英単語は「覚えた」で終わりじゃない。習熟度には6段階ある
英語を勉強していた頃、私はある勘違いをしていました。
「英語が伸びないのは、単語数が足りないから」
でも実際に足りなかったのは、単語の数ではありません。
単語の習熟度でした。
単語には習熟度がある
多くの人は、単語を「知っている」か「知らない」かの二択で考えます。
でも実際には、単語の習熟度には段階があります。
レベル1:スペルを見て時間をかければ意味が分かる
レベル2:スペルを見た瞬間に意味が分かる
レベル3:音だけ聞いて瞬時に意味が分かる
レベル4:拙いながらも会話で使える
レベル5:場面に応じて自然な用法で使える
レベル6:考えなくても反射的に使える
私自身、大学受験が終わった時点では、多くの単語がレベル2でした。
多くの人はレベル2で学習を終えてしまいます。でも英語は読むだけではありません。リスニングでは音だけで意味を理解し、スピーキングでは自分で使える必要があります。
つまり、本当に身についたと言えるのはレベル3以降なのです。
発音の授業がきっかけだった
大学で受けた英語の発音の授業が、この考え方のきっかけになりました。
音を正しく知らなければ、聞いても認識できません。
そこで気づいたのは、「単語も同じではないか」ということでした。
スペルだけで覚えている単語は、音で出てくると反応できない。単語を「音」として定着させる必要がありました。
単語を深化させた方法
大学受験で死ぬ気で覚えた単語たちがありました。その多くはレベル2止まりでした。
そこでmikanなどの単語アプリの使い方を変えました。正答率が高くなってくると、スペルを見ただけで答えられるようになります。そこで私は、画面を見ずに音声だけを聞いて答えるようにしました。
これがレベル3への移行です。スペルを見て答えるのではなく、音だけで瞬時に意味を取る練習。この一手間が、リスニングにも会話にも直結しました。
続けるうちに、大学受験で覚えた単語の多くが、聞いてすぐ理解できたり、会話で自然に出てきたりするようになりました。
英語学習には、2つの伸ばし方があります。
私は英語学習には、この2つが必要だと考えています。
それを「進化」と「深化」と呼んでいます。
新しい単語を増やす「進化」。
すでに知っている単語を、聞ける・使える単語へ育てる「深化」。
単語帳を何冊も終えたのに英語が伸びないなら、新しい単語を探す前に、今知っている単語を育ててみてください。
単語は、「覚えた」で終わりではありません。
聞ける単語、使える単語へ育てていくことで、本当の意味で身につきます。
「知っている単語」を「使える単語」に変えること。
それが私にとって、英語力が伸びた一番の理由でした。
