ADHDと私の身体と食生活|病気と共存しながら生きるということ(投資家の視点も添えて)
私はADHD(注意欠如・多動性障害)という特性を持って生きている。集中力の波があったり、衝動的になったり、逆に過集中になったりする。そのリズムは、仕事だけでなく、食生活や睡眠、健康管理といった日常生活そのものにまで影響している。
以前の私は、「健康=医療」だと思っていた。体調が悪くなれば病院に行き、薬を飲み、検査数値を下げる。それが健康管理だと考えていた。
今は少し考え方が変わった。
健康とは、病院や薬だけで作られるものではなく、毎日の生活の積み重ねそのものなのではないかと思うようになった。
何を食べるか、どこで食べるか、どう動くか、どう休むか、どんな環境に身を置くか。その一つひとつの選択が、静かに身体を作っていく。
健康とは「治すこと」ではなく、生活そのものの組み立て方なのだと思っている。
これは、ADHDという特性を土台に、複数の病気と共存しながら、食生活・運動・生活・思考・投資までを一体として見直している、今の自分の記録でもある。
第1章|ADHDという土台と、これまでの生活
ADHDは、単に「集中できない」という話ではない。衝動性や刺激への引力、快楽への近さ、疲労と反動、過集中と空白の波が、生活習慣にそのまま反映されやすい構造を持っている。
私はこれまで、ほぼ毎日ビール500mlを1本とサワーを1本飲んでいた。土日はもう少し量が増え、飲み放題の店に行けば、さらに飲んでいた。
食事も、とんかつ定食の大盛りや、こってりラーメンの大盛りが当たり前のような生活だった。

今振り返ると、これは意志の問題というよりも、生活構造の問題だったように思う。
ADHDの特性は、刺激や満足感へのアクセスがとても速い一方で、長期的な管理や抑制が難しい面もある。その結果、生活習慣は気づかないうちに依存的な構造に組み込まれていく。
第2章|共存している病気という現実
現在、私は複数の病気や症状と共存している。
肥満症、不眠症、高血圧、高コレステロール血症、脂肪肝、過敏性腸症候群、慢性副鼻腔炎、爪白癬、花粉症、ADHD、そして慢性的な肩こり。
薬も多く、飲み合わせに気をつけながら医療と付き合う生活をしている。
ただ、ここで強く感じるのは、「治療しているだけでは健康にはならない」という現実だ。
数値が改善しても、生活の仕組みが変わらなければ、また元に戻る。病気は結果であり、生活は原因であることが多いのだと実感している。
第3章|食生活の再構築
これまでの食生活は、外食中心で高脂質・高塩分・高カロリーだった。
今は、自炊中心の生活に少しずつ切り替えている。
鯵やイワシなどの魚、ササミや卵、豆腐といったたんぱく質、わかめやひじきなどの海藻、きのこ類、キャベツやブロッコリー、小松菜、もやし、ネギ、ピーマンなどの野菜、こんにゃくやたけのこ。ヨーグルトなどの発酵食品も控えめに取り入れている。
炭水化物とアルコール、外食は意識的に減らしている。
正直に言うと、最近は外食がとても高くなったように感じる。ラーメン一杯や定食一食が、価格的にも心理的にも重く感じられる。
でも、それが結果的に外食を減らす良いきっかけにもなっている。
自炊は健康面だけでなく、経済面でも合理的だと感じるようになった。
この変化で、2週間で体重は2kg減った。
第4章|運動と生活動線の工夫
ジョギングも無理のない形に組み替えている。
早く走らず、無理をせず、事故リスクを下げることを意識している。
同じコースだと飽きるため、横浜市内の駅を起点にバスで移動し、途中で降りて自宅まで走って帰るという形を取っている。
ラジコを骨伝導イヤホンで聴きながら走ることで、情報・娯楽・運動を同時に取り入れている。
自分なりのタイパ(時間効率)、コスパ(費用対効果)、メンパ(精神効率)を意識した生活動線だと思っている。
第5章|健康とは「構造設計」なのかもしれない
健康は、意志の強さだけで決まるものではないと思う。
環境、選択肢、動線、習慣。そうした構造の組み方によって、自然に続くかどうかが決まる。
無理をしないこと、飽きないこと、変化が組み込まれていること。
健康とは、我慢することではなく、続く形に設計することなのだと思うようになった。
第6章|投資家の視点:医療と肥満治療薬
私は投資もしている。
正直に言うと、創薬ベンチャー株は、なかなか厳しい状況だ。カイオム・バイオサイエンスは含み損が大きい塩漬け株になっていて(塩分の摂りすぎである)、3Dマトリックスは少しずつ含み損が減ってきている。
創薬投資は時間軸が長く、成功確率も高くない。ボラティリティも大きい。投資としては簡単な分野ではない。
それでも、医療という産業そのものには強い期待を持っている。
肥満は個人の努力不足という問題ではなく、生活環境や社会構造と深く結びついた問題でもある。
大正製薬の「アライ」は使っていないが、ノボノルディスクの肥満治療薬が世界中に普及することで、生活の質(QOL)が底上げされる社会になる可能性があると感じている。
医療技術は、生活のハードルを下げ、自己管理の負担を軽くし、人の選択肢を広げていく力を持っている。
医療は福祉であり、同時に社会を静かに変えていく産業であり、長期的には非常に大きな投資テーマでもあると思っている。
第7章|健康・生活・投資は、ゆるやかにつながっている
健康、生活、経済、投資、人生設計。
これらは本来、別々のものではなく、一本の線でつながっているように思う。
身体は資産であり、健康はインフラであり、生活はポートフォリオであり、人生は長期投資。
私は今、静かに立て直しながら、環境ごと少しずつ変えていくフェーズにいる。
何事もなかったように、穏やかに“いい人生”に移行していく。
ADHDは弱点というより、設計条件のようなものだと思っている。
「治す」のではなく「整える」 「我慢」ではなく「設計する」 「戦う」のではなく「移行する」
そんな感覚で、これからの生活と人生を作っていきたいと思っている。
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ADHD気質で投資に疲れていた私が、長期・分散投資で落ち着いて続けられるようになった記録です。共感いただけたら、チップで応援してもらえると嬉しいです。