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リスニング力 = 〇〇×〇〇。英検準1級まで辿り着いた公式

リスニング教材を何時間聞いても、ほとんど成長を実感できませんでした。

当時の私は、「聞けば聞くほど耳は慣れる」と本気で信じていたからです。

でも違いました。

私が本当に足りなかったのは、「耳」ではありませんでした。

いろいろ試しました


聞き流しもしました。シャドーイングもしました。

でも当時の私には、シャドーイングは難しく、続きませんでした。まずは一文ずつ繰り返すリピーティングの方が、集中して取り組めました。

振り返ると、リスニングが伸び始めるきっかけになったのは、この2つでした。

当時の経験を一言で表すなら、この公式になります。

リスニング力 = 発音知識 × リピーティング回数

なぜ「聞くだけ」では伸びなかったのか


発音をほとんど意識していませんでした。

発音記号を無視して、自己流の発音で音読を続けていました。その結果、間違った音が体に染み込んでいました。

聞き取れない理由はシンプルでした。自分の頭の中にある音と、ネイティブが実際に発している音がずれていたからです。知っている単語でも、実際の発音と頭の中の音が一致しなければ、聞こえても認識できません。

発音知識とは何か


転機になったのは、大学で受けた英語の発音の授業でした。

発音知識とは、発音記号だけではありません。音の連結(リンキング)、音の脱落、弱形、イントネーションなど、「英語が実際にどう聞こえるか」を知ることも含まれます。

私はまず『英語耳』で発音記号を身につけ、その後、大学の授業でこうした音の変化を学びました。

この知識があることで、「この音はこう聞こえるはずだ」という基準ができました。

リピーティングで定着させた


発音の知識だけでは、聞き取れるようにはなりません。

知識は頭の中にあっても、耳と口で繰り返さなければ実際の音として定着しないからです。

音源を聴いて、一文ごとに声に出して繰り返す。これを続けることで、頭の中の音とネイティブの音が少しずつ一致していきました。

最初はほとんど変化を感じませんでした。でも、ある日ふと「あれ、前より聞こえる」と思う瞬間が増えていきました。今まで雑音のように聞こえていた英語が、一語一語として認識できる瞬間が増えていきました。

なぜ「掛け算」なのか


どちらか一方だけでは足りません。

発音知識だけでは、「こういう音になる」という知識で終わってしまいます。リピーティングだけでは、間違った音が定着します。だから私は、この2つは足し算ではなく「掛け算」だと考えています。

この方法を続けた結果、英検準一級に合格する頃には、以前よりも自然に英語が聞き取れるようになっていました。

リスニング力 = 発音知識 × リピーティング回数


リスニングが伸びずに悩んでいるなら、「聞く量」を増やす前に、一度発音知識を見直して、リピーティングをしてみてください

私の経験では、この2つを組み合わせたことが、リスニングを伸ばす一番の転機になりました。


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