英検1級に2回落ちて、本当に欲しかった英語力に気づいた話
TOEIC900を超えた日、正直思いました。
「自分は英語ができる」と。
その自信が、完全に崩れる日が来るとは
思っていませんでした。
音読で大学受験を突破した
中学時代、英語のテストで3点を取ったことがあります。
それが高校で音読に出会い、世界が変わりました。一つの長文を100回音読することもありました。その結果、偏差値30台から60台後半まで伸びた。
音読さえやれば英語は伸びる。そう確信していました。
TOEICもぐんぐん伸びた
大学に入ってからも音読を続けました。
準1級に合格。TOEICも800を超え、900も突破した。やはり音読は正しかった。そう思っていました。
そして英検1級に挑戦することにしました。正直、余裕だと思っていました。
舐めていた
TOEIC900を超えている。
英検1級なんて、その延長線上にある試験だと思っていました。
結果は不合格でした。
試験が終わった瞬間、自分でも驚きました。
「今の話、何についてだったんだ?」
内容がほとんど頭に残っていなかった。大問1から既に何を言っているかわからない瞬間があった。終盤のインタビュー問題に至っては、完全に置いていかれていた。
本当に悔しかった
正直めちゃくちゃ悔しかった。
TOEIC900を超えているのに、英検1級のリスニングでは何を言っているのか分からない。
しかも周りからは「洋画を字幕なしで見れるんだろ?」と聞かれる。でも答えられない。
そのとき、さらに追い打ちをかける出来事がありました。
自分よりスコアが低いはずの同級生が、海外の人と普通に会話していた。
「自分は英語ができると思い込んでいただけかもしれない」
そう気づいた瞬間でした。スコアを取ることが目的になっていた。本当に欲しかったのは、本物の英語力だったはずでした。
そこで私は、英検1級に受かるための勉強を一度やめました。
本物の英語に触れる時間を増やすことにしたんです。
試験問題からCNN EEへ。対策本から洋書へ。ディクテーション、リピーティング、シャドーイングを加えた。パス単も毎日回した。洋書を10000ページ読んだ。
3度目の英検1級、合格しました。
英検1級に合格したことは嬉しかった。
でも、もっと大きかったのは「試験のための英語」から「使うための英語」へ考え方が変わったことでした。
