そのUX、時間軸で考えてる?
※ このノートは「DHU Kuriyaゼミ Advent Calendar 2024」12日目の記事です。
「UX」という言葉を聞くと、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?
多くの場合、製品やサービスを使っている瞬間、つまり「利用中の体験」をイメージすることが多いかもしれません。
でも実は、ユーザー体験は「使っている瞬間」だけで完結しないんです。
この記事では、UXを時間軸で捉える時に考える4つのフェーズについて詳しくお話しします!
UXには時間軸がある
UXという言葉は、ユーザーエクスペリエンスという訳で説明されるため、顧客がサービスや製品を使用して得られる体験をイメージしがちです。
しかし、UXにはユーザーがサービスを通じて得られる体験全てを指す言葉なんです。
そのため、UXは時間軸で分解することができ、具体的には以下の4つのフェーズがあります。
予期的UX(利用前):使う前に感じる期待や想像
一時的UX(利用中):実際に利用している瞬間の体験
エピソード的UX(利用後):使い終えた後の評価や反応
累積的UX(体験全体):これらの体験が繰り返されて生まれる総合的な印象
ここからは、それぞれのフェーズについて、具体例を交えながら見ていきましょう!
1. 予想的UX
予想的UXは、ユーザーがサービスや製品を使う前に感じる期待や想像のことです。
例えば、SNSで見かけた美味しそうな料理の広告や、友達が「このアプリ便利!」と勧めてくれた時には、「美味しそう!」「使ってみようかな?」といった感情を抱くと思います。
この期待感こそ、予想的UXです!
具体例
美味しそうな料理の広告を見て「美味しそう!食べたい!」という期待
口コミやレビューを見て「試してみたい」と感じる
ブランドの持つストーリーや価値観によるサービスへの安心感や共感
この予想的UXでは、ユーザーが体験してみたいと思うことをデザインするのがとても大切です。
ここで抱いた期待と現実のギャップが大きすぎると、後の体験が「ガッカリした体験」になってしまうため、誇張しすぎてしまうことにも気をつけないといけません。
2. 一時的UX
次の一時的UXは、ユーザーが製品やサービスを「実際に使っている」瞬間の体験です。冒頭でも触れた1番イメージのしやすいUXの部分ですね。
ここで重要なのは、使っている最中に感じる「心地よさ」で、ここでの体験がユーザーの満足感に直結します。
具体例
直感的に分かるUIデザインや、迷わず進める操作フロー
期待通りの料理や雰囲気
使う目的を最短距離で達成できる設計
3. エピソード的UX
エピソード的UXは、サービスを使い終えた後にユーザーが感じる体験のことです。
「予想通りの体験だったか」「使ってよかったか」を振り返る段階で、ここでの満足度がリピートや口コミに大きく影響します。
具体例
利用後にアンケートやレビューを書いてもらう
FAQやカスタマーサポートが充実していると、安心感が残りやすい
お礼メール、割引クーポン、アップデートの案内といったリピートの促進
口コミ・シェア:SNSやレビューサイトでのポジティブな感想投稿
サービスの利用した後の動線をあらかじめ設計しておくことで、ユーザーのリピートだけでなく、他のユーザーへの入り口を作ることができます!
4. 累積的UX
累積的UXは、ここまでの予期的UX → 一時的UX → エピソード的UXが繰り返されて蓄積され、ユーザーの頭の中に形成される「総合的な体験」のことです。
ここでのポイントは、サービスとの「長期的な関係性」が大切です。
具体例
何度利用しても、毎回安定した体験を提供し、安定感を生む
使い続けることで、製品やブランドに愛着や信頼が生まれる。
定期的なアップデートや改善があり、期待以上の体験を提供する
ここで重要なのは、「このサービスなら大丈夫」と思ってもらえる安心を設計することです。
この長期的な信頼関係を築くことができれば、ブランドのイメージを作り上げることや、リピーターの増加につながっていきます。
さいごに
この記事ではUXと時間軸についてお話ししました。
UXを時間軸で考えることで、製品やサービスを使う「瞬間」だけでなく、前後の体験も含めた価値をデザインすることが大切だと思います。
今回参考にした資料を下記に掲載しておくので、ぜひ読んでみてください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!
参考
使う人の体験を時間軸で考えよう〜UXデザインの視点を取り入れる
https://www.slideshare.net/masaya0730/ux-251916379#1
USER EXPERIENCE WHITE PAPER
https://experienceresearchsociety.org/wp-content/uploads/2023/01/UX-WhitePaper.pdf
