アダルトチルドレンと向き合いながら、たくましく生きる | 自己肯定感を上げる方法
こんにちは。双子のトコトコ(姉、京大卒)です。
詳細は書きませんが、私たち双子はアダルトチルドレンです。アダルトチルドレンとは、不安定な家庭環境が原因で大人になっても生きづらさを感じている人のことです。
「東大や京大に入る人は恵まれている」というイメージを持たれている方が多いと思います。実際、大多数はそうなのですが、たまに私たちのような激レアさんもいます。
昔から自己肯定感が低いことに悩んでいました。当時はなぜ生きづらいのか分かりませんでした。
高校生の頃、ネットで「自信のつけ方」「自己肯定感の上げ方」を調べていたところ「アダルトチルドレン」という概念を知りました。
自分がアダルトチルドレンだと分かった時、関連する本を図書館で読みまくりました。
幼少期の愛情形成がどんなに大事と言われても、過去は変えられません。しかし、ネットや本には改善できると書いてあり、心からホッとした記憶があります。
メリットがなさそうなアダルトチルドレンですが、本当にそうなのでしょうか。
今までを振り返ると「アダルトチルドレンだからできたこと」がたくさんありました。せっかく持っているカード、たくましく生かそうじゃありませんか。
今回は、アダルトチルドレンの生かし方や克服方法を当事者目線でお送りします。この情報を必要としている人に届けば嬉しいです。
「トラウマは存在しない」なんて嘘だ
まず最初に、ノソノソ(双子の妹)に謝らなければいけないことがあります。「嫌われる勇気」で出てくるアドラー心理学では「トラウマは存在しない」と唱えられています。
当時ビジネス書を読み漁っていた意識高い系の私には、この説がとても新鮮で刺激的に思えました。ノソノソには「生きづらさを過去のせいにするな」と言ってきました。
しかし、今はトラウマは存在すると思っています。私はとある状況下に置かれると、フラッシュバックが起きて過呼吸になります。これをトラウマと呼ばずに何と呼ぶのでしょうか?
これは仮説ですが、心的外傷後ストレス障害 (PTSD)と呼ばれるような強いトラウマの場合は、存在しないなんて言えないんじゃないかと思います。
同じ時期に同じ環境を生き抜いてきた双子がいることで、お互いの傷を癒してきました。彼女が「私はトラウマはあると思う」と言ってくれたおかげで「トラウマはないはずなのに、なんで…」と自分を責め続けていた私は救われました。というわけで、ノソノソ、すまぬ!
アダルトチルドレンの生かし方
デメリットの裏にはメリットが必ずあるはずです。これはアダルトチルドレンだからこそだ、と思うものを挙げてみます。
爆発的な内なるエネルギーがある
双子がよく驚かれるのは、内なるエネルギー量の多さです。精力的に活動しているねと多くの人に言われます。東大京大に入ったり、サラッと会社員を辞めたりしていますが、それにも膨大なエネルギーが必要です。
これは「エネルギーが高くないと認めてもらえない・生きていけない」という観念を持っているからです。自分は何もしていないけど愛されている、なんて気を緩められたことがありません。
「今は裕福だけど貧乏な出身だった」という話をよく聞きませんか?それは逆境が人を強くするからです。負の状態から放出されるエネルギーには勢いがあります。
意図せずマイナスの位置からスタートしてしまったことは、今では強みだと感じています。
エネルギーが間違った方向(暴力や犯罪など)に向かわないのは、研究やビジネスなど適切なエネルギーの噴出先が見つかっているから、そして双子で見守り合っているからです。満ち満ちているエネルギーを人の役に立つことに使いたいと思っています。
果てしない向上心を持っている
自己肯定感が低いがゆえに、もっとやろう、もっと高みを目指そうという気持ちが人一倍あります。どんなに頑張っても承認欲求が満たされることがありません。
ついワーカホリックになってしまいますが、適切な休み方を身につけることで、意欲あふれる無敵状態になれます。この休み方については後述します。
人の弱みに寄り添える
最近はアダルトチルドレンとの付き合い方が分かってきましたが、未だにうまくいかないことがあります。傷つきやすかったり、人との距離感がつかめなかったり、やや完璧主義だったり…
ただ、自分がこのような人間的な弱みを持っているからこそ、人の弱さに寄り添えると感じています。
自己肯定感が高ければ強い言葉で人を魅了できるのでしょうが、私にはできません。人の弱みに寄り添える、優しくて強い存在になりたいと思っています。
アダルトチルドレンの克服方法
アダルトチルドレンとの付き合い方が上手になり、以前より生きやすくなったと感じています。アダルトチルドレンの克服に効果があったことを体験談ベースでお伝えします。
自分がアダルトチルドレンだと認識する
この記事をお読みになっているということは、アダルトチルドレンという概念を知っているということです。「自分はアダルトチルドレンかも」と気づけただけで大きな前進です。
小中高時代は、世の中はこんなに生きづらいものなのかと漠然と考えていましたが、言語化能力を身につけることによって、自分の状況を理解できるようになりました。
成功体験を重ねる(海外旅行、経済的自立など)
自分の力でできた!と思える経験を積んでいくことで、自己肯定感が上がっていきました。
私の場合、一番効果があったのは海外旅行です。初めての海外1人旅でニュージーランドに1ヶ月滞在した際、自分にも生き抜く力があることを実感しました。
洗濯機がなければお風呂で洗えばいい、傘がないなら大きな木の下に入ればいい、ブラシがないならゴミ箱から拾えばいい、鍵がないなら誰かが出てくるのを待ち伏せすればいい、調味料がないならお供え用の塩を拝借すればいい…。
ここまでやると、生き延びる方法をすぐに思いつく自分を認められるようになりました。
以前友達と海外旅行したことはありましたが、そこまで自信につながりませんでした。1人で行くことが大事なのだと思います。
そして何より、海外旅行で「自分には失うものは何もない」という最強の気づきを得られました。成功体験がほしい方は、まずは海外に行ってみるのもいいかもしれません。
信頼する、信頼される経験を積む
アダルトチルドレンは人を信頼することが苦手です。裏切られた過去があるためです。「人間全体を信用しない」と夏目漱石の小説のように思う気持ちも痛いほどわかります。
しかし、人から信頼されたいのであれば、こちらから先に信頼することも大事なのでは?と思うようになりました。「取らんと欲する者は先ず与えよ」の精神です。
たくさんの人と出会って面白いと思ったのは「純粋無垢に人を信頼できる人種がいる」ということです。アダルトチルドレン的には信じられないですよね。そのような人と深く関わることで、人を信頼する感覚を学んでいます。
家族、学校、会社以外の人間関係がない方は、第三のコミュニティに属すと人生が変わるくらいのインパクトがあります。私はオンラインコミュニティに入ったり、対面イベントに参加したりして人と会う機会を増やしてきました。
人と会うことには、自分を相対化できる、人に状況を言語化してもらえるといったメリットがあります。無理のない範囲で人に積極的に会いましょう。
自分を大事にする方法を覚える
ワーカホリックがちでしたが「適切に休憩を入れた方がパフォーマンスが高くなる」という意識を埋め込むことで、休むことに成功しました。エネルギーの持続可能性が求められるのは、なにも地球だけじゃないのです。
大学2回生の頃、恋情で超メンヘラになってしまった私は、「美味しいものを食べて自分を甘やかしてはダメだ」と思うようになりました。
日本にあるものは大抵美味しいので何も食べられなくなり、古くなった食べ物に手を出し始めましたが、「お前、マジで病院行け!!」という当時の彼氏の言葉を真に受けて精神科に通いました。(あの時はありがとう!)
それからは「美味しいものを食べるのは、自分の舌を鍛えるためだ」「いつか誰かに食べさせる料理の練習をしているんだ」と意識を変えることで、自分に美食の許可を出せるようになりました。
私の例は極端かもしれませんが、自分が納得できる許可の出し方をすることで、自分を大事にすることができています。心身がボロボロになってしまったら何もできなくなります。そうなる前に手を打ちましょう。
日にち薬
日にち薬という言葉をご存知でしょうか?月日の経過により、悲しみや苦しみが和らぐことを意味します。
この苦しさで死んでしまうのではないかと思えるようなことでも、時間が経つと和らぐものです。
私の場合、アダルトチルドレンには日にち薬が一番効きました。20年という月日で過去がセピア色になり、人生経験も積んで「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです(魔女の宅急便風)」と思えるようになった結果、ちゃっかり発信のネタにしています。
もし私が小学校時代の自分に声をかけるとしたら「20年後には傷は癒されているから、どうか生きてほしい」と伝えます。万能薬の日にち薬を常備しておくと、将来落ち込むことがあった時に役に立ちます。
最後に
今回アダルトチルドレンについて書こうと思ったのは、職場の人に貸してもらったこちらの本がきっかけです。
事実は小説よりも奇なりと唸ってしまうような、村井さんの壮絶な家族関係が書かれています。今は穏やかに暮らしているという事実は、私を心の底から救ってくれました。
自分の体験を語ることで救われる人がいるーーそう思ってこのnoteを書きました。
双子はアダルトチルドレンと向き合いながら、やりたいことを目一杯楽しむ充実した毎日を送っています。この発信で1人でも救うことができたら、これ以上の喜びはありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも双子をよろしくお願いいたします🐼
(この記事は執筆トコトコ、校正ノソノソでお送りしました)
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