ふぉれすとどわあふ⑥ 三羽さんの企画
立山さんのお話に繋ぎます
3. ヨークを看病して、彼と行動を共にする

「薬草の書」を求めて、ダークフォレストの魔女を探して 【932字】
シドニーとケイはすっかり弱ってしまったヨークの看病に明け暮れる毎日を送っています。
ケイは港町の匂いが気に入ったようで、一人でマーケットに出かけるようになりました。シドニーはというと、ヨークに付きっきり。せっせと看病をしています。
それでもヨークが回復するまでには1ヶ月少々を要しました。
「ねぇヨーク、ダークフォレストってどこにあるか知ってるの?」
「知らないよ、そんなの初めて聞いた」
「じゃどーやって魔女を探せばいいのよ」
ヨークは申し訳なさそうに俯いて、上目遣いにシドニーを見ます。
「ま、いっか。ミユさんに訊けばわかるかも」
「俺、ミユさんに合わせる顔がないよ」
「こういう時はしっかり謝っといた方がいいと思うよ」
「そうなんだけどさ」
こうしてどわあふの森に帰ることにした3人は、港町のお土産をいっぱい買い込みました。案内役はケイ。ケイはもうマーケットではすっかりお馴染みさんになっていて、みんなが餞別をくれました。
ふぉれすとどわあふは今日もいいお天気です。魔法の絨毯に乗り切れないほどのお土産を雑貨店の前に積み上げました。
「どうしたの?こんなに」
ミユが走り出てきて言いました。
「港町のお土産です。ミユさん、すみません。薬草の書を魔女に盗られてしまいました」
ヨークはおでこが地面に付くほど頭を下げます。
「しかたないわね。でも大丈夫。魔女の行方はわからないけど、薬草の書の行方はわかるのよ」
「わかるんですか?」
ヨークはシドニーの顔を見た。シドニーは「ほらね」と目で頷いてみせた。
ミユによると、薬草の書は異次元にあった。どわあふの森ができるずっと前のまだ未開の地だったころに。
魔女の狙いはその時代にしかない植物だということまではわかった。
そこは荒れ果てた荒野なのか、それとも密林なのか、まだ誰も情報を持っていなかった。
ミユは言う。
「たぶんだけど、魔女は薬草を求めてそこに行っただけだと思うの。だからもう少し待ってみたらどうかしら」
しかしヨークの目は燃えていた。
「そうかもしんないけど、どんなとこだかわかんないけど、行ってみます」
「わかったわ。じゃ魔女に負けないようにマントを持って行きなさい」
ミユから渡されたマントを纏ったヨークとシドニーは古代にワープするために再び絨毯に乗った。
次回のテーマ
①ワープした未開の地
②未開の地はこんなとこだった
③薬草の書を求めて
以上、どれかをテーマに設定してください

