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はじめての文学フリマ(訪れるほう!)【ガチ篇】 #day091

さてさて。3篇に分けて1記事目、2記事目と綴ってきた
初文フリレポートも、本記事がラストとなります。

No.1【レッツゴー篇】

『初文フリの歩き方』を装備した私が、初めて文フリ会場に足を踏み入れた直後くらいまでのお話。つまり余談です。

No.2【エンジョイ篇】

2021年のnoteデビュー以来初めて、リアルでnoterさんに会った時の感動や興奮を思うがままに叫んでいる記事。購入した本の写真付き。


そして本日は、

No.3【ガチ篇】

はじめての文学フリマ。とりあえず最初は逃げるように見本誌コーナーへ向かったのですが、そこで、私自身、自分でも想定外なほどガチ見をしてしまいまして。
見本誌コーナーの活用方法等さまざま熱く語り出し止まらなくなってしまったので、これを一篇として書きました。

といっても、あくまでド素人の個人的感想です。
自分にとって今後何かの参考になればと思っての備忘録も兼ねていますが、たとえば出店者さまの参考になるような情報は期待できません。
というか、もちろん言葉遣いには気を配っていますが、内容がかなり正直すぎる発言もあるので、場合によっては不快に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。自分の本を作ったことも売子経験もないド素人が何失礼な発言してるんだ!っていう。
『はじめての文学フリマビジターによる率直な感想記事』として捉えていただき、こういう人もいるのねくらいの気持ちで、生温~くお読みいただければ幸いです。

というより、内容以前にまず文字数が【ガチ】なので、無理に読まなくてええです。5,000文字超えです。

自分のために目次を付けます。




さて、さっそく声を大にして言いたいのは、

見本誌コーナーの有難さ!

正直、ある程度下調べというか、どんなブースを見に行くか、幾つか見当を付けてから行こうかな?とも考えたのですが、公式HPを見てもなんせ文字ばかりでイメージが湧かない。

とはいえ、当日ブースの前でじっくり吟味してしまうと、結局買わないで立ち去るというハードルが一気に高くなる。

そこで、見本誌コーナー!
実際に実物を手にして立ち読みまでできるし、もちろん値段の情報もあるので、購入するものをある程度その場で吟味することができる。


私は、見本誌コーナーで、

  1. これ買おう!ここ行こう!というブース

  2. 買おうかな、どうしようかな、迷うな~。とりあえずブースに行ってみて、作家さんがいい感じに声掛けてくれたら買おう。作家さんに会ってみよう。というブース

  3. 予算の都合上、購入まではしないけれど、これを創る作家さん、どんな方なのかお会いしてみたいな。覗きに行ってみよ。というブース

の3区分に分けて、それぞれ赤丸、緑丸、緑三角の印をカタログの会場配置図のブース番号に付けて、途中印を付けていないところも覗きながら、端から各ブースをまわっていく。

という方法で文学フリマを堪能しました。
我ながら、見本誌コーナーを大活用できた人間だと思う(笑)
おかげでほぼ全ブースまわれたし、さらっとではあるけれど、気になるエリアは3周くらいできた……!満足満足。

正直、実際に足を踏み入れるまでは、存じないアマチュアの方の作品に購買意欲って湧くのかなあ?という思いも少なからずあったのだけど、もう予算とか度外視でいいのなら、アレもコレも欲しくなるくらい、魅力的なものを創る方ってこんなにも溢れているんだなと思った。

あと、フリーペーパーだけでも貰っておくと、あとでその人の作品がやっぱり気になった時に、ネットショップやSNSでチェックしやすいからいいなあというのは、ビジター目線でも感じた。



たった1アクションで購入の決め手を失うのは勿体ないって話

ただ一つ。自分勝手な考え方で恐縮なのだけど、チキンで他力本願な人間の本音を言わせてもらえるなら。
上記の「2番」の「見本誌コーナーで見て作品に興味はあるけど購入するか迷いつつ訪れたブース」について。作家さんの一押しがあれば買おう、くらいの、わりと購入を前向きに検討している状況だったわけなのですけど、結果的に購入できなかったブースがあった。

ほんと自分よがりな考え方でアレなのですけど、やっぱりブースの目の前で立ち止まって作品を眺めている時には、フリーペーパーを渡してみたりとか、無料体験は積極的に声を掛けるとかしていただけると嬉しいなあと感じた。
その1アクションがあるだけで、こちらも「見本誌コーナーで見て気になって来たんです」等と話しやすいし、手に取って購入しやすい。
無言で座ったままだったり、本?を読んでいらっしゃったり…… 近寄りがたいオーラを感じて、興味はあったのだけど手に取らず立ち去ってしまったブースも数か所あって、余計なお世話だろうけど、勿体ないなあと……。

でもそういう雰囲気だったショップは、個人的には買えなかったことを後悔していない。
でもそれも悲しいことだよなあと「何目線?」って感じではあるけれど、人の振り見て我が振り直せ的なことを思ってしまった。



手に取ってみたくなる本

今回、見本誌コーナーで強く感じたのは、いくら内容が素晴らしくても手に取ってもらえなかったら読んでもらえないんだなあ、ということ。
札幌はブース数がそこまで多くなかったから、全ての見本誌の表紙やタイトルはチェックできたけれど。
やっぱりそれでも、手に取ろうと思うものには特徴があって、

  • 製本が本格的なもの

  • デザインが魅力的なもの

  • タイトルが気になるもの
    (インパクトがあるとか、魅力的、惹かれるetc.)

これって、思っていた以上に大事なんだなと実感した。
私は今すぐに自分の本を出す予定はない。でも「タイトルってやっぱり大事」ということは改めて心に留めておこうと思った。
noteの記事や作品のタイトルもきっと同じだ。それくらい大事な要素なんだ。頭では解っていたけれど、今回それを感覚的に感じた。


それと、またまたバカ正直な発言で恐縮なのだけど。
私の場合、基本的に存じない方の「日記」については、お金を出して購入しようという気持ちにはならない。にも関わらず今回、購入を最後の最後まで迷うくらいの、とても素敵な日記本に出逢った。
製本やデザイン、本の質感、それからタイトルのフォントがとっても素敵で。このクオリティをワンコインで購入できる価格設定にするのは、日記だからだろうなあとか、それにしても安いなあとか。いろいろ考えてしまった。
今「やっぱり購入したらよかったなあ」という若干の後悔がある。なんてったって著者さんが素敵だったから。それをネットショップで今から買うか?と聞かれるとNoなのだけど、今また目の前に著者さんが居たら「やっぱりください!」って言ってるだろうなあと思う。

それだけ、中身以前に、本そのもののクオリティも大切だし「直接店頭で作家本人が販売する」ということのパワーは大きいんだなあと感じた。



恐らくマイノリティな個人的な購入基準

見本誌コーナーで作品を見る時、まず最初に本の形態や大まかなデザインが目に入って、次にタイトルが目に入る。その時点で少しでも気になったものは、手に取って裏表紙を見る。作品紹介やあらすじを読み、どういう本なのかを確かめる。その後、本を開き、中を読むわけなのだが、ここで、恐らくマイノリティと思われる私の好みによるジャッジポイントが発生する。
ちなみにこのジャッジポイントは、入場前から購入を決めている本や、知り合いの方の著書、知り合いに薦められた著書に対しては適用されない。

それは何かというと、本文のフォントと文字サイズ、そして文章の配置である。

「そんなことで?」と思われてしまうかもしれないが、ここが私の好みでない場合、本文の内容を試し読む前に、本を閉じて戻してしまう。
時間と労力、コスト、大切な思いを込めて一生懸命作られた作者さまには本当に申し訳ないのだけれど、なぜか、読もうという気持ちが沈んでしまうのだ。もはや本能的なものに近い。もう少し客観的に伝わる言葉で噛み砕くとするなら「気が散ってせっかくの作品内容に入り込めない」といったところだろうか。
もちろんこれは、写真集や詩、漫画など、ページに対する文字数が少ないものについてはその限りではない。あくまで文章主体の作品に対する話だ。

たとえば本文のフォント。さすがに見当たらなかったし、そもそも商用利用可能なのかも存じないが、極端な例でいうと「HGS創英角ポップ体」などのフォントで書かれている小説があったとしたら、私は開いた次の瞬間には本を閉じていると思う。フォントのせいなのか印刷のせいなのか、文字が薄くて読みづらいものも少々遠慮してしまう。

次に文字サイズ。こちらは難しい問題だとも思う。文字サイズが大きめであれば、ご高齢の方や視力があまり高くない方にとっては、そのほうが読みやすいだろう。ただ、イコール誰にとっても読みやすいかというと、そうではないかもしれない。極端に大きな文字サイズだと私はごめんなさいするかもしれない。行間が極端に広い文章も同様だ。
しかしながら、今の時代、広く多くの方が読みやすいものをと配慮した結果として、従来の小説の型を崩すべき時が来ているのかもしれないとも思う。本当に難しい。

そして、これは本当に単なる好みの話で申し訳ないのだけど、できれば段組みなしの文章配置だとありがたい。(まじでただの好み)



ワンコインはやっぱり破格

そんな数々のジャッジを潜り抜け、購入を決める際いちばん最後に確かめるのがやっぱり値段。
本当に気に入ったものなら、極端に一般的な本の相場から外れない限りは、価格を気にせず購入を決めると思う。でも迷っている場合は、価格は購入するか否かの大きな決め手になる。
その時に、やっぱりしっかりと背表紙があるような本の形に製本されているものがワンコイン、ないしは600円などの価格設定がされていると安いな、破格だなと感じる。デザインが好みだとその気持ちはいっそう強くなるだろう。っていうか、手に取りやすい価格に大きな感謝をすると同時に、赤字にならんの?大丈夫なの?などと大きなお世話を考えてしまうこともある。

しかし、これはあくまで私の場合だが、その逆もある。
たとえば、コピー用紙を冊子状に折り込んだ十数ページくらいのものが、同じワンコインだと、正直ひるんでしまう私がいる。悲しいかな、そういった形状の作品の場合、内容を確かめる前に、まず最初に値段を確認してしまうということもあった。その際200円、300円ならデザイン・タイトルによっては手に取ってみるが、500円だと開かずに次の本を見るということもありうる。そうして開かれなかった作品の中には、読んでみたら、いやこれワンコイン破格すぎでしょ!と感じる内容のものもあるかもしれないのに。

これは文学フリマという、すぐ周りに比較対象があるからこそ起きてしまう現象かもしれない。そういった環境下で、また、今やインターネットで多くのプロ顔負けの作品を無料で読めてしまうようなこの時代に、自分の作ったものに値段を付けるということの大変さ、奥深さを、なぜかビジター側の目線でもいろいろと考えてしまった。



次の文学フリマ(visitor)に向けて

今回は「はじめての文学フリマ」にしては、存分に堪能できたと思う。
noterさんにリアルで逢えたこと、買いたい本を買えたこと、素敵な作品に出逢えたこと。それはもちろんなのだけど、文学フリマに行ってみなければ見えなかったものを、ほんの少し垣間見た気がする。

でも、めちゃくちゃ後悔していることもある。

それは、今になって「やっぱり買えばよかった」「この本買いたかった」の数が驚くほどに多いということ。

これはひとえに私の準備不足。

舐めてた。会いたいnoterさんに会えることは物凄く楽しみにしていたのだけど、文学フリマそのものにはあまり期待をしていなかった。
文学フリマというものが、こんなにも面白い場所だとは、こんなにも楽しいものだとは。

終わってしまった後に、noterさんたちの文フリ関係の記事(出店者さまの準備編の記事や、ほか道外の文フリレポートを含む)を読んで、「えー!この本見逃してる!見つけてたら絶対買ったのにー!」とか「あーーー!この本迷ったんだよなー!この人がこんなに面白いって言うなら買えばよかったー!」とか「そういえば友だちコレ好きなんだった!文フリの時にあのグッズプレゼントに買えばよかったー!」とか。
もうね、びっくりするくらい、どんどん出てくる。

その反省を活かして、次に文フリに行くときには、

  • 好きなnoterさんの文フリ関係記事くらいは読破してから行く

  • 普段から素敵な本に対してのアンテナを高く持つ

  • 気になる出店者さまの発信情報はチェックしてから行く

  • 時間は幾らあってもいいので開場時間に合わせて行く

  • 可能であれば、ブースを一周した後一旦会場から出て休憩を入れる
             ↓↓↓
    その場に居ると冷静な判断ができなかったり、その場の空気に呑まれていろいろ失念したりするので、一旦脳内をフラットにする。離れてみることでやっぱり欲しいなと再確認できたり、上記で言う「そういえば友だちコレが好きなんだった」を思い出す暇を作るみたいなこと。

  • 購入予定の作品の予算とは別に、当日その場で出逢った作品のための予算を作っていく(そしてその予算は100%使い切る気持ちでケチらない)
    ⇒ そのために文フリ貯金をする。あわよくばいつか道外のも行ってみたい。



はい、というわけで5,400文字を超えました!
ひさびさのクラブ・ドストエフスキーらしい記事(笑)
まあこの【ガチ篇】は自分のための備忘録なので良しとする。

もしもいつか自分が文学フリマに出店する側の立場になった時、今日の日の私の発言がいかに失言だったのかと後悔する日が来るかもしれないのが、少し怖い。
でもたぶん、その立場になってからではもう気付けなくなってしまうような、まったく未経験の今の私だからこそ浮かぶ発想や考え方、感じ方があると思うので、勇気を出して率直な感想をここに残しておく。

読んでいただいて面白いものではなかったかもしれませんが、もしもここまでお読みくださった方がいましたら、ありがとうございました!

今回お会いできた皆さまにも是非また会ってもっとゆっくりいろんなことをお話してみたいし、道外のnoterさん含め、今回会えなかった方々にもいつか必ず会ってみたいなあという気持ちが強くなりました!

楽しかった!!!




(5,865文字)


#ズボラ完璧主義者aeuの100日間の挑戦
#day091
#文学フリマ札幌




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