見出し画像

新婚旅行で1泊5万円分タダになった話|OTA使い分けで旅行コスパは数万円変わる

新婚旅行のハワイ、HISのプランを見て予約しかけた。


JTBは正直高い。

ラウンジが使えてホテルでも食事が豊富で、確かに快適なんだけど、とにかく高い。


HISは結構安い。

ラウンジもあるし、ホテルもまあまあ。

正直HISで決めようかと思った。


でも、ここで終わらずに、もうちょっと時間をかけて自分で調べ直してみることにした。


飛行機もホテルも別々に探して、HISが提示してた日程の近くで航空券を調べた。


そうしたら、帰国日を1日後ろにずらすと、航空券が2人で5万円安くなることに気づいた。


1日延ばすってことは1泊増える。

でもちょうど近くのハイアットリージェンシーが500ドル、だいたい5万円くらい。


つまり、浮いた5万円でそのまま1泊できる。


HISと比べて、ただで新婚旅行が1日伸びた。


新婚旅行の1日って、一生の思い出が1日増えるってことで、めちゃくちゃでかい。

なぜここまで調べるのか


旅行のコスパは、13年くらいずっと研究してきた。


スカイスキャナー、agoda、Trip.com、Booking.com、トラベルコ、モッピー。

使えるものは全部試して、どこに「知ってる人だけ得する仕組み」があるかを見てきた。


今でも肉を買うときに、近所のスーパーの100g単価を比較するくらいの感覚は残ってる。


たぶん性分なんだと思う。

知ってる人だけ得する仕組みを見つけて、自分でも使えるようになるのが、僕にとっての旅行コスパの楽しさ。



旅行コスパは「3つの掛け算」で変わる


旅行を安くするって聞くと、多くの人は「最安値サイトを探すこと」だと思ってる。

でも実際は違う。


旅行コスパは、3つの要素の掛け算で決まる。


・航空券の取り方 (Skyscannerの日付未定検索など)

・ホテル予約の使い分け (OTAの選び方)

・現地での動き方 (翻訳、SIM、Googleマップ)


このうち、1の航空券は冒頭の新婚旅行の話みたいに、数万円単位で変わる。

3の現地は、知ってると知らないでストレスが全然違う。


そして2のホテル予約は、1ホテルあたり1000円くらいの差だけど、年に数回旅行する人なら、年間5000円から1万円くらいは普通に変わる。


今回は、この2の「ホテル予約の使い分け」を全部書く。

航空券と現地の話は、また別の機会にする。

海外ホテル予約の僕の流れ


海外ホテルを予約するとき、僕の中で順番が決まってる。


・探す: Agodaでレビュー9以上のホテルを絞る

・比較: Googleマップで他のOTAの価格を見る

・判定: 差額が5%以内、または500円以内ならTrip.com

・予約: AgodaかTrip.comで決める


1つずつ説明する。

1. 探す: Agodaでレビュー9以上を絞る


ホテル選び自体は、Agodaが一番やりやすい。


正直に言うと、Agodaは「ユーザーに予約させること」については、かなりよくできてる。

写真の見やすさ、絞り込み機能、地図表示。

ホテルを探すツールとしては他のOTAより頭一つ抜けてる。


僕がよく使うフィルターは「レビュー9以上」。

食べログでいうと3.7や3.8みたいな感覚で、9以上ならまず失敗がない。


Agodaのレビュースコアには「最高」「非常に満足」みたいな評価ラベルがついてる。

ざっくり言うと、9.0以上が「最高」、8.5前後が「非常に満足」。

「最高」と書かれてるホテルが一番強い。


8.5や8.8でも全然いいホテルはあるんだけど、9以上は「神レベル」みたいな評価で、外れにくい。

人気で埋まってることが多いから、もし泊まれそうなら優先的に検討に入れていい。


レビューを見るときの大前提として、レビュー数も大事。

Agodaは基本的にレビュー数が担保されてるけど、それでも最低500件以上あった方が参考になる。


ちなみに、Googleマップでも同じ考え方が使える。

レビュー1000件以上で星が4.3〜4.5以上あれば、それはかなりいいホテルだと考えていい。

ホテルの場合は「レビュー書いたらクーポン」みたいな施策がほぼないから、レビュー数が多いのは純粋に泊まった人が多い証拠になる。


9以上の中から、自分の予算と立地に合うホテルを2〜3個ピックアップする。

9未満は切り捨てなくていい。「悪いレビューの中身」を見ればアリ


ここまで「9以上」を強調してきたけど、9未満を全部切り捨てる必要もない。

むしろ7点台の安宿に、選択肢としては全然アリな宿が混ざってる。


7点台のホテルでよく出てくる不満は、だいたい決まってる。

床に髪の毛が落ちてた、スタッフの態度がそっけない、ドライヤーは言わないと借りれない、みたいなやつ。


完璧を求める人には確かに気になる。でもバックパッカー的なノリで耐性がある人なら、別に許せる範囲だったりする。


僕が一回、ハノイかホーチミンで、リバービューのホテルにどうしても泊まりたくて、レビューが結構悪い安宿を取ったことがある。

鍵は普通の鍵で、ベトナムでよく見る、座ってのんびりしてる警備員のおじさんがエントランスにいて、なんとなく守ってもらってる感じ。

ドライヤーは言わないと貸してくれないし、床に髪の毛が一本二本残ってた。


でも部屋自体は普通にきれいで、その時は一人旅でバックパッカー的なテンションだったから、僕は全然気にならなかった。


別の例だと、Agodaで7点くらい、Googleマップで星3.5くらいの宿に泊まったこともある。

これも事前に「悪い理由」のレビューを全部読んで、自分が許せる範囲かどうか確認したうえで泊まったから、全然問題なかった。


つまり大事なのは、悪いレビューの中身を具体的に読むこと。

床の髪の毛なのか、害虫なのか、立地が遠いのか、騒音なのか。

自分が許容できる種類の不満なら、9未満でも全然アリ。


逆に9以上が安全な理由は、「人を選ぶ要素」がレビュー数の中で濾過されてるから。

不満点があれば、それだけのレビュー数があれば必ず誰かが書いてる。

9以上のスコアを保ってるってことは、そういう要素が少ないってこと。


ここまでが「探す」。


2. 比較: Googleマップで他のOTAを見る


気になったホテルが見つかったら、次にGoogleマップでそのホテル名を検索する。


Googleマップでホテルを開くと、各OTAの価格が一覧で出てくる。

Trip.com、Booking.com、Hotels.com、Expedia、楽天トラベル、Yahoo!トラベル。

日程を入れると、それぞれのOTAでいくらかが横並びで見える。


ちなみに、この記事を書いてる時点 (2026年4月) でいくつかのホテルを確認したら、AgodaはGoogleマップの価格比較に表示されないことが多かった。

昔は表示されてた気がするんだけど、いつから消えたのかは不明。

仕様か一時的なものか分からないので、Agodaの価格を確認するときはAgodaのアプリで直接見る方が確実。


ここで重要なのは、Agoda以外の選択肢を必ず確認すること。

表示価格だけ見ると差が小さくても、後で説明する10%還元や手数料の違いで、実質の安さが変わってくる。

3. 判定: 差額5%以内、または500円以内ならTrip.com


ここが一番大事。


僕が長年やってきて辿り着いた基準は、AgodaとTrip.comの差額が「5%以内、または500円以内」ならTrip.comを選ぶというもの。


理由は、Agodaは安いことは確かだけど、後で説明するいくつかの罠がある。

予約時にエネルギーを使うことを考えると、その差額が小さければTrip.comの方が精神的にラク。


逆に、差額がそれより大きいなら、防衛策をしっかり取った上でAgodaで予約する。

このときは予約画面のスクリーン録画を必ず撮る。


「差額 vs 手間」のコスパで判断するイメージ。



なぜTrip.comを第二候補にするのか


Trip.comは中国系のサービス。

それでもAgodaの第二候補にしてる理由がいくつかある。

理由1: 罠が少ない


Trip.comには、Agodaみたいな「気づきにくい上乗せ」があまりない。

表示価格と請求価格がズレるとか、キャッシュバックを申請忘れさせる設計とか、そういう嫌な仕組みが目立たない。


ちなみにTrip.comの最低価格保証は、僕がチャットで確認したけどほぼ機能しない。

これは別記事でちゃんと書く予定。


それでも、Agodaの罠と比べたら全然マシなので、僕はTrip.comを第二候補にしてる。



理由2: 会員ステータス制度がある


Trip.comは予約を重ねるとランクが上がる。

ランクが上がると、空港のVIPラウンジが無料で使えたりする。


公式の条件をまとめるとこう (2026年4月時点)。


プラチナ: 対象予約が1年間で3件 → 世界の空港VIPラウンジが年1回無料

ダイヤモンド: 対象予約8件 + 累計US$1,000以上 → ラウンジ年2回無料 + 無料eSIM (3GB/5日) + 空港送迎のアップグレード


プラチナ以上は1年間有効で、毎年再達成が必要。


ポイントは、プラチナの「年3件」は海外旅行する人なら普通に届く数字ってこと。

このあとに書くけど、ここに気づくと使い分け戦略が一段広がる。


Agodaのキャッシュバックが「もらえるかどうかわからない」のに対して、Trip.comのランク特典は予約を重ねれば確実に積み上がる。

この安心感の差はかなり大きい。



理由3: ラウンジ利用券が安く買える


ステータスが届いてなくても、Trip.comではラウンジ利用券を買うことができる。

これが通常の窓口よりかなり安い。


僕は香港かシンガポールで、シャワー付きのラウンジを使ったことがある。

通常価格は8,000円くらいだったところ、Trip.comで頼むと6,000円くらいで買えた。

2,000円くらい安かった。

理由4: 旅行周辺サービスもまとめて買える


Trip.comでは、ホテルや航空券だけじゃなく、SIMカード、現地ツアー、交通チケット、バスのチケットも買える。

1つのアプリで旅行周りが完結する。


メインで使うOTAがAgodaだとしても、Trip.comはアプリを入れておくのがおすすめ。



Booking.com、Hotels.com、Expediaは?


他のOTAについても触れておく。


Booking.com。

ヨーロッパの品揃えはたしかに充実してて、無料キャンセル可能な物件が多い。

ただ、Booking.comはAgodaの親会社 (Booking Holdings) なので、最近はAgodaと似たトラブル報告が増えてきた。

体質には注意が必要。


Hotels.com。

「10泊で1泊無料」のリワード制度がある。 10泊した分の平均価格が1泊分として還元される仕組みなので、実質10%還元と考えていい。


2016〜2018年くらいまでは安くて使いやすくて、最低価格保証を電話で申請したらすぐ差額を返してくれる、みたいな柔軟さもあった。

最近は表示価格だけ見ると他のOTAより高めの場合が多いんだけど、この10%リワードとポイントサイト還元を合わせると実は結構お得な選択肢になる。


試しにハイアットリージェンシーワイキキで価格を見てみたら、Hotels.comの値段が思ったより悪くなかった。

表示価格でTrip.comと近いラインなら、10%還元込みでHotels.comが有力候補になることもある。


Expedia。

過去にExpedia Japanが航空券の件で炎上したことがある。

個人的にはあまり信用できない感覚があるので、海外旅行ではほとんど使わない。



Trip.com × Hotels.com の組み合わせ戦略


ここで前章の「プラチナは年3件で達成」がポイントになる。


年に3回以上海外旅行で予約があるなら、最初の3回はTrip.comで予約してプラチナを取りに行く。 これで年1回の空港ラウンジ無料券が取れる。


そのあと4回目以降の予約は、Hotels.comの10%リワードを取りに行く という切り替えがアリ。

Trip.comのステータスは1年間有効で毎年リセットされるから、毎年この組み合わせを使い回せる。


2回ラウンジ無料 (ダイヤモンド = 年8件 + 1,000ドル) は正直結構ハードルが高い。

そこを目指すよりは、プラチナで1回確保 + 残りはHotels.comリワード積み上げ、の方が現実的。


シーン別のおすすめは、こう。


・アジア圏 (1〜2回/年): Agodaで探してTrip.comで予約

・ヨーロッパ: Booking.com (ただしAgodaの親会社なので注意)

・年に3回以上海外: Trip.comでプラチナ達成 → 4回目以降はHotels.com

国内ホテルはトラベルコ


国内旅行については話が変わる。

基本的にトラベルコを使う。


トラベルコの良さは、楽天トラベル、じゃらん、Yahoo!トラベル、一休など、国内の主要な予約サイトを横断検索できること。

ホテルごとに一番安い料金を出してくれる。


特に便利なのが、合計額で並び替えてくれるところ。

1人あたりの見かけの価格じゃなくて、2人で3泊した場合の最終的な合計額で並べてくれる。

最終的にいくら払うのかが直感的に分かる。


ダイナミックプライシングの「外れ値」を探せる


ホテルの価格はダイナミックプライシングで毎日変わる。

トラベルコは広い範囲で検索できるから、たまに極端に安くなってる日を見つけられる。


たとえば「関東で日程指定なし、3万円のホテルを探す」みたいな検索ができる。

そうすると、普段3万円クラスのホテルがある日は2万5千円で泊まれる、みたいな外れ値が出てくる。


休みの融通が利く人は、こういう検索をかけて「お得な日に旅行を合わせる」のが効く。


宿の良し悪しは、トラベルコの情報だけだと正直微妙なところもあるので、Googleマップのレビューも合わせて見るのが僕の流れ。



ポイ活サイトは「ほぼ全部」踏む。ただしAgodaだけは別


これは絶対やった方がいい。


モッピーみたいなポイントサイト経由で予約するだけで、3%から7%くらい還元される。

普通に予約して泊まるだけで、追加で現金化できるポイントが貯まる。

やらない理由がない。


僕はモッピーを使ってる。

ただ、別にモッピーじゃなくてもいい。

楽天やじゃらん、Trip.comの案件を持ってるポイントサイトなら、基本どこでもいい。

僕がモッピーなのは、有名だったから登録しただけ。

Agodaだけは要注意


ただし、Agodaに関してはポイ活リンクを踏むときに注意が必要。


Agodaにはアプリ限定価格や、よく使ってる人向けの会員価格がある。

ポイントサイト経由でリンクを踏んだ結果、その会員価格が消えて、普通の価格に戻ってしまうことがある。


ポイ活で得られる3%の還元より、消えた会員価格の方が大きいことがあるので、Agodaだけは「リンクを踏む前と後で価格が変わってないか」を必ず確認する。


Agoda以外のOTAでは、ポイ活リンクを踏むデメリットはほぼない。

迷わず踏んでいい。



まとめ: 海外ホテル予約のチェックリスト


ここまでをチェックリストにまとめる。

海外ホテル予約:


・Agodaでレビュー9以上のホテルを2〜3個ピックアップ

・Googleマップで他のOTAの価格を確認

・差額5%以内、または500円以内ならTrip.comで予約

・それ以上の差額があれば、Agodaで予約 (ただし防衛策必須)

・Agoda以外のOTAなら、ポイ活リンクを必ず踏む

・Agodaの場合は、ポイ活リンクで価格が変わってないか確認


国内ホテル予約:


・トラベルコで横断検索

・合計額で並び替えて比較

・日程に融通があるなら、ダイナミックプライシングの外れ値を狙う

・ポイ活リンクを踏んでから予約


これだけで、年間5000円から1万円くらいは普通に変わる。

航空券の取り方まで意識すると、新婚旅行のハワイの話みたいに数万円単位で変わってくる。



最後に: Agodaを第一候補にするなら、罠の防衛策はマスト


ここまで書いておいてあれだけど、Agodaには気づきにくい罠がいくつかある。


たとえば「後で支払い」を選ぶと、独自の為替レートで上乗せされる。

キャッシュバックは申請しないともらえない仕組みで、しかも60日待たないと申請できない。

朝食付きで表示されてたのに、予約画面ではしれっと朝食が抜けてた、みたいなことも過去にあった。


僕はこの仕組みを「詐欺といわれても仕方ないくらい不透明」だと思ってる。

違法じゃない。でも、知らない人からだけお金を余分に取る設計が、構造的に組み込まれてる。


僕自身、Agodaで2回、サポートに電話して返金を勝ち取ったことがある。

そのときに使ったのが「チャージバック」という言葉だった。


これは、クレジットカード会社を通して不正な請求を取り消せる仕組み。

事業者にとってはかなり大きなリスクで、「チャージバックします」と言うだけで対応が変わることが多い。


予約前のスクリーン録画の取り方、サポートへの電話の流れ、チャージバック申請の具体手順。

全部僕が実際にやって返金まで取った内容を、別記事にまとめた。


Agodaを第一候補にするなら、この防衛策はマスト。

[agodaで2回返金を勝ち取った僕の全手順|詐欺といわれても仕方ないくらい不透明な仕組みから身を守る防衛マニュアル] (有料記事リンク)



ホテル予約は、知ってるかどうかでだいぶ変わる。

航空券や現地の話も、別記事で書いていく予定なので、よかったらフォローしておいてもらえると嬉しい。

いいなと思ったら応援しよう!