見出し画像

東大京大卒の双子が語る【合格に一番必要だったもの】 〜読解力の上げ方〜

こんにちは。トコトコ(姉、京大卒)です。
今回は久しぶりに勉強系の記事です。

英才教育もなく、私立学校もなく、素晴らしい遺伝子もなかった双子が、なぜ東大京大に合格できたのか。
それはまぎれもなく読解力のおかげです。

小学校の頃は活字といえば、ちゃお(少女漫画)とかいけつゾロリくらいしか読みませんでした。
中学校に上がり、膨大な量の本と新聞を読み始めました。この時に偏差値38から75までメキメキと学力が上がったため、学力向上のきっかけは読書だったと信じています。

実家の本棚

読解力は学力の土台となります。設問の意図を正確に読み取る力がなければ、テストで点数を取ることはできません。これは文系理系に共通することです。私たちは物理化学受験のバリバリ理系ですが、国語と英語は得意科目でした。

今回は、読解力の上げ方について書きます。

勉強方法についてまとめた記事▼


AI時代にも読解力は必要なのか?

さて、読解力が必要なのはなんとなくわかるけど、それはお勉強の場面だけじゃない?今はAIが情報を処理してくれるから、読解力なんて要らなくない?と思った方もいるでしょう。

私は、AI時代こそ読解力がものを言うと考えています。

読解力とは、ただ文章を読む力ではありません。情報を正確に読み取り、必要なものだけを取捨選択し、自分の知識とミックスし、適切な形でアウトプットする一連の流れを意味します。

私は毎日AIと話しているのでわかります。彼らはそれっぽい答えを返してくれて、長文を書くのが超得意です。人間はついに全知全能の神を生み出してしまったのか…

しかし、彼らが出した膨大な文章を読み取り、情報の真偽を判断し、自分に必要な情報だけを抜き出して実行し、責任を取るのは私です。

AIがどんなに発達しようと、「判断」「行動」「責任」は人間の仕事として最後まで残るのではないかと思います。そのためには情報を読み取る力、つまり読解力が不可欠なのです。

読解力の上げ方

さて、ここからは読解力を上げた方法を、体験談をもとにお伝えします。

本が身近にある環境に身を置く/本屋に行ってみる

読解力を上げるために、最初のステップとして本がたくさんある場所に行ってみましょう。本屋、図書館、友達の家など。読む気がなくても、だんだんと本に興味が出てくるのではないかと思います。

中学生くらいの頃、母親がリビングに大きな本棚を設置したことで、本に親しみを感じることができました(なお、母親は本を読まないため、インテリア目的で本棚を買ったと予想)。なんとなく手に取って読んでみるのを繰り返していたら、自然と本をよく読むようになりました。

また、当時通っていた塾の廊下には本がずらっと並べられており、自由に借りていいシステムだったので、たくさん借りては読んでいました。勝手に新潮文庫の三角マークを切ってグッズ応募していたのは秘密です。

お出かけついでに本屋に行ってみるのもいいと思います。
おしゃれな本屋さん、蔦屋書店にはよくお世話になっています。旅先(奈良や高知)でも蔦屋書店に行っちゃうくらい。あの空間にいるだけで癒されます。

今住んでいる京都でいうと、河原町や岡崎公園にある蔦屋書店だけでなく、丸善書店 京都本店や、大垣書店 京都本店に行っています。あとは京大西部構内にある書籍コーナーにもよく出没します(変わり種の本があって面白い。どなたでも本の購入が可能です)。散歩の途中に古本屋に立ち寄ったりもします。

京都に本が溢れていることがわかったところで、次に進みます。

ボキャブラリーを増やす

読解力を上げるためには、まずは単語を知っている必要があります。私たちは中学生になってからボキャブラリーが一気に増えましたが、それに貢献したのはインプットとアウトプットの繰り返しです。

インプット:教科書や塾の国語の授業、漢字検定(以下漢検)
↑↓
アウトプット:本や新聞を読む、双子同士の会話

インプットに関しては、今振り返ると漢検が意外と役立ったなと思います。通っていた塾は漢検と提携を組んでいたのか、受験が推奨されており、中学1年生の頃から受けていました。

漢検のテキストには、漢字の読み書きやことわざ、四字熟語などがずらり。中学以降の語彙力は①漢字と②外来語だと思うので、①漢字は漢検でカバーできました。
「愛猫(あいびょう)」とか「一蓮托生(いちれんたくしょう)」って日常で使うの!?とやや憤りながら勉強していましたが、語彙を覚えると使われていることに気づいたりして、楽しく勉強していました。

また、漢検は試験があるため、時間にメリハリがついてモチベーションを保つことができました。テストなので正誤のフィードバックがあるのも嬉しいですね。

漢検で覚えた語彙を血肉に沁み込ませるためには、エピソード記憶が効果的でした。覚えたての言葉を本や新聞の中で見つけると、それだけで嬉しくなり、記憶に定着しやすくなります。同時に言葉の文脈内での使い方も覚えられます。

また、アウトプットに関しては、双子同士の会話の中でもそれとなく覚えたての語彙を使ったりして(「今アンニュイなんだよね」など)、日常の中で使うことを意識していました。

暗記術について語ったnote▼

わからない言葉は辞書を引く

本を読んでいてわからない単語が出てきたら、必ず辞書を引くようにしていました。学校や塾では電子辞書を使い、家では紙の辞書を愛用していました。調べたあとはメモ帳に単語や意味を書き出し、定期的に見直していました。

紙の辞書で調べた時は、同じページ内にある単語も一緒に見るようにしていました。暇さえあれば辞書を眺めている変な中学生でした。
双子で愛用していた紙の匂いとサイズ感が絶妙な国語辞典を紹介します。ときどきコラムもあって楽しいです▼

本や新聞を多読する

読解力を上げるためには、多読は必須です。文章をたくさん読み込む練習をするためです。

とはいえ、自分が興味を持てないものを読んでも楽しくないので、まずは図書館や本屋に行って、気になる本を手に取ってみましょう。雑誌や漫画、料理本でもいいと思います(雑誌って意外と文章量ありますよね。私は手芸本を内容を暗記するくらい読んでいました)。

私たち双子は、評論文の問題に出るという理由で新書を読んでいました。実家が飲食店で食べ物に興味があったため、食べ物系の新書を読んでいました。あとはテストでよく脳科学系が出ていたので「今ココ」「クオリア」が出てくる新書も読みました。

📚チョコレートの世界史

📚ジャガイモのきた道

新書以外には小説も結構読みました。Yonda?パンダのグッズ欲しさに、新潮文庫の100冊に大変お世話になりました。
自分たちが読みたい本はどんどん読みますが、読書感想文の課題図書などはさっぱり興味が持てませんでした…。読みたくもない本を読み、書きたくもない感想文を書くって地獄ですよね。やっぱり自分が読みたいものを楽しく読むのが一番です。

さらに、多読したい人に朗報です。
今はKindle Unlimitedで無限に本が読める時代になりました。Kindle Unlimitedとは、Amazonが運営する電子書籍の読み放題サービスです。最初の1〜数ヶ月は無料でお試しできますので、この機会にチャレンジしてもいいかもしれません(サブスクを継続しない場合は、解約を忘れずに)。

私はややベビーなKindleユーザーです。専用端末のKindle Paperwhiteを社会人1年目から愛用しています。ブルーライトを使っていないところ、ダークモードにできるところ、防水なところ、文字を大きく拡大できるのが気に入っています(文庫本の文字って小さすぎませんか?目がしょぼしょぼします)。

Kindle Paperwhiteのおかげで、大学時代は本を全く読んでいかなったのに、再び本を読むようになりました。読書で世界が広がったことを考えると、決して高くない投資だったと思います。

本を紙で読むか、電子書籍で読むかは意見が分かれるところではありますが、私は本によって変えています。レシピ本やエッセイ本、手元に置いておきたい本は紙で / ビジネス書や小説は電子書籍で、など。
兎にも角にも、読解力を上げるためには、紙も電子書籍も関係なく多読することが大切です。

中学時代には新聞も読み始めました。家族に頼んで2紙購読してもらい、同じニュースの読み比べなどをしていました。リベラルアーツが大事という意識は中学時代から持っていたため、学んだことを現実社会といかに繋げるかを意識していました。覚えたての単語が新聞で使われていたりすると、それだけで興奮しました。

速読しようとしない

速読は初期の学力形成期には必要ないと思っています。
なぜなら、文字の意味を調べながら、そして単語同士のつながりを意識して深く読むことで、文章の理解力が身に付くからです。気に入った文章を暗記するくらいの気持ちで読むと、文章を書く時にも役に立ちます(経験済み)。

私は速読の類はやったことがありませんが、膨大な文章を読んでいると自然と速く読めるようになります。無理にスピードを上げようとせず、自分にとって心地よいペースで読みましょう。

最近どんな本を読んでいるのか?

さて、読解力のおかげで京大に入った私ですが、最近はどんな本を読んでいるかというと、食べ物に関するエッセイを読みまくっています。本屋に行ったら料理本とエッセイコーナーに直行します。

📚 イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓

イギリスに興味があるので読みました。アガサクリスティーの本の紹介と、筆者の体験、さらにはお菓子のレシピが入り混じる贅沢な本です。永久保存決定。

シリーズも出ています。

📚 LAフード・ダイアリー

古本屋で見つけて購入。骨太な文章でアメリカの食について語られています。「カナダの自然食」の章の豊かな食卓描写が好きです。

📚 食記帖

料理家の食日記ですが、ただの日記と侮ることなかれ。言葉をこんなに綺麗に使う人は珍しい。思わず他の本も買ってしまいました。読むだけで料理をしたくなる不思議な本。

食べ物に関する新書を読み漁っていた中学時代と、何も変わっていません笑。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも双子をよろしくお願いいたします🐼
(この記事は執筆トコトコ、校正ノソノソでお送りしました)



気になるテーマや「こういう記事が読みたい!」という声があれば、ぜひ教えてください📮

取材、執筆などのお仕事の依頼はこちらまでお願いします▼
agriculture.twins@gmail.com

Twitterはこちら。記事の更新などをお知らせします▼
https://x.com/agri_2twins

トコトコがKindle出版しました▼


*リンクにはAmazonアソシエイトリンクを使用しています

いいなと思ったら応援しよう!

ノソノソとトコトコ|東大&京大卒の双子 最後までお読みいただきありがとうございました😊 チップをいただけると、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」に出てくる美しいサファイアが届けられた若い劇作家のように執筆がはかどります。 「これは誰か、熱烈なファンからのものだ。 これでnoteが完成できる!」