先攻展開が止まった際にターンスキップを狙いやすい群雄割拠を採用しています。
フワロスをメイン採用している関係で、3枠は欲しいところです。
後手札は展開抑止と、返ったターンでのライガー成立を助けるカード群です。
羽根ライストリブートを基本セットとし、相手によりドロバ、ロンギ、結界波で3枠、場合によりニビルを2枠追加します。
正直K9VSに有効なカードがなさすぎるのですが、サイドカード込みで捲りプランよりワンチャンの展開抑止のほうがまだ勝ちの目があると判断し、手札次第では有効になるドロバをその役割に置いています。
現環境における雑感(6/7追記)
弱点や攻略法も数多く出回り始めており、自分が目にした主要なもの、考えたことをまとめてみようと思います。
ライガーへの回答
【K9VS】:
start for VSがかなり苦しいカードになります。
ライガーが2体並ばなければ、貼っているだけで全除去をなかったことにできます。
VS ロックスが打点上昇効果を持っており、ヴァリウスを4000打点にすることで突破を狙ってきます。
また、2体並んだ場合でも1回は無効になることから、リソースで継戦しながらライガーの弾切れを狙い、ヘヴィバーガーのバーンで焼き切ることもできます。
【ヤミー】:
打点は出せますが耐性が用意できないため、基本的に出るだけでかなり優位に立つことができます。
ヤミー側の先攻盤面を捲ることはサイドカードなしだと難しいのですが、あちらはこちらの先攻盤面にノーチャンスに対し、こちらはワンチャンある点は優位性です。
【M∀LICE】:
サイバースウィキッドのリンク先に、アクセスコードないし帰還させたクリプターを置くことで、ライガーに除去されることなく攻撃を通すことができます。
ウィキッド自身も耐性を持っていることから、M∀LICE相手にはニビルを積極的に用意した方がいいでしょう。
それもインパルスで止められる可能性があります。
また、ライガー単騎であった場合には、アクセスを囮にしながらバトル中にクリプターの帰還で超える、という手もあります。
加えて、そもそもライガーを出させない点で圧倒的な影響力を発揮するアトラクターを扱えるデッキであり、そうでなくともインパルス、ドロバなど月光に有効な誘発の搭載枚数が多く、基本的には苦手対面です。
おまけにM∀LICE環境では、これまた割と月光に刺さるロンギヌスの採用率も高くなり、基本的にM∀LICEが跋扈している環境は逆風環境です。
【オノマトライゼオル】:
ライトドラゴン@イグニスターが立った時点で、ライガーの破壊効果を完全にシャットアウトできます。
そこからホープレイランサー+デュガレスで、打点での一掃を狙います。
つまり、ハンドにニビルがない場合、ランク4の成立を徹底して阻止する必要が出てきます。ライガー1体では勝てません。
また、バグースカをガガガガンバラナイトで起こしながら展開したり、ライゼオルクロス+デッドネーダー全破壊を耐えながらでニビルをケアしたり、という芸当も可能です。
総じて回答のパターンが多く、プレイを間違えると盤面を返される恐れがある対面です。
サイド後はニビルを抱えるようにし、ニビルをシャットアウトできるクロスへのアクセスを、デュオドライブ効果に合わせて全破壊を撃つことでケアしていきます。
ドラゴンテイルの凋落により減ったはずの応戦するGを、レベル4であることから採用する理由ができやすいのも、こちらとしてはネガなポイントです。
【ドラゴンテイル】:
ヤミーと同じく回答が少なく、こちらの強みを押し付けやすいデッキです。
ドラゴンテイル側の回答は汎用カードに頼る形になります。
リンク値を稼ぎやすいことから、マスカレ―ナで耐性を付与した高打点(アクセスこーどなど)を立てることを狙うイメージです。
【オルフェゴール】:
ディンギルス着地でライトドラゴン相当の抑止力があり、そこからディンギル巣を維持してリンク値を伸ばして、ヴァレルソードで2体とも刈り取るプランを採ります。
ディンギルスの成立でライガーが機能不全となるため、ガラテアが立った時点で除去を撃たざるを得ず、オノマト同様にプレッシャーがかかりやすい対面になります。
【閃刀姫】:
エンゲージからHAMPのサーチが回答になりますが、基本的に超えられない寄りです。
後手の場合は、ゼロが場をすぐ離れる関係で月光融合を通しにくいことと、場にモンスターが溜まらないので多層融合が最大ポテンシャルを発揮しづらいことがネックです。
汎用カード:
当初想定していたサロスの採用は思ったより少ない印象ですが、マスカレ―ナ+麗しき磁律機壊で耐性を付与しながら上から殴る、というプランが散見されます。
このセットは先行盤面としても一定採用価値があるセットで、警戒しておく必要があります。
対処法として、リンクモンスターと出さない限り、ライガー1体をEXモンスターゾーンに、もう1体を同じ側の端っこに出しておくことで、麗しき磁律機壊のリンク先にライガーを置かずに済むようになります。
また、ライガーの効果の発動を封じることで、シンプルに打点さえそろえば超えられるようになるため、プレイヤー側に制約をかけるルンペルトイフェル(墓地効果)や発禁令のようなカードが、ある程度幅広に見れる対策カードになります。
展開を止めるメタカード
応戦するGは融合デッキである以上、重くもらいがちです。
それ以外にも、特に墓地融合を阻害するカードは意外と多く、特にM∀LICE対策として時折入るロンギヌス、およびそのM∀LICEが投げてくるビーステッドが、墓地融合ギミックに対し強烈に刺さります。
また、どこまでいっても正規融合デッキであることから、インパルスも重くもらいがちです。M∀LICE巳剣のような環境においては、融合の手数を常にできれば+1抱えるようにできると、不意に融合できなくて詰む、という事態を回避できます。
採用が増えているドロールも、もらい方次第では展開が止まるカードですが、先述の別noteでケア方法を紹介しています。
MD実装に際し(11/5追記)
11/7のアップデートでMDにも実装が発表されたので、MDにおいての所感をつらつら書いていきます。
MDの現環境は下記のような状況と認識しています。
M∀LICE、巳剣環境である
メインからドロバの採用が一定流行している
メインからロンギの採用が一定流行している
インパルスが飛んでくる頻度が高い
同期実装で上位に来る可能性があるテーマとして、オノマト、閃刀姫がある
要注意対面はオノマトライゼ
バグースカが禁止である
墓穴が1枚である
ドロー系が弾かれにくい。ドロー系が弾けない点は、ツッパしてライガーまでいくため、他デッキ比では墓穴減はポジ寄り?
予想:レート帯はともかく、マスター1までの環境では、リンク値が伸びるデッキでサロスの採用が一定発生する?
予想:一時的にミラーが頻発する(環境成熟にかけて減少と想定)?
予想:分布次第で先攻プランとして決め打ちでプロートス闇プランが一定発生する?
M∀LICEの存在感が大きいことから、テーマと誘発のメタ的には向かい風の環境でのスタートになりそうです。
イメージとしては、
インパルス、大祓1枚で停止しない:融合の手数を確保できる初手を意識し、黒羊と融合の枚数を厚めに
ドロバ受けを良くする:天キの枚数絞り込み、フラクトールマシ、セレナードダンスギミックの追加、etc
ランク4の筆頭はニビル
シングル戦のため、ドロー系+捲り札で自由枠構成
多層はメインフル採用
みたいな感じを考えています。
先攻盤面は通ってしまえばデッキによっては詰み、ニビルまで確保できればサイバースウィキッドやライトドラゴンにも対処が可能なので、後手にいかにワンチャンス作れるか、という組み方がいい気がしています。
後手のチャンスの作り方としては、M∀LICEも巳剣も展開が止まりづらいため、インパルスはじめ無効誘発で弱めるというよりは、大雑把な捲り札でライガー着地のチャンスを少しでもつかんでいく、がマッチしているのでは、と考えています。
おわりに
参考になりましたでしょうか?
戦術として唯一無二性があり、強さが環境に大きく左右されるデッキではありますが、輝けるシーンではとことん輝けるスペックを持ったデッキかと思います。
ライガーの回答が少ない環境では、今後も末永く、不意打ち的に活躍が期待できそうです。
