ドイツのスーパーで買ったおにぎり
せっかくドイツに来たのなら、おにぎりを食べなければならない
西の野鳥がそう謳っていたのを思い出し、私はPENNYへと足を運んだ
PENNYはドイツ人なら知らぬ者はおらぬという超有名スーパーである
日本のヤオコーといったところか
私の居住地から徒歩10分ほどの場所PENNYがあり、私は屡々シンボルエンカウントしている
まずは、PENNYの歩んできた歴史とその社会的、文化的影響について論じる
その後、待ちに待ったおにぎりタイムといこうではないか
(中略)

PENNYで買ったおにぎりを一度机に置き、観察する
30% billigerというわけのわからぬ文言のせいで何味のおにぎりであるかを判別することが不可能である
これ以上観察しても得られる物は無いと勘付いた私は、おにぎりの纏う透明なドレスを剥ぎ始めた

なるほど
一見普通のおにぎりのようであるが、どうも白米ではないらしい
パリパリの海苔がその謎を庇うかのように包み込んでいる
私たちがそこに入り込む余地は僅かすらも与えられていない
もしかすると
緋の眼は、
ワンピースは、
ゴールデンカムイは、
ここにあるのかもしれない
【実食!】

感想を次回予告風に書いていく
第一話「お米が周りと結合していて“個”として存在していない。ありのままの個性を潰す現代の教育現場のようである。協調性が何よりも重視され、子どもたちは自己表現も満足にできない。マヨネーズと照り焼きソースが混ざり合った味付けからは、“こういうのでいいんだろ”という開発者の浅はかな思考が透けて見える。実際いいのであるが。
総評 不味くもないが特別美味くもない。
わざわざ買いに行くような物ではない。
無人島に5000個好きなものを持ち込んでいい、と言われた時に頭によぎったら入れるかもしれない。
ドイツという地において海苔に包まれたおにぎりが食べられるというだけでも感謝しなければならない、と思わせる一品であった。」
打ち切り
【まとめ】
おにぎりくらい自分で作った方が良い

長距離索敵陣形の崩壊を示唆しているようであった
もしもあなたがこのおにぎりのファンならば、
この文章は読まない方がいいかもしれなかった
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