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映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』を観てきて…

オープニング

先日、映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』を観てきました。今回は、そのときの感想をまとめた記事になります。ずっと観たかった作品だし、映画感想文も書きたかったので、ようやく作ることができて良かった。
また、作品の大きなネタバレを含む記事になっていますので、ネタバレが嫌な方はブラウザバックしてください。


それでは本編よろしくお願いします。

本編

まず、すごく実存主義的哲学の要素が色濃く現れている作品であることに、強い衝撃を受けた作品であった。これは自分がニーチェの哲学を勉強・研究していて、ニーチェの”ルサンチマン(怨恨)”をはじめとした、実存主義的哲学の大枠を掴めている状況での鑑賞によってもたらされた衝撃というすごく特殊なものではある。だが、いろんな視点を持って作品や芸術に触れることで得られる刺激の豊かさを、今回身をもって体験・体感することができたのも良かった。 

また、人生について考えることが多いタイミングで観たのもあってか、すごく深く心に刺さる作品でもあった。大学生活や家庭環境にうまく馴染めず、いわゆる「普通のレール」を踏み外している自分も、色んな感情を自分一人で抱え込んでしまう癖がある。田宮と似たように深い悲しみや絶望を引きずったまま、時折その感情に支配されながら生きている節は正直今もある。だからこの作品を通して、うまく受け入れるというかほどほどの距離感を持てるようになっていきたいと思った。

この映画のポスターがなかったから、入り口を撮ってみた。
電子決済用のチケット売り場の存在を初めて知った。

ここからは内容に関してより直接的に触れていく。まず、田宮とマリアが親子であることを、彼女が自分の家を紹介するときの「私にはこれでいい」という旨のセリフで気づかされたことが、この作品を振り返って第一に印象的なシーンだった。それまでに色々詰め込まれた要素がここで一つのまとまりになったというか、「重要な伏線が回収された!」というような感覚になった。こういう部分からも、この作品のプロットが丁寧・緻密に作られているのが分かった。ただ、時系列的にはもっと早く気づけるはずだったことに今振り返るとびっくりしている。さらには、最後の田宮が絶望を受け入れるための芝居シーンも、撃たれた割に胸部の出血量が少ないからそういう演出なのかなと気づいた。

こういったところから、原作で描写されている岸辺露伴が「リアリティを大事にしている」姿勢や仕事観を、うまく実写作品に落とし込んでいることがよく分かって、ジョジョ好きの端くれとしてすごく嬉しい。まぁリアリティ重視の影響でグロテスクな描写も少し見られたから、初見時は注意しておくと良さそうとも思った。 

また、舞台がイタリアのヴェネチアということもあって、背景の映像が毎回美しいし、今回も音楽が料理におけるスパイスのような、すごく多様な色彩を持っているかのような雰囲気のもので、すごく好きだし、気に入っている。今回もサントラってあるのかな…

映画を見終わってからバイトまで時間があったから、
「町家 学びテラス・西陣」のオープンデイに行ってきた時に撮った一枚

あと、前作の『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の冒頭でもあったような、現地民が露伴先生の作品をすごく褒めているのに、彼の信念について誤解があると訂正するように諭すというか、ちょっと意固地になっているシーンにはクスッと笑ってしまった。彼がいかに「漫画家であること」にこだわっているのかということや、彼が自分の確固たる判断基準、強い信念をもっていることを、ちょっとコミカルな形で表現するのは非常に面白いものだと思う。
(また、ここには彼のスタンドを軽く披露するというか、スタンドというものを説明する表現が含まれているとも考えられる。)


エンディング

とにかく観ることができて良かった。本編でも触れた通り、「リアリティ」にとにかくこだわっている作品であるため、観る人を選ぶ作品ではある。しかし、多くの人に勇気や個性を与えてきた荒木飛呂彦先生の世界観や人生観の片鱗を垣間見ることができる作品なので、ぜひ一度観に行ってみてください。

また、次の記事は6月27日(金)から体験するイベントを振り返る記事になる予定です。7月4日(金)ぐらいに投稿予定です。
このイベントの概要は、福岡県糸島市で田植え体験を通して地方移住について考えるというものです。昨今、二拠点生活が活発になっているこの時機なので良かったら下記のサイトも見てみてください。

 6月ももうすぐ終わるというか、投稿日が6月の最終日になったので、6月を振り返る記事も作っていく予定ですし、以前投稿したような大原朝市を振り返る記事も随時作っていく予定です。
その記事もぜひぜひ見にきて下さい。 

ここまで読んでいただきありがとうございます。
良かったらスキ!やフォローお待ちしております。

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