Preplyのトライアルレッスンで定期につながる率が90%を超えた、たった一つのこと
Preplyで日本語講師を始めたばかりの頃。
一番つらかったのは、トライアルレッスンでした。
そもそも予約が入りません。
毎日Preplyから通知が来るたびに、
「予約かな!」
と期待して開くと、
「OK!それではすぐに予約するね!」
というメッセージだけ送られてきて、結局予約されないことも何度もありました。
通知が鳴るたびに期待して、落胆する。
そんな毎日でした。
そして、やっと入った貴重なトライアルレッスン。
今度こそ定期につながってほしい。
そう思って全力でレッスンをしても、なかなか継続にはつながりませんでした。
しかも、トライアルレッスンで終わってしまうと、その生徒さんとは基本的に二度と会うことはありません。
「何が悪かったんだろう。」
「説明が分かりづらかった?」
「話が盛り上がらなかった?」
答えを聞くこともできず、原因も分からない。
そんなモヤモヤを抱えながら、次のトライアルレッスンに向かう日々でした。
このままではダメだと思い、レッスンを全部振り返るようになった
そこで私は、トライアルレッスンを毎回記録することにしました。
振り返るポイントはとてもシンプルです。
・この質問で生徒さんは楽しそうに話してくれたか
・この話題から自然に深掘りできたか
・日本語を話す時間が増えたか
・レッスン全体が盛り上がったか
そして、
反応が良かった質問は残す。
反応が微妙だった質問は思い切って外す。
さらに、毎回必ず一つは新しい質問や進め方を試してみる。
そしてまた振り返る。
これを本当に何十回も繰り返しました。
それだけではありません。
日本語講師のnoteを読んだり、教材を買ったり、他の先生の考え方を取り入れたり。
「少しでも良くなるなら何でも試そう。」
そんな気持ちで改善を続けました。
そして、ある一つのことに気づいた
改善を繰り返しているうちに、定期で続けてくださる生徒さんが少しずつ増えていきました。
そして今振り返ると、一番大きかった変化はこれだったと思います。
「次がある前提で話すこと」です。
以前の私は、
「ぜひご検討ください。」
「もし気に入っていただけたらまたお会いしましょう。」
そんな終わり方をしていました。
相手への配慮のつもりでした。
でも、何度もトライアルレッスンを経験して気づいたんです。
トライアルレッスンは、
生徒さんに選んでもらう時間でもありますが、
講師が学習プランを提案する時間でもある。
ということに。
だから今は、
生徒さんの学習目的や生活スタイルを聞いた上で、
「では毎週木曜日の朝9時にレッスンを進めていきましょう。」
「次回までにこの記事を読んできていただけると、次のレッスンがスムーズですよ。」
というように、
自然な流れで次回のレッスンを具体的に提案しています。
もちろん、
「一度考えたいです。」
と言われたら無理に進めることはありません。
でも、言われてもいないのに、
最初から「検討してください」という前提で終わる必要もないと思うようになりました。
生徒さんが欲しいのは、日本語レッスンではなく「未来」
例えば、
「会話を上達させたい。」
という生徒さんがいたとします。
そのときに、
「私は会話レッスンをします。」
だけでは弱いんです。
そうではなく、
「では、毎週月曜日と金曜日の朝9時にレッスンをしましょう。
最初の1か月は、日本語文法の基礎をしっかり固めます。
そのあと少しずつ話せる文章を長くしていき、3か月後には、レストランや買い物、職場など場面ごとに、即興で会話ができることを目標に進めていきましょう。」
ここまで具体的に伝えると、生徒さんは「次回何をするのか」だけではなく、「3か月後には自分がどうなっているのか」までイメージできます。
ここまで未来を具体的に伝える。
すると、
「この先生なら目標まで連れて行ってくれそう。」
そんな安心感が生まれます。
私はこれを意識するようになってから、トライアルから定期につながる率が、以前は30%くらいだったのに、今では90%を超えることがほとんどになりました。
正直、自分でもここまで変わるとは思っていませんでした。
だからこそ、Preplyを始めたばかりの頃の自分が知りたかったことを
次の誰かのためにのこしておきたいと思い、この記事を書いています。
最後に
今日は、私がトライアルレッスンで一番大切だと感じている考え方について書きました。
ただ、この考え方にたどり着くまでには、本当にたくさんの試行錯誤がありました。
今では、質問の順番やレッスンの流れ、学習目標の聞き出し方、次回レッスンへのつなげ方まで、一つの台本として整理しています。
その内容は別の記事で、実際に私が使っているトライアルレッスン台本とあわせて詳しく紹介しています。
「初めてのトライアルレッスンで何を話せばいいか分からない。」
「定期につながらなくて悩んでいる。」
そんな方でも、そのまま真似すれば再現できるレベルまで落とし込んでいます。
もし興味がありましたら、ぜひ気軽に読んでみてください。
少しでも皆さんの日本語講師としての活動のお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
